イベント・舞台挨拶

『バーフバリ エピック4K』来日舞台挨拶

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 登壇者:プラバース(バーフバリ役)、ショーブ・ヤーララガッダ(プロデューサー)

 血沸き肉躍る圧倒的な没入感で、全世界に“バーフバリ旋風”を巻き起こし、数々の新記録を樹立! さらに、さまざまなトレンドを産み出しインド映画を変えた史上最大の叙事詩『バーフバリ 伝説誕生』(15)と『バーフバリ 王の凱旋』(17)。『~伝説誕生』のインド公開から10年、『RRR』(22)の歴史的大ヒットの原点ともいうべきその2大傑作を、創造神S.S.ラージャマウリ監督自ら新たなコンセプトで再編集を実施。両<完全版>にも収録されなかった未公開シーンや新録ナレーションも加え、熱き血潮が全編を貫く1本の傑作として転生させた『バーフバリ エピック4K』が、12月12日(金)より2週間限定で日本公開決定! 本作の劇場公開はインド、アメリカ、そして日本の3ヵ国限定となる。

 日本公開を来週に控えた12月5日(金)、インド映画の《王》プラバースが悲願の初来日を果たし、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダとともに日本で初の舞台挨拶イベントに登壇した。イベントではS.S.ラージャマウリ監督からのサプライズメッセージも披露され、インド公開から10年、日本公開から8年という、長い年月この瞬間を待ち望んでいた日本の映画ファンにとって、まさにインド映画史上最もアツい一夜となった!

 インド映画界の王とも言うべきスーパースター、プラバースが悲願の初来日を果たしたこの日。会場は、来日を待ち侘びていたファンの熱気でいっぱい。主人公を称える劇中のセリフ「バーフバリ、万歳!」という意味のテルグ語「バーフバリ、ジャイホー!」のコールがこだまする中、ついにプラバースが姿を現すと客席からは割れんばかりの大歓声が沸き起こった。

 会場を見渡したプラバースは「皆さま、こんばんは」と日本語で挨拶。「マヒシュマティに栄光あれ!」と王そのものといった言葉をお見舞いし、ファンは大興奮。鳴り止まない歓声に感無量の面持ちを見せたプラバースは「感情の高ぶりを感じています。スペシャルな日です。この日を10年間、待ちました。監督やショーブさんから、日本の皆さんの熱い気持ちは伝え聞いていました。インド、日本、両方の国が自分の国のような気持ちです。やっと直接、自分の思いを皆さんに伝えることができました」と喜びをにじませ、「皆さん、愛しています」とにっこり。プロデューサーのショーブが「今回はプラバースさんと来ることができました」と目尻を下げると、会場は「ありがとう!」の大合唱となるなどファンもプラバース初来日への感激をあふれさせていた。

 三代に渡る壮絶な愛と復讐を描く本作で、国民から神と崇められた伝説の戦士バーフバリを圧倒的な存在感と説得力と共に演じ切ったプラバース。出演することになった経緯に話が及ぶと、プラバースは「ラージャマウリ監督から直接電話があった。王に関する話を映画化したいと思っていた監督が、私が適任ではないかと声をかけてくださった」と振り返った。続けて「非常に予算のかかる映画。通常のインド映画の30倍近い予算でした。でも、このクレイジーな方が、監督のアイデアを実現させるために制作をまとめ上げてくれた」とショーブを称賛すると、ショーブは「まさに王のように見える方」だとキャスティングの理由を吐露するなど、リスペクトし合う2人の様子に会場からも拍手が上がった。

 全2部作の完成までに、4年ほどかかっている本作。「2部作に分かれた作品に取り組むのは初めてだった」というプラバースは、「4年半ほど一つの作品に関わり、その間は他の作品には関わりませんでした。長い期間、一つの作品に集中できたことが、役作りに役立ちました。そしてこの役柄は、強力でかつ深みのあるキャラクター。非常にパワフルな監督が導いてくれたことが、最後まで集中力を保つことができた理由だと感じています」と魅力的なキャラクターを演じられたのも、監督のおかげだと感謝を口にしていた。

 『バーフバリ エピック4K』の制作経緯についての話となると、ショーブは「インドでの公開から10年を迎え、お祝いとして何かリリースしたいという気持ちが監督にあった。監督の『二つの作品を組み合わせて、一つの作品にしたらどうか』というアイデアが本作のスタート」と経緯を語り、「皆さんに『一つの作品を観た』と感じてもらえるよう、他では観られないような作品に感じてもらえるよう、編集に長い時間をかけました」と説明。プラバースは「この作品が出来上がるまで、約2年半。不安な気持ちもあった」と素直に告白しつつ、「これは大いなる実験とも言えます。幸いにも完成して、こうして日本に持ってこられて、皆さんに観てもらうことができる。報われた気持ちでいます」と大満足しているとのこと。「実は一つ、追加されているシーンもあります。それは皆さんにとって、新たな経験になると思います」と明かすと、会場からは期待するように「フー!」という声が上がっていた。

 終始、観客の熱烈な反応にうれしそうな笑顔を見せていたプラバースだが、ファン待望の初来日を彼自身も大いに楽しんでいる様子。すでに「渋谷のスクランブル交差点に行った」そうで、「これから東京もいろいろ見たいと思っています。監督から、日本についてたくさん情報を聞いてきました。滞在日数を10日間に延長したので、京都や奈良を含めてステキなところを訪れることを楽しみにしています」とたっぷりと満喫したいと語る。一方「何度も日本に来ている」というショーブは、「その間にも、日本の皆さんの愛がどんどん大きくなって、ファンの数も増えていることを感じています。来るたびに応援が盛り上がっているのを感じています」とうれしそうな表情を浮かべていた。

 本作の公開後、2人にとってもあらゆることが変化したという。ショーブは、「インドのみならず世界的に成功したことによって、日本やアメリカでもさまざまなインド映画が多く上映されるようになりました。『RRR』がアカデミー賞®を受賞したことも大きい。それによって、世界的にテルグ映画の関心が高まった」としみじみ。「変わっていないこともあります。それは情熱と、映画を作ることへの信念。インドの文化に根ざしながらも、世界中で受け入れられるような普遍的な作品を作るという思いは変わっていません」と熱を込めた。「『バーフバリ』によって国中で知られるようになり、それのみならず世界中の方が私のことを知ってくださった」と大きな変化があったというプラバースは「私のギャラも上がりました」とニヤリとして会場の笑いを誘いながら、「俳優人生において、一生に一度起きるか起きないかというようなすばらしい経験をすることができました。自分としては今でも学生時代の友人といつも一緒にいて。なんとかしたいなと思いながらも、変わらずにシャイなままです」と照れ笑いをのぞかせていた。

 また、イベント終盤にはS.S.ラージャマウリ監督からサプライズのメッセージも到着した! 直筆カードに書かれたメッセージには、「私は今まで4度、日本を訪れたが、その度に繰り返し同じ質問をされたんだ。『プラバースはいつ日本に来るの?』と。彼らがその願いを強く訴えれば訴えるほど、君に彼らの愛を体感してほしいと願ったんだ。そして君が彼らをどれほど大切に思っているかも、彼らに知ってほしいと思っていた。ついに、私のバーフバリが私の第二の故郷にやって来た。私が毎回日本の旅を満喫したのと同じくらい、君も日本を楽しんでくれることを願っている。日本の友人の皆さん、今回は新作の制作のために、来日叶いませんでした。皆さんとお会いできず残念ではありますが、代わりにショーブが我らの王を連れて行きますので、どうぞ温かく迎えて下さればと思います」という願いが綴られていた。

 すると「日本のことは、監督からたくさん聞いていたんです」とうなずきながら、「やっとこのように皆さんとお会いできた。この経験は、私の残りの人生においてもずっと忘れることのできない、一生忘れられない経験になりました。本当に皆さん、愛をありがとうございます」と改めて感激を伝えたプラバース。さらに「『バーフバリ』のユニバースはさらに大きくなっています。アニメーションも控えています」とアニメ化のプロジェクトに触れると、ショーブは「アニメーションと一緒に必ず戻ってきます」と宣言して会場も大盛り上がり。プラバースの温かなオーラと優しい笑顔を浴びた会場は、最後まで大きな拍手と熱狂に包まれていた。

公開表記

 配給:ツイン
 12月12日(金)より2週間限定全国公開

(オフィシャル素材提供)

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