作品紹介

『子猫の涙』

©2007「子猫の涙」製作委員会

イントロダクション

 昭和43年、メキシコ・オリンピックのボクシング・バンタム級で銅メダルを獲得した伝説のボクサー、森岡栄治。日本中を沸かせ、ボクシング最後のメダリストとなった彼の栄光と挫折の人生、そして彼を取り巻く家族との愛と絆を描いた『子猫の涙』。オリンピック後にプロに転向するも、網膜はく離により引退。さまざまな職を経てジムを開き、第二の人生のリングでも波乱に満ちた日々を生きた栄治。仕事は長く続かず、喧嘩っ早くて女好き。そんな愛すべきダメ親父の姿が、正義感あふれるおてんばな娘・治子の視線で綴られている。『子猫の涙』はひとりのボクサーの真実の物語であり、父の思いを知り、受け止めることで成長していく少女の物語でもある。

ストーリー

 1968年メキシコ・オリンピック、ボクシング・バンタム級の銅メダリスト森岡栄治(武田真治)。オリンピック後、プロに転向するも網膜はく離によって5年後に引退。定職に就かない父と家計を支えるためにスナックで働く母・和江(紺野まひる)の間に生まれた治子(藤本七海)は、父への反発からいじめも許さない正義感の強い女の子に育つ。そんな栄治を支えた栄治の姉(鈴木砂羽)は、「腐ってもオリンピック選手」と弟の栄光を誇りにしていた。
 あることをきっかけに栄治は、ヤクザの親分の世話になりボクシングジムの会長を務めることに。しかし、父の女遊びや破天荒な生き方に嫌気がさした和江は、子供たちを置いて家を出て行ってしまった……。
 入れ替わるように、父の愛人・裕子(広末涼子)が森岡家にやってくる。治子にとっては居心地の悪い日々。自分に降りかかる不幸はすべて父のせい、そんな治子に正面からぶつかってきたのは意外にも裕子だった――。

 (2007年、日本、上映時間:97分)

スタッフ&キャスト

 監督・脚本:森岡利行
 出演:武田真治、藤本七海、広末涼子、紺野まひる、山崎邦正、鈴木砂羽、喜味こいし、唐渡 亮、黒川芽以、宝生 舞、赤井英和ほか

ギャラリー

公開表記

 配給:トルネード・フィルム
 2008年1月26日(土) 新宿ガーデンシネマ、渋谷シネ・アミューズ、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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