作品紹介

『バグズ・ワールド』

©2006 Les Films du Reve/Cite Amerique/TF1 International/IRD/France 2 Cinema

イントロダクション

 目を凝らさなければ見ることのできない昆虫たちの小さな世界。だが、そこでは日夜、驚くほど壮大でドラマチックな物語が繰り広げられている。
『不都合な真実』や『ダーウィンの悪夢』、『ディープ・ブルー』や『アース』、『WATARIDORI』や『皇帝ペンギン』など、近年私たちを取り巻く環境や自然を地球規模のマクロな視点で捉えたドキュメンタリー作品が世界的に大きな話題となっているが、この『バグズ・ワールド』は、ミクロの世界にカメラを向け、昆虫たちの小さくも無限のバイタリティに満ちた驚異的な生態をリアルに観察することによって、命や自然の尊さを描く感動のネイチャー・ドキュメンタリー・ドラマ巨編である。
この映画の主役は、オオキノコシロアリ(学名:マクロテルメス・ベリコサス)とサスライアリ(学名:ドリルス・ニグリカンス)。要塞のような巨大な蟻塚に一大帝国を築くオオキノコシロアリと、集団で放浪しながら行く手にあるものを食い尽くす凶暴なサスライアリ。これは、その全く生態の違う2種の昆虫による激烈な死闘の記録である。

フィリップ・カルデロン監督 ©unifrance

ストーリー

 西アフリカの中央サバンナの奥地に数メートルにも及ぶ巨大なオオキノコシロアリの巣である蟻塚が点在している。それぞれの巣では一匹の女王アリを中心に数百万匹のシロアリたちが、秩序正しく管理された帝国を築き、外敵の攻撃を防ぐための完全防備態勢が敷かれている。
 その無敵の要塞に、獰猛で強力なサスライアリの軍団が迫っていた。その数、二千万匹。やがて始まる壮絶なる攻防戦、サスライアリの容赦なき攻撃はシロアリ軍の兵隊アリの守備をいとも簡単に撃破し、帝国は大混乱に陥る。果たしてシロアリの帝国はサスライアリの侵略を阻止することができるのだろうか!?

 (原題:La Citadelle Assiegee、2006年、フランス、上映時間:82分)

スタッフ&キャスト

 監督:フィリップ・カルデロン
 出演:オオキノコシロアリ、サスライアリ、ハゲワシ、カメレオンほか

ギャラリー

公開表記

 配給:エイペックスエンタテインメント/トルネード・フィルム
 2008年6月28日(土)より全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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