イントロダクション
映像クリエイター、雨宮慶太。『ゼイラム』(91)、『タオの月』(97)、「牙狼<GARO>」シリーズ(05~)などの監督としてのみならず、イラストレーター、キャラクターデザイナーとしても一作ごとに注目を集め、常に時代の先を行く独創的な世界観は海外のファンも魅了する。
そんな彼が今回モチーフに選んだのは、なんと日本古来の“妖怪”。ろくろっ首、ぬり壁、カラ傘、猫目など、誰もが知っている異形の存在を大胆不敵にビジュアル化。ただ、これらの持つどことなくユーモラスなイメージは払拭され、全く新しいキャラクターとして生まれ変わり、人々を戦慄させる。新しいけれどどこか懐かしい、美しくも恐ろしいモンスターたちと人間との戦いを描いたネオ・サイバー・ホラーが、この『ROKUROKU』である。
ストーリー
地味で真面目なOL・イズミ(中西美帆)は、ある日中学の同級生・ミカ(志保)とホテルのレストランで再会し、近々結婚するのだと知らされる。そんな時、イズミの元に母親(伊藤かずえ)から祖父の仁蔵(ミッキー・カーチス)がいなくなったという電話がかかってきた。
家へとひとまず帰ろうとするも、ホテルに閉じ込められ出口を求めてさまよい、「666」とナンバリングされた部屋に辿り着く。
そこには赤い着物を着た首の長い女、恐ろしい顔をした“ロクロク”(野本かりあ)が2人を待ち受けていた。
「ヤ…ク…ソ…ク…」
その顔を見たミカは子供の頃、この女と交わしたある“約束”を思い出す。
ミカがあの日女と交わした約束とは……。
(2014年、日本、上映時間:91分)
キャスト&スタッフ
原作・総監督:雨宮慶太
監督:山口雄大
出演:中西美帆、志保、野本かりあ、遠山景織子、いしだ壱成、マキタスポーツ、駿河太郎、仁科 貴、落合モトキ、朝倉えりか、岩佐真悠子、佐々木心音、妄想キャリブレーション、螢雪次朗、伊藤かずえ、ミッキー・カーチス
ギャラリー
予告編
公開表記
配給:キュー・テック
新宿 K’s cinemaにて公開中ほか、全国順次ロードショー!
(オフィシャル素材提供)