イベント・舞台挨拶

『明日にかける橋 1989年の想い出』完成披露試写会 舞台挨拶

©「明日にかける橋」フィルムパートナーズ

 太田隆文監督が、鈴木 杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田 明らを迎えて、全国的にも最大級の規模を誇る静岡県の袋井花火大会を舞台に制作した映画『明日にかける橋 1989年の想い出』の完成披露試写会が、6月5日(火)に開催された。

 本作は、主人公が、不況の現代からバブル最盛期の1989年にタイムスリップして、弟を亡くした交通事故を防ぎ、家族の幸せを取り戻そうとする、感動の青春・家族ムービー。日本が経済大国として君臨した時代と、不況が続く現代とを比較することで、日本人がバブルで得たものと失ったもの、本当に大切なものは何かを描いている。本作は、バブル最盛期の平成元年(1989年)からのみゆきの家族やその周りの人間たちの半生を描いているため、来年終わる“平成”を振り返るような内容にもなっている。

 ロケ地である静岡県遠州(西部)の、磐田市、袋井市、森町で昨年12月に開催された完成披露試写会には3000人弱もの観客が詰めかけ、12月28日の讀賣新聞には、「終盤、家族で本音をぶつけ合うシーンに感動した」という感想が掲載された。

 ロケ地となった静岡県・袋井での思い出について聞かれた鈴木は「町全体で映画を応援してくださいました。今まで経験ないぐらいに懇親会やバーベキューを開いていただき驚きました。休みの日には、さわやかのハンバーグを食べ、ららぽーを目指してたくさん歩きました」と満喫した様子を明らかにした。

 越後は「静岡は、新幹線で富士山を見るだけで、行くのは初めてでした。初めての芸能活動で不安もたくさんありました。毎朝、違う味の手作りのおにぎりを用意してくださってそれが楽しみでした」と笑顔で答えた。

 そんな越後が演じた高校生のみゆきのキャラクターについて、「尾崎 豊さんの曲を聴いている女の子」と監督は想定していたが、撮影前の打ち合わせで越後から「母親の影響で尾崎 豊さんのCDを聞いていた」ことを明かされ「マジ? 本物のみゆきじゃん」とキャスティングの奇跡に興奮したエピソードを披露した。さらに、撮影現場では鈴木も尾崎ファンであることが判明し、現場が盛り上がったことを振り返った。

 三度目の共演となる板尾創路について鈴木は「台本をいただいた時に、お父さん役は板尾さんがいいなと思っていたら実現した。板尾さんの存在感や空気感が大きな柱となって映画全体を支えてくださっているし、私の心を引き出してくれました」と語り、監督も「お寺の前で二人が話すシーンはすごくて、何も演技指導はしていないが、泣けるシーン・ベストワン」と絶賛した。

 最後に、越後は「家族や友達でもまっすぐな想いを伝えられないことは多い。相手の想いを少しでも感じて、過ごしてもらえれば」と語り、鈴木は「家族についての話なので、年齢性別問わず観ていただける映画。袋井の方々と映画の作り手の想いが多くの方に届けばいいなと思います。そして、袋井市のメロンは美味しいので、機会があればぜひ!」、とメッセージを送り、完成披露試写会は終了した。

公開表記

配給:渋谷プロダクション
2018年6月30日有楽町スバル座ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました