作品紹介

『ココロ、オドル』

 SSFF & ASIA 2015「ジャパン部門」優秀賞、LA映画フェスタ・コンペティション「ゴールデン・ジパング賞」を受賞した短編映画『こころ、おどる』の長編化作品。沖縄県慶良間諸島の美しい自然を背景に、不器用ながらも愛を求める3組の家族の物語を描いたオムニバス映画。

 監督は地元である沖縄で映画を撮り続ける岸本 司。

 物語の舞台となる満月荘のおばぁ役に吉田妙子、孫役に尚玄。外国人夫婦役にダニエル・ロペス、仲宗根梨乃。逃亡者役に仁科 貴、血の繋がらない親子役に加藤雅也、池間夏海。さらに沖縄県内で活躍中の俳優陣で制作されたメイドイン沖縄映画が誕生した。

ストーリー

 英語の通じない島の民宿に宿泊することになった外国人夫婦。罪を犯し、逃亡中にもかかわらず息子のために島に帰ってきた男。妻が浮気相手と共に島から出て行き、残されてしまった義理の父と娘。
 不器用ながらも愛を求める3組の家族。
 そのココロは、美しい慶良間諸島の自然と島の人々のチムググル(愛情)によってほぐされ、やがてココロが打ち解けていく。

第一話「夫婦になれない男と女」

 座間味島の民宿「満月荘」に、外国人カップルのメグ(仲宗根梨乃)とクリス(ダニエル・ロペス)がやってきた。
 日本語が通じない2人を、英語が通じない民宿のおばぁ(吉田妙子)と孫の雄飛(尚玄)が出迎える。話せない中でも意思の疎通をはかり、島に馴染もうとするメグに対し、終始不機嫌なクリス。互いにすれ違ったまま、島での日々を過ごすのだが、実はメグにはある秘密があった。

第二話「心の通じない親子」

 兄夫婦に息子(普久原ローサ)を任せ、5年も音沙汰のなかったヨシヤ(仁科 貴)が、恋人(赤嶺かなえ)を連れて帰ってきた。
 息子を引き取りたいと懇願するヨシヤだが、実は横領罪で追われる身であった。満月荘のおばぁと雄飛は、2人を温かく受け入れるのだが、放って置かれた息子や育ての親である兄夫婦は穏やかではいられない。人生をやり直したいヨシヤの願いは叶えられるのか。

第三話「家族になれない父と娘」

 サバニ職人の夏樹(加藤雅也)は、妻が不倫相手の竹一と島から出てしまい、娘(池間夏海)と2人だけの生活を始めることになる。しかし父と娘の距離は余りにも遠く、関係はギクシャクするばかり。
 そんな折、竹一がひとりだけ島に戻ってきた。そして娘の引き起こしたある事件のために夏樹は竹一と対峙することになる。

(2018年、日本・沖縄、上映時間:96分)

スタッフ

監督:岸本 司
プロデューサー:島袋武志、神山 繁
主演:尚玄
出演:仲宗根梨乃、仁科 貴、池間夏海、山城智二、吉田妙子、加藤雅也

オフィシャル・サイト

https://www.facebook.com/kokoroodorumov/(外部サイト)

公開表記

制作・配給:株式会社ファンファーレ・ジャパン
沖縄県那覇市桜坂劇場にて大ヒット中ほか 全国順次公開!
6月22日より、新宿K’s Cinemaにて公開ほか 全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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