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『わたし達はおとな』リアルな日常を切り取った場面写真8点解禁

©2022「わたし達はおとな」製作委員会

 20代の等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描いた映画『わたし達はおとな』が、2022年6月10日(金)に新宿武蔵野館ほか全国公開となる。監督は、「平成物語」(フジテレビ系)、「俺のスカート、どこ行った?」(2019年/日本テレビ)など話題のテレビドラマの脚本を手掛けるだけでなく、「きれいのくに」(2021年/NHK)では、第10回市川森一脚本賞を受賞、さらに自身が主宰する「劇団た組」で感性鋭い作品を発表し続けている、今最も注目を浴びている演出家・脚本家の加藤拓也。今作がオリジナル脚本による監督デビュー作となる。制作は、『勝手にふるえてろ』(17/大九明子監督)、『寝ても覚めても』(18/濱口竜介監督)、『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)、『本気のしるし』(20/深田晃司監督)を手掛けてきたメ~テレと、制作会社ダブ。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの第一弾公開作品として制作された。

 主演を務めるのは、瀨々敬久監督の『菊とギロチン』(18)で映画初主演を果たし、同年の『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)でもヒロインに抜擢され、第40回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など、その年の多くの映画賞を受賞し、その後、映画、TV、舞台、CMなど幅広い分野で活躍している女優・木竜麻生。そして近年、映画『his』(20/今泉力哉監督)や『佐々木、イン、マイマイン』(20/内山拓也監督)などに出演し、2021年には、『くれなずめ』(松居大悟監督)、『明日の食卓』(瀬々敬久監督)、『のさりの島』(山本起也監督)、『空白』(𠮷田恵輔監督)など4本の長編映画に出演し、唯一無二の存在感と比類なき演技力が評価され、第13回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞した藤原季節が、木竜演じる優実の恋人役・直哉をつとめる。さらに、菅野莉央、清水くるみ、 森田 想、桜田 通、山崎紘菜ら、加藤監督が信頼する若手俳優陣が集い、次世代の日本映画界を担う若き才能が集結した。

 この度、本作の場面写真一挙8点が解禁となった。今回解禁となったのは、木竜麻生演じる優実と藤原季節演じる直哉のリアルな日常を切り取った場面写真計7点。別の大学の演劇サークルに入っている知人から公演のチラシを作って欲しいと頼まれた優実は、そのサークルの演出を手掛ける直哉と出会う。少しずつ距離を縮めていく二人はデートを繰り返し、やがて直哉と優実は半同棲状態に。今回到着した画像では、二人が初めて出会った喫茶店での1シーンや、寝起きの一瞬、一緒に薬局で日用雑貨を買い物する、どこにでもあるリアルな日常風景を切り取った写真の数々が解禁となった。

 本作では、まるで付き合っている二人の日常を覗き見ているかのようなリアリティを徹底的に追求した恋愛映画となっており、解禁された場面写真でも、正面から二人を捉えたものが少なく、ある種の“覗き見”感が味わえる。近年、『花束みたいな恋をした』『ちょっと思い出しただけ』『明け方の若者たち』など、恋愛模様をリアルに描いたラブ・ストーリーがヒットを飛ばす中でも、本作は「圧倒的にリアリティのある日常」を極限まで追求した期待の1作だ。

 一方で、二人が向き合い深刻な様子を感じさせる1枚も到着。「圧倒的にリアリティのある日常」を極限まで追求し、二人の“生活”を生々しいまでに描いたが故、心を抉り、胸に突き刺さるシーンも数多く映し出される本作。まるで二人の生活を覗き見ているかのようなリアルな描写の連続は、優実と直哉を演じた木竜、藤原にも多大な影響を与え、情報解禁時のコメントでは、木竜が「あのアパートや道端、そしてそこのカフェ。あらゆるところにこの映画の中の人たちがいるんじゃないか……そんな気がしています」と明かし、藤原は「加藤監督の脚本や芝居は、基本は技術的な積み重ねの上に成り立っているが、最後には激しくエモーショナルな部分で戦うことを自然に求められる。それでいつもボロボロになるわけだが、『わたし達はおとな』ではそのボロボロ具合がいつもとは比にならなかった」と撮影を振り返っている。

 役者をボロボロにさせるほど、リアルにこだわり、極限まで生々しい人間らしさを追求した本作は、『花束みたいな恋をした』『ちょっと思い出しただけ』『明け方の若者たち』に続き、次に観るべき恋愛映画として期待度大だ。

 映画『わたし達はおとな』は6月10日(金)より公開予定。

(not) HEROINE moviesとは

 『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けたメ~テレと、制作会社ダブがタッグを組み、“へたくそだけど私らしく生きる”、等身大の女性のリアルをつむぐ映画シリーズであり、次世代を担う映画監督と俳優たちを組み合わせ、それぞれの感覚と才能を思う存分発揮できる場を生み出し、輩出するプロジェクト。
 何ドンもされない。
 胸キュンもしない。
 恋とか愛とか生きるとか自意識とか、考えすぎてこんがらがって。
 それでももがいて生きている“ヒロイン”になりきれない“ヒロイン”たちの物語。

(オフィシャル素材提供)

公開表記

配給:ラビットハウス
2022年6月10日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開

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