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『ある男』第79回ヴェネチア国際映画祭上映オフィシャル・リポート

©2022「ある男」製作委員会 ©KAZUKO WAKAYAMA

 第70回読売文学賞を受賞、累計28万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」を、『蜜蜂と遠雷』の石川 慶がメガホンをとり映画化。この度、第79回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門でのイベントが開催され、妻夫木聡、窪田正孝、石川 慶監督が参加した上映オフィシャル・リポートが到着した。

 会場となったSala DARSENA(ヴェネチア・リド島内)にて行われたプレミア上映。世界に先駆けて上映される本編を観るために駆け付けた1000名の観客で満席となった会場は、上映終了後5分に及ぶ、鳴りやまない拍手とスタンディングオベーションの熱気に包まれた。妻夫木聡、窪田正孝、石川 慶監督の3名は観客と一緒に本編を鑑賞。ずっとこの日を待ち望んでいたという妻夫木は「今日はありがとうございます。ここに来られて本当に嬉しいです」と英語で挨拶し場内を沸かせ、脚本を読んだ感想について「自分とは何者かと問い続けながら、役と向き合いました。弁護士という役どころなので、もちろんそういう勉強もしたのですが、今回は特に子どもとの時間を大事にしました。子どもの存在を通して、自分の生きている意味や仕事について鏡のように考えることができました。皆さんにとってこの映画が少しでも人生の道しるべになってくれたら嬉しく思います」と答えた。

©2022「ある男」製作委員会 ©KAZUKO WAKAYAMA

 ついで窪田は「本日はありがとうございました。観てくださる方の余白がなくならないように、情報を与えすぎないように演じました。自分の人生は自分だけのものですし、悔いのない人生を送ることができるように、背中を押してくれる作品だと思います」と述べた。最後に『愚行録』(17年)に続き、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門2度目の登壇となる石川監督は、“アイデンティティ”をなぜ今回のテーマにしようと思ったのかと問われ、「映画を作る時には、個々のアイデンディティをテーマにすることが多いのですが、一人の人間の良い部分も悪い部分も過去も、全部ひっくるめて愛せるのか、憎めるのかということを一度きちんと描いてみたいと思ったのがきっかけです」と述べた。公式行事終了後、妻夫木は映画祭に参加した感想について「映画と人が近いことに、映画への愛を感じた」と語り、窪田も石川監督も観客の反応に手ごたえを感じていた。

登壇者:妻夫木聡、窪田正孝、石川 慶監督

企画・配給:松竹
11月18日(金) 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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