イベント・舞台挨拶

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』完成披露試写会舞台挨拶

 ありそうでなかった「お仕事」と「タイムループ」をかけ合わせた、新感覚オフィス・タイムループ・ムービー『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(10月14日東京・大阪・名古屋で先行上映、10月28日より全国公開)。9月20日(火)に都内で行われた完成披露試写会には、主演の円井わん、マキタスポーツ、そして竹林 亮監督が登壇した。

 これが長編劇映画初監督の竹林監督。タイムループをテーマにしたのは、自身の所属する会社の上司が定期的に同じ内容のツイートをしていたこと。「これはタイムループしているぞ!」と仲間内で盛り上がったのがきっかけで「リアルな上司イジリから生まれたというか、ベースは実話」と笑わせつつ、「最初は1日の話にするはずが、社会人の生活のメタファーとして作り込むうちに1週間の繰り返しでなければいけないと思った。そうすると脚本が複雑化して準備も複雑化で大変に。短編の予定が長編になりました」とまさかの舞台裏を明かした。

 タイムループを部長に気づかせようと奮闘する仕事人間・吉川朱海役の円井は「感情や気持ちもループするので、脚本を読んだときに難しいと感じました。現場に行かないと分わからないと思ったし、どんなお芝居や演出をするのか現場に行くのが楽しみでした」と回想。部長役のマキタは脚本を読んだ感想について「正直……分からなかった。ループするストーリーの変遷は分わかるけれど、演じる上ではどういうふうになるのか現場に入らないと分からないぞと。それが第一印象」と告白。さらにマキタは舞台挨拶に緊張気味な竹林監督に対して「こんなに声の小さい人から撮影中にあんな暴力を振るわれるなんて……。僕なんて脱がされて身体検査もされて、厳しかった。今も涙が出そうです……(笑)」と100%ガセネタを口にして爆笑を取っていた。

 ただ「厳しい」はあながちガセではないようで「厳しいというか、しつこい! 監督の求める水準があって、僕は業者として毎テイク同じクオリティのものを納品しなければいけなかった。撮影中は量産型おじさんと化していましたが、僕だって生き物だからなかなか難しかった」と妥協しない竹林監督の演出スタイルに脱帽。これに竹林監督は「僕としては何も言わなくても凄い演技をしてくださって……ありがとうございますという感じでしたが……」と弱々しく感謝すると、マキタは「そんなしどろもどろにされたら僕が袖口で監督になにかしたように思われるでしょう!」と突っ込んでいた。

 完成した作品についてマキタは「二十歳の僕の娘がこの映画の面白さの匂いに感づいて『出ているらしいね?』と言ってきた。娘からそんなことを言われたのは初めての経験」とビックリ。主演の円井も「海外からの反響もある」と注目度の高さに喜び、竹林監督も「想像以上にみんなが楽しみにしていると感じています。劇場公開時にもその勢いのままたくさんの方に観てもらえたら嬉しい」と期待を込めていた。

 さらにマキタは撮影時の思い出として「弁当が美味しかった!」とロケ弁の創意工夫をあげて、「演者にとって弁当が美味しいのは重要です。普通ロケ弁というと茶色だけれど、この現場のロケ弁には色味があった。僕らのツヤツヤのお肌を見てほしい。僕らがテンションを切らすことなくタイムループを演じ切れたのは美味しいお弁当のお陰です」と違った角度の見どころをアピール。

 最後に主演の円井は「観た後にきっと背中を押されているのではないかと思います」とアピール。マキタは「ついに日本でタイムループものの傑作が生まれました。面白ことは確約します」と手応え。竹林監督は「上映時間82分と大変観やすい長さになっているのでお楽しみください」と劇場公開を心待ちにしていた。

公開表記

配給:PARCO
10.14(金) 東京・渋谷シネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマ先行公開! 10.28(金)より全国にて順次公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました