イベント・舞台挨拶

『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』公開記念イベント

©2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

 『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の公開を記念して、ビー・ジーズが歌う「メロディ・フェア」「若葉のころ」などが全編にフューチャーされた『小さな恋のメロディ』(1971)の特別上映がヒューマントラストシネマ渋谷で実施された。
 チケット発売後、即完売となった本イベント、公開当時からの熱烈な映画ファン、若い観客で場内が熱気に包まれた。上映終了後には、トレイシー・ハイドとマーク・レスターが揃って登場、満員の観客からサプライズの響めきが起こる中、舞台挨拶を行った。

 10月25日(火)、『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の公開を記念して、ビー・ジーズの歌が全編で流れる『小さな恋のメロディ』の特別上映&舞台挨拶が行われた。11歳の少年少女の初々しい初恋を描く青春ラブ・ストーリーでヒロインを務めたトレイシー・ハイドのみの登壇を予定していたが、サプライズ・ゲストとしてマーク・レスターもトレイシーへの花束を持って登場。会場はサプライズの響めきに包まれた。

51年ぶりに『小さな恋のメロディ』を日本で上映するイベントにあわせて来日され、こうやって日本のファンと出会えた感想は?

トレイシー:私の顔に浮かんでいる笑顔を見ればわかっていただけると思います。50年経って皆さんと顔を合わせてお話ができる機会に恵まれて大変幸せです。
マーク:こんなに歓迎していただいて温かく向けていただいて本当に感激しています。ありがとうございます。

『小さな恋のメロディ』といえば、すぐに映画でかかる音楽が頭に浮かびます。お二人が特にお好きな楽曲は?

トレイシー:「若葉のころ」です。私の父がすごく好きで、家族みんなで自分たちの曲みたいに大切にしていて思い入れがあります。
マーク:「メロディ・フェア」です。歌詞も旋律も美しい曲ですが、自分にとっては何よりもトレイシー・ハイドさんが演じたメロディという役のイメージとして心に刻まれています。特に『小さな恋のメロディ』の劇中で、メロディが金魚と遊んでいるシーンは、「メロディ・フェア」と重なっています。

©2020 Polygram Entertainment, LLC – All Rights Reserved.

日本ではこのタイミングでビー・ジーズの伝記映画も11月25日より公開となります。お二人が「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」を観てのご感想は?

トレイシー:悲しい物語だという印象が強かったんです。でもビー・ジーズについての情報もたくさん入っていて、これまで知らないことも知ることができました。映画の最初のほうでバリー・ギブが出てきて、「この作品は僕の思い出で、モーリスやロビンが生きていたら違う思い出を語ったと思う」というシーンがあるんですが、映画の中で、バリーが一人、音楽フェスに出演する場面を見て、結局彼はこうやって一人になってしまったんだなぁとしみじみ思いました。
マーク:大変素晴らしいドキュメンタリーです。トレイシーさんと同じくこれまで自分がビー・ジーズについて知らなかったことを学ことができて、でも最後は少し悲しい。3人の兄弟の性格とか、彼らの人格が絡み合って、ビー・ジーズというグループが出来上がったんだと感じました。

『小さな恋のメロディ』の頃は、まだお二人とも幼くて、好きなミュージシャンとしては認識されてなかったと思うのですが。

トレイシー:『小さな恋のメロディ』のサントラを決める時に音楽を聞かせられて、この曲どう思う?と言われたのですが、私が言ったことが音楽の決定に影響したとは思いません。ビー・ジーズが実際に『小さな恋のメロディ』の撮影中に会いに来てくれたこともあったんですけども、当時まだ11歳だったので彼がどのくらい偉大な存在だったのかも知らなくて、何年か経って初めてすごい人たちに音楽をつけてもらって、映画になったんだということが分かりました。
 『サタデー・ナイト・フィーバー』の曲も、当時イギリスのディスコでかかるとフロアがいっぱいになるくらいの人気でした。
マーク:元々、ビー・ジーズの大ファンです。初めて買ったレコードは彼らの「マサチューセッツ」でした。彼らのキャリアもずっと追いかけていましたので、ビー・ジーズの音楽とこうやって関われたことを光栄に思っています。

 トレイシー・ハイドとマーク・レスターは、熱烈なファンからからの満場の拍手に見送られて会場を後にした。

◆『小さな恋のメロディ』◆

 11歳の少年少女の初恋の行方を描き、日本では「ビー・ジーズ」によるテーマ曲「メロディ・フェア」と併せて大ヒットを記録した青春ラブ・ストーリー。
 ビー・ジーズが歌う「メロディ・フェア」「若葉のころ」などが全編に流れる『小さな恋のメロディ』は、1971年に製作されたイギリス映画。同年、日本公開されると当時の配収で2億円を記録し洋画作品の5位となる大ヒット。公開に合わせてシングル・カットされたビー・ジーズの「メロディ・フェア」は50万枚近いセールスを記録し、オリコン・ランキングで3位に輝いている。
 ある日の放課後、公立学校に通うダニエル(マーク・レスター)は、バレエの練習をするメロディ(トレイシー・ハイド)を見て心を奪われる。仲良しになったふたりは、悩みを打ち明けたり、授業をさぼって海に行ったり、互いに惹かれ合っていく。大人たちに反発しながら、内気だったダニエルがメロディと出会って成長していく。ふたりだけの約束に向かってトロッコを漕ぎ出すラストは映画史に残る名シーンとなっている。初々しい初恋を描く青春ラブ・ストーリーの傑作が、日本公開50周年(※昨年)を記念し、特別上映される。

©1971 Sagittarius Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

公開表記

配給:STAR CHANNEL MOVIES
11月25日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました