イベント・舞台挨拶

『愚か者のブルース』初日、翌19日公開記念舞台挨拶

©2022 by Yokonandes Film

 加藤雅也と横山雄二の共同企画によるストリップ劇場3部作の第二弾、映画『愚か者のブルース』が11月18日(金)に初日を迎え、初日当日と翌19日に舞台挨拶が実施された。
 18日(金)の夜は、本作で主人公を支えるピンサロ嬢を演じた熊切あさ美に加え、華麗なストリップ・ダンス・シーンを披露した佐々木心音、小原春香といった女性陣が集結し、女子トークさく裂!
 19日(土)の公開記念舞台挨拶には、主人公のヒモ男のダメぶりをリアルに演じた主演・加藤雅也を筆頭に、ストリップ嬢を演じた佐々木心音、ダンス・シーンを監修し、ストリップ劇場3部作の常連組とも言える矢沢ようこに加え、急遽熊切あさ美と小原春香が登壇し、メインキャストが勢揃いという豪華な舞台挨拶となった。そして、両日ともに広島での映画制作が続く監督の横山雄二がMCも担当した。

初日舞台挨拶

 俳優・加藤雅也と横山雄二の共同企画によるストリップ劇場3部作の第2弾『愚か者のブルース』が、11月18日(金)に初日を迎えた。同日には都内劇場で公開初日舞台挨拶が行われ、出演者の熊切あさ美、佐々木心音、小原春香、そして横山雄二監督が登壇した。

 満席で迎えた全国公開初日。元ピンサロ嬢を演じた熊切は「ピンサロ嬢経験はなかったので、撮影現場で監督からいろいろと教わってその場で勉強しました」と役作りを回想しながら「ピンサロ嬢ならいつでもできます! 流れもすべて身につきましたから」とリップサービス。
 ストリッパー役の佐々木は「キャラクターとしてはベテラン・ストリッパーという設定ですが、私自身はストリップ未経験という素晴らしく緊張する役柄をいただきました。でも劇場の方々が夜通し踊りの稽古をつけてくださったお陰で、幸せなステージを踏めたと思います」と手応えを明かした。
 元AKB48の小原もストリッパー役だが「オファーをいただいたときは“脱ぐ役”ということだったので『おっぱいは出せません!』と頑なに断りました」と当初は固辞したというも「おっぱいを出さないと役を受けられないのか……とションボリしましたが、無事に出演できました」と脱がずに役柄ゲットで大喜び。実際のストリップ劇場でダンスも披露し「おっぱいはダメでしたが、ステージで踊らせていただきました。AKB48のステージよりも緊張して震えました」と振り返った。
 今はなき広島第一劇場でロケを敢行。ストリップを初めて見たという熊切は「ストリップはただ裸で踊っている姿をお客さんに見せる職業かと思ったけれど、それだけではなかった。この映画を通して尊敬する職業だと思いました。私もストリッパー役をやりたかった」と意欲的で、佐々木から「次回は是非ストリッパー役で!」と期待されていた。
 映画の内容にちなんで、夢を追うダメ男はありか?なしか?議論も勃発。熊切は「これまで男性に貢いだことはないけれど、夢を語る人ってカッコいい。この人には自分しかいないと思って結局許しちゃう。ダメ男……いいかも」と容認派。一方、佐々木は「私は20代でダメ男を卒業しました!」ときっぱり断言し、小原も「夢を語るのはいいけれど、ちゃんとしてほしい!」と現実的だった。
 そんな現実的な小原だったが「深夜12時にストリップシーンの振り付けを練習していたら、横山監督が『お疲れ様』とお寿司を買ってきてくれました。それで頑張ることができた。本当に優しかったです」とほだされると、すかさず熊切から「え? 私はもらってない! そういうところで騙されるんだよ?」とクギを刺されていた。
 最後に横山監督は「今はなき広島第一劇場をお借りして、その最後の姿を撮ることができました。映画の役割の一つに、なくなった街の景色や風俗や文化を映し込むということがあります。観客の皆さんも共犯者のようなつもりで、この作品を応援してください」と呼び掛けていた。

登壇者:熊切あさ美、佐々木心音、小原春香、横山雄二監督

上映2日目

©2022 by Yokonandes Film

 俳優・加藤雅也と横山雄二の共同企画によるストリップ劇場3部作の第2弾『愚か者のブルース』が、11月18日(金)に初日を迎えた。翌19日(土)には都内劇場で公開記念舞台挨拶が行われ、主演の加藤雅也、共演の熊切あさ美、佐々木心音、小原春香、矢沢ようこ、そして横山雄二監督が登壇した。

 昨晩行われた初日舞台挨拶に続き、満席で迎えたこの日。司会を務めた横山監督は「鳴りやまない拍手! 皆さんもこの映画の共犯者になって応援してください!」と客席に向けて大ヒットを祈願。
 本作の製作総指揮および落ちぶれた映画監督・大根役の加藤は「この映画の舞台であり、先行公開した広島よりもお客さんが入っています。この作品は地方映画だと言われがちだけれど、これだけお客さんが入ればもはやメジャー映画と同じ」と手応え十分。ダメ男を演じたが「本当は大根をもっとダメ男にして、ストリッパー全員に手を出したほうが面白かった。こういうときこそ、ほかの作品では出来ないことをやりたかった」と次回作への課題として挙げていた。
 大根を支えるタマコ役の熊切は、役との共通点を聞かれると「ヒモ男と付き合ったことはないし、貢いだこともないけれど、夢を語っていた人はいたかも……。この人には自分しかいないと思うと離れられない。タマコの気持ちがすごく分かった」と共感。
 佐々木は加藤が演じた大根について「大根は確かにダメ男だけれど、加藤さんが演じるとカッコいい。ダメでカッコ良くて可愛いのは最高に沼る」とメロメロ。特訓の末にストリップに初挑戦したが、加藤からは「広島第一劇場の館長が『この子はトリを務めることができる!』と絶賛していました」と讃えられていた。
 加藤とのキス・シーンに挑んだ小原は「実はキス・シーンは初めて。台本を読んだときはビックリしました!」と打ち明けると、すかさず加藤が「後で無理やりキスされたとか言わないでね!」とジョークを飛ばし、熊切も「今は厳しい時代ですからねえ」と苦笑い。
 現役ストリッパーの矢沢は「改めてストリップは素晴らしいものだと思わされた。これまでストリップをやって来て良かったと思いました」としみじみしていた。
 最後に主演の加藤は「やはり続編をもう一本作ったほうがいい。ソフト化の際に単品で売るよりも、ボックス化にしたほうが売れる。広島3部作のトリロジー・ボックスを作りたい」とプロデューサーとしての顔を見せながら「広島を舞台に広島の人たちのために作った映画です。地方発の映画がもっと作られれば日本映画も面白くなるし、地方の活性化にも繋がる。地方には素晴らしい才能を持った人も多いので、そんな方々にもチャンスを与えることのできるプロジェクトになれば嬉しい」と期待を寄せていた。

登壇者:加藤雅也、熊切あさ美、佐々木心音、小原春香、矢沢ようこ、横山雄二監督

(オフィシャル素材提供)

公開表記

配給:アークエンタテインメント
11月18日(金)より池袋シネマ・ロサほか絶賛上映中!

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