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「AnimeJapan 2023」 Blue Stage「ネトフリアニメ スペシャルステージ」 イベント

製作・提供:Netflix

 エンターテイメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixは、今年で開催10周年を迎えた「AnimeJapan」に通算5度目の参加を果たした。会場内に設営されたNetflixブースにおいては【Netflix Anime Cross Junction】をテーマに現在・過去・未来、あらゆるジャンルのタイトルをさまざまなアクティビティや人気声優たちによるトークイベントを通して紹介し、Netflixならではの作品横断型の企画は多くのアニメ・ファンに特別な体験を提供。加えて、「ネトフリアニメ スペシャルステージ」においても『PLUTO』をはじめ『大奥』、『ヤキトリ』、『陰陽師』などのバラエティ豊かな作品の新情報を発表。今やNetflixで年間1億世帯以上が視聴するジャンルとなったアニメの勢いが2023年も止まらないことを確信させた。

 東京ビッグサイトにて10周年を迎えた「AnimeJapan」が開幕! 3/25(土)の同会場内「BLUE STAGE」にて「ネトフリアニメ スペシャルステージ」を実施。
 はじめに、ステージ上で新作タイトル2本が初公開。まず発表されたのがあの国民的作品の初アニメ化、Netflixシリーズ『大奥』(23年夏独占配信)。声優は宮野真守、松井恵理子、梶 裕貴、関 智一などが務めることも明かされた。続いてNetflixシリーズ『ヤキトリ』(23年5月独占配信)も発表され、オープニング・クレジット映像と音楽をケンイシイが務めることに加え、坂 泰斗、瀬戸麻沙美、武内駿輔、河西健吾、鬼頭明里、津田健次郎、高木 渉、稲田 徹といった豪華キャストおよび初音ミクの参加の決定も一挙に発表。そして、昨年制作が発表され、“安倍晴明”ブームを巻き起こした夢枕 獏の小説を初アニメ化した『陰陽師』(23年配信)からは、主人公・安倍晴明の相棒となる源 博雅のキャラクター設定も公開された。

 また、先日アニメ化が発表され、世界中の原作ファンから多くの注目を集めた『PLUTO』からも新着情報が。

 ステージには原作者の浦沢直樹をはじめ、監修を務めた手塚 眞、アトム役の日笠陽子、ウラン役の鈴木みのりが登壇! アニメ化発表後初となるイベントにて浦沢直樹がこの時代に「PLUTO」を届ける意義を語るなど、完成がより一層高まるトークが展開された。そして、浦沢直樹の描き下ろしとなる本作のティザービジュアルも初公開された!

 イベント冒頭、「Anime Japan 2023 ネトフリアニメ スペシャルムービー」が上映されイベントがキックオフ!
 イベントの前半パートでは、2023年に配信となる新作タイトルが発表された。
 まず『大奥』の制作発表にあわせ【配信時期(夏)/スタッフ&キャスト情報/場面写真】が公開された。

 よしながふみ原作、実写ドラマ化・映画化もされた“国民的作品”の初のアニメ化となる本作。監督は、「アルスラーン戦記」、「幽☆遊☆白書」、Netflix映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ』などの人気アニメを手がけてきた阿部記之が担当する。配信発表を受けて阿部監督は、「長く時間をかけて制作してきた作品がいよいよ世界中にお届けする日がやってきて、とても嬉しいです。今回、私も含め、多くのスタッフは原作が大好きで、それを最大限に尊重したつくりを目指しました。よしなが先生とも細かい表現や、映像の色合いなど、たくさんの意見交換させていただきました。大奥の美しさを、美術、そして着物の柄や質感などできるだけ丁寧に表現しておりますので、配信をぜひ楽しみにお待ちください」と原作へのリスペクトとともに、配信への期待を寄せた。
 さらに、宮野真守・松井恵理子・梶 裕貴・関 智一など、『大奥』の華麗なる世界を彩る超豪華声優陣も発表! 謎の疫病で男子の人口が急速に減少し、社会運営の根幹や権力が女性に完全に移った江戸――。解禁された場面写真では、原作漫画の繊細なタッチが再現された美しさを感じさせるが、果たして、誰もが知るおなじみの作品は、Netflixシリーズとしてどのような世界観・ストーリーに生まれ変わるのか……!?

 続いて『幼女戦記』で鮮烈デビューを飾った”気鋭のSF作家”カルロ・ゼンによるミリタリーSFノベルのアニメ化『ヤキトリ』。制作発表とともに公開されたのは【配信月(5月)/スタッフ&キャスト情報/オープニングクレジット映像/キーアート】。舞台は、巨大星間国家「商連」が支配する[未来の地球]。そこで暮らす主人公の青年・伊保津明はある日、商連の「調理師」パプキンにスカウトされ、惑星軌道歩兵部隊「ヤキトリ」に志願するが……。『ブライト:サムライソウル』のアレクトがアニメーション制作、監督には安保英樹、脚本を堺 三保、キャラクターデザインを山形厚史、自身初のアニメ音楽作品となるケンイシイが音楽を手がける。さらに、坂 泰斗、瀬戸麻沙美、武内駿輔、河西健吾、鬼頭明里、津田健次郎、高木 渉、稲田 徹といった豪華キャスト、また劇中で明たちをサポートする管制AI として、バーチャルシンガー『初音ミク』とのコラボレーションにより生まれた派生キャラクター“初音ミミ”が登場するなど、かつてないキャスティングにも注目だ。解禁されたオープニング・クレジット映像でも、精細に作り込まれた独創的でユニークな世界と、そこで繰り広げられる物語が待っていることが分かる。惑星中の“はみ出し者”とともに明が挑む、謎に満ちた冒険の行方は!?

オープニングクレジット映像:

 そして、昨年制作発表されシリーズ・ファンから話題を集めた『陰陽師』。夢枕 獏が1986年に発表して以降、“安倍晴明ブーム”を巻き起こした小説『陰陽師』の“初のアニメ化”となる本作からは【主人公・安倍晴明の相棒となる源 博雅のキャラクター設定画】が公開。物語の舞台は栄華を誇る平安京。都を騒がす鬼の謎を解き明かすため、人らしからぬ空気を身にまとった男、稀代の陰陽師・安倍晴明がその力を発揮する。デザインが解禁された博雅というキャラクターは、ひょんなことから、鬼の謎を晴明と共に解き明かす存在に。どこか浮世離れした晴明に振り回されつつ、情に熱くまっすぐな心は時に晴明すら驚かし、事件解決にひと役買うことも!? タイプの異なる平安凸凹バディの掛け合いに注目だ!

 3作品の紹介が終わり、会場も大きな盛り上がりを見せるなか、遂に後半の『PLUTO』パートがスタート!
 MCの呼び込みで、原作者の浦沢直樹と、本作の監修を務めた手塚 眞、さらにアトム役の日笠陽子、ウラン役の鈴木みのりが登場! 会場からは大きな拍手とともに歓声が上がった。

 登場後、浦沢は、「ついに今年配信となります。皆さんもワクワクしていると思いますが、僕のほうがワクワクしています。楽しみしていてください」とコメント、続いて、手塚は「今回は『PLUTO』の原作となりました『鉄腕アトム』の原作者:手塚治虫の遺族として来ました。本作には監修として関わっています。これからアニメ『PLUTO』の応援をしていきたいと思います」と挨拶した。続いて、日笠は「伝説のアトム、そして浦沢さんの原作に携われる二重の喜びと重みを噛み締めています。皆さんの前でお話ができることを嬉しく思っています」、鈴木は「偉大な作品の豪華なステージに豪華な出演者の皆さんと一緒に立てて緊張していますが、作品の魅力を伝えられたと思います」と挨拶した。

 MCより、アニメ化発表を受けての感想と『PLUTO』の原作となった『地上最大のロボット』に、はじめて触れた際の体験について聞かれた浦沢は、今でもその記憶が鮮明に残っているようで、「この企画は随分前から内緒でやってきました。言いたくて言いたくてしょうがなくて、やっと言って良いのかとホッとしました。5歳の頃に初めて原作を読んで、その時に心の中で全漫画の中で中央に鎮座するイメージがありました。幼いながらも なんという切ない話なんだろうと5歳の浦沢少年は思いました。その得体のしれない切なさみたいなものを一生かかって突き止めていくような感じがしております」と明かし、改めて手塚治虫の物語に隠された奥行きについて力説した。

また、日本初のTVアニメとして1963年に「鉄腕アトム」が放送され、そこから60年の時を経て『PLUTO』が日本、さらには世界へ配信されることへの今の心境を聞かれた手塚は「アトムの最初のTVからきっかり60年で『PLUTO』が生まれて、先日発表できたことに運命的なことを感じます。もともと『PLUTO』の漫画は2003年に浦沢さんがやろうとスタートしたのですが、そこから丁度20年経っています。本当にこの20年もずっと人気があって、しかもアニメ化されるというのは、紛れもなく名作だと思っています。おそらく父親も大変感謝していると思います。“俺の作品を風化させなかった、ありがとう浦沢君”と言っていると思います。最初浦沢さんから(漫画の)話があった時は、こちらも1年近く悩みました。ですが今日のことをその時に知っていれば、すぐにでもOKしていたと思います。そして、この20年何度もアニメ化の話があったのですが、今回1番良い形でできたのではないかと思います。楽しみにしております」と、『PLUTO』という作品が持つ力とその可能性について言及した。

続いて、物語の中で世界最高の人工知能を持つロボットであるアトムを演じた日笠はアトム役に決定したときの気持ちを聞かれると「オーディションに受かったと聞いた時は、嬉しさと驚き、意外と苦悩という感情が一緒にやってきました。というのもオーディション資料に浦沢先生のコメントが書いてあって、浦沢さんも『PLUTO』を書く時非常に苦悩したと、ただアニメーションを作る皆様にも一緒に苦悩してほしい、と書いてあって、その言葉がずっと心に残っていて、受かった瞬間に浦沢さんの言う苦悩の旅に出ていくのだと思いました。ものすごい覚悟で臨ませいただいております」とコメントし、また、アトムの妹・ウラン役を演じた鈴木も「同じくオーディション受ける時の資料に、皆様がこの作品にどれだけ時間と気持ちをかけているかということが10ページぐらいに渡って書かれていて、自分もこの作品に関われるのであれば、全身全霊を懸けて挑んでいくべきだと思いましたし、実際ウランを演じてから、元々人の痛みや感情がわかる子ですが、とはいえロボットなので人間しか分からないものもどこかにある、そのバランスを表現する際にかなり苦悩しました。悩んで悩んでキャラクターをつくっていったなという感覚があります」と想いをコメント。二人とも、喜びとともに苦悩が非常に大きかった様子をあらわにした。

 そして、浦沢自身が本作のために描き下ろしたティザービジュアルが解禁されると、その完成度の高さに会場からは驚嘆の声が上がった。ビジュアルには、主人公の刑事ロボット・ゲジヒトはじめ、アトム、エプシロン、ノース二号、ブランド、ヘラクレス、モンブランの7人の世界最高水準のロボットに加え、その背後に浮かび上がる巨大な影が描かれ、本編への期待がより一層高まる仕上がりに。ビジュアルについて、浦沢は、「久しぶりに描いたのですが、案外スラスラと出てきました。キャラ立ちがしっかりある方たちなので、自分からしっかり演技をしてくれたなと思います」と、コメント。また、初めてビジュアルを見た日笠は「私、アフレコの時、本当にこういう目をしていたと思います。この目になるぞと思って演じていたので、見てびっくりしました!」とコメントし、手塚も「マンガの時のアトムより凛々しくなっていると思います。アニメ版のアトムの顔になっていますね」と嬉しそうに話した。

 最後に、日笠は「オーディションを受ける時に、日笠家全員、浦沢先生のファンなので、『PLUTO』の初版を持っていて、兄からその原作本を預かって臨みました。『PLUTO』の話って、ロボットの中にある家族の物語でもあるんです。血が繋がっていなくても、家族としての感情だったり愛情だったり、そういうものに目を向けられるのではないかと思っています。兄からのパワーを受け取って、ウランのお兄ちゃんにさせてもらったなと思っています。そんな気持ちが作品に乗っていれば良いなと思います。全身全霊を込めて、感情を開放する気持ちで演じております。配信を楽しみに待っていてください」、鈴木は「まさか自分が手塚さん、浦沢さんの作品に関われることが夢のようで、緊張しているのですが、伝えたい気持ちはたくさんありますが、ウラン役としてこの作品に懸けてきた皆さんの想いを大切に、ウランと向き合い続け、挑み続けたお芝居ができているのではないかと思います。作品の配信を楽しみしていただき、配信された際には、どっぷり作品につかっていただければと思います」、手塚は「今こそ『PLUTO』を見る意義があるかと思います。世界では戦争が起きています。そしてさまざまな分断や差別が起きております。その中で、『PLUTO』を見ることがどれだけ大切なことか、この時代のためにできた作品かと思います。それを20年前に予見していた浦沢さんもすごいと思いますし、もちろん昔から言い続けていた手塚治虫の想いを受け止めて味わっていただきたいと思います」、浦沢は「手塚治虫さんは60年前に、この話を我々に提示してくれていました。そして60年たった今、世界はこのような状態になっていて、今も尚この作品が有効であるということだと思います。それが僕が原作から感じた巨大な切なさなのではないかと思います。手塚先生から僕が受け取ったバトンを今度は皆さんに受け取っていただきたいと思います。そういうことをしていかない限り、僕の抱える巨大な切なさは消えないと思います」と作品への想いと葛藤を吐露し、この時代にアニメで表現される『PLUTO』を届けることの意義を語り、イベントは幕を閉じた。


  3/25(土)、26(日)の2日間に渡って「AnimeJapan 2023」会場内のNetflixブースでは30を超えるタイトルを展示やトークイベントを通じて紹介する。そして今後、Netflixでは本日実施の「ネトフリアニメ スペシャルステージ」にてフォーカスした『PLUTO』のような大型タイトルを、確かな実績を持つ国内有数の制作スタジオと共に、本格的な映像化にさらに着手していく。

 登壇者:浦沢直樹、手塚眞、日笠陽子、鈴木みのり

作品情報

■Netflixシリーズ『PLUTO』2023年独占配信
■Netflixシリーズ『大奥』2023年夏独占配信
■Netflixシリーズ『ヤキトリ』2023年5月独占配信
■Netflixシリーズ『陰陽師』2023年独占配信

Netflix(ネットフリックス)について

 Netflixは、190以上の国や地域で2億1,400万人の有料メンバーが利用するエンターNetflixは、190以上の国や地域で2億3,100万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスの一つです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画、モバイル・ゲームなどを多くの言語で配信しています。好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただくことができ、いつでも料金プランを変更いただけます。

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(オフィシャル素材提供)

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