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アレクサンドル・ソクーロフ監督最新作『独裁者たちのとき』公開記念『太陽 デジタル・リマスター版』緊急特別上映&ソクーロフ監督オンラインQ&A緊急開催

これは、おとぎ話か悪夢か 嘲笑と陶酔の晩餐がいま始まる
黄泉の国からヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニが帰還する――

 鬼才アレクサンドル・ソクーロフ監督の最新作『独裁者たちのとき』(ユーロスペースにて公開中)の反響を受け。ソクーロフ監督の独裁者四部作の一本『太陽 デジタル・リマスター版』を5月6日(土)からユーロスペースで緊急特集上映することが決定した。
 『太陽』(2005年)は、ソクーロフ監督が昭和天皇を題材に、1945年終戦の年、8月15日前後の日々を描き出す問題作。天皇ヒロヒトをイッセー尾形が、本人の仕草を巧みに取り入れながら人間味あふれる人物として好演。昭和天皇の侍従長役を佐野史郎、皇后役を桃井かおりが演じている。空襲から逃れるため地下室で過ごす天皇ヒロヒトが終戦を決意する苦悩の日々をソクーロフ監督独特のセピア色の淡い画調で描く。2006年の日本初公開時には大ヒットを記録した本作、デジタルリマスター版での上映となる。
 また、4/29(土・祝)にはソクーロフ監督のオンラインQ&Aも急遽決定した。今なおロシアに留まりながら映画制作を続けるソクーロ監督の生の声が聞ける貴重な機会となる。

〈カンヌから拒絶された〉衝撃の問題作が姿を現す そしていま、20世紀の亡霊たちが世界を覆い尽くす

 深い霞に覆われた色のない廃墟の中で男たちが蠢いている。ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニなど第二次世界大戦時に世界を牛耳っていた独裁者たちだった。煉獄の晩餐が始まると、お互いの悪行を嘲笑、揶揄し、己の陶酔に浸っている。〈地獄〉のようなこの場所で〈天国〉へと続く扉が開くのを待っているのだった――。

“世界が驚愕した”鬼才ソクーロフによる誰も作り得なかったアーカイヴ映像による“おとぎ話”

 ロシアの鬼才ソクーロフがダンテの「神曲」を彷彿とさせる冥界を舞台に、過去のアーカイブ映像だけで、独特なデジタル・テクノロジーで作り上げた20世紀の独裁者たちの姿が、時には滑稽に、時には暴力的にそしてシュールに我々の生きる現代を貫き、未来を予言する。彼らのセリフもすべてが過去の手記や実際の発言の引用によってつくられ、死んだはずの4人の独裁者を、まさにアーカイヴから画面上に蘇らせた。
 期しくも、ロシアによるウクライナ侵攻の年に完成した本作は、物議を醸し出し、上映を予定していたカンヌ国際映画祭でのお披露目は中止になり、ロカルノ国際映画祭コンペ部門に出品され大きな話題となった。

『太陽 デジタル・リマスター版』渋谷ユーロスペースにて緊急特別上映決定!

 5月6日(土)~12日(金) 連日16:15(予定)

 2005年ベルリン国際映画祭正式出品
 2005年サンクトペテルブルク国際映画祭グランプリ他多数

 出演:イッセー尾形、佐野史郎、桃井かおり
 (2005年、露・伊・仏・スイス、上映時間:110分、デジタル・リマスター版)

 ソクーロフ監督が20世紀の権力者を描く4部作の第3作目。
 ソクーロフ監督が昭和天皇を題材に、1945年終戦の年、8月15日前後の日々を描き出す問題作。
 天皇ヒロヒトをイッセー尾形が、本人の仕草を巧みに取り入れながら人間味あふれる人物として好演。昭和天皇の侍従長役を佐野史郎、皇后役を桃井かおりが演じている。空襲から逃れるため地下室で過ごす天皇ヒロヒトが終戦を決意する苦悩の日々をソクーロフ監督独特のセピア色の淡い画調で描く。2006年の日本初公開時には大ヒットを記録した。

ロシアから登壇!アレクサンドル・ソクーロフ監督オンラインQ&A緊急決定!

 渋谷ユーロスペースにて
 4月29日(土・祝)『独裁者たちのとき』16:40の回上映終了後

公開表記

 配給:パンドラ
 ユーロスペースにて上映中、全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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