作品紹介

『炎上する君』

©LesPros entertainment

イントロダクション

 西加奈子の傑作短編小説をふくだももこ監督が、うらじぬの×ファーストサマーウイカで映画化。
 何度も現実に絶望する二人の女性が世にも奇っ怪な「炎上する男」を探すシスターフッド・ムービー。
 短編『父の結婚』(2015)を脚本・監督した後、『おいしい家族』(2019)、『君が世界のはじまり』(2020)、『ずっと独身でいるつもり?』(2021)とコンスタントに作品を発表し、2016年には小説『えん』ですばる文学賞を受賞するなど、多彩な才能を発揮するふくだももこ監督が「世界中でわたしが一番撮りたいと思っている」と言い切ったのが、一度見たら忘れられない個性的な風貌と確かな演技力で映画やドラマにも多数出演するうらじぬの。
 そして、うらじぬのが最も魅力的に映る物語として選ばれたのが作家・西加奈子が2010年に上梓した短編小説『炎上する君』。唯一無二の親友である梨田と浜中が、女を外見で判断する男を敵視し、知性によって安定した生活とキャリアを生きるところから始まる原作において、二人は徐々に冒険と解放を求めるようになる。そんな折に足元が燃えている「炎上する男」という不思議な存在の噂を聞きつけて……という原作の内容を、ふくだももこ監督が脚色し映画化。2022年現在にも通じる原作小説の先進性と普遍性を炙り出すシスターフッド・ムービーとなった。
 うらじぬの演じるおかっぱ頭の梨田の親友である浜中には、ファーストサマーウイカ。バラエティ番組でブレイクし、歌手、ラジオDJなどマルチな才能で存在感を放つ彼女は、近年ではドラマや映画でも凛とした出で立ち、端正な顔立ちと張りのある声で観客に強烈な印象を残している。
 物語のキー・パーソンとなる「炎上する男」はオーディションで選ばれた齊藤広大。梨田と浜中の行きつけの銭湯で働く少女・トモにはミスiD 2019グランプリの中井友望、その銭湯の常連客には南久松真奈、トモのバンドメンバーには大下ヒロト、中山求一郎、當山美智子、梨田と浜中がある行動をするきっかけとなる芸人に影山徹など、映画、演劇、ドラマで活躍する演技巧者が集まっている。
 梨田と浜中が脇毛を見せながら踊り狂う劇中歌にはゆっきゅんの「DIVA ME」。さらに、物語の余韻に寄り沿うエンディング・テーマには、同じくゆっきゅんの「NG」が起用されている。
 バンドメンバーの会話、お笑い芸人のネタ、ポケットティッシュに印字された広告、見て見ぬ振りをすることでやり過ごしてきた、しかし確実に誰かの心を抉る日々の現実。私たちはいつも傷付き、絶望している。けれど、私たちは唯一無二の親友だ。

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ストーリー

 高円寺の高架下。アップテンポなダンス・チューンに合わせ、おもむろに脇毛を見せながら踊り狂う二人の女性・梨田と浜中。彼女たちは唯一無二の親友である。
 高円寺の銭湯。「50代の男性と14歳の少女の真剣な恋愛」「政治家の女性蔑視発言」「医学部での女性受験者の一律減点」など、日々起こる女性への抑圧に二人は傷付き、憤る。
 ひょんなことから、二人は脇毛をたくわえ、ダンスをすることで自分たちを解放するようになる。誰のためでもない自分のために脇毛を生やし、晒す二人。
 そんなある日、高円寺周辺ばかりに出没する「炎上する男」の噂を聞きつけた浜中。噂はどうやら真実味を帯びており、二人は一度でも目にしたいと好奇心を頼りに探し回る。ぼうぼうと足が燃える男。その男は、一体何者なのだろうか――。

 (2023年、日本、上映時間:42分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:ふくだももこ
 原作:西加奈子「炎上する君」(角川文庫/KADOKAWA)
 劇中歌:ゆっきゅん『DIVA ME』
 エンディング曲:ゆっきゅん『NG』
 音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
 撮影:平見優子
 エグゼクティブプロデューサー:本間 憲
 企画・プロデュース:菊地陽介
 プロデューサー:柴原祐一
 制作プロダクション:ダブ
 製作:レプロエンタテインメント

ギャラリー

オフィシャル・サイト(外部サイト)

  Twitter:https://twitter.com/Enjyo_Movie(外部サイト)
 Instagram:https://www.instagram.com/You_Are_Lit_Movie/(外部サイト)

公開表記

 配給:レプロエンタテインメント
 2023年8月4日(金)から渋谷シネクイント他にて公開

(オフィシャル素材提供)

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