イベント・舞台挨拶

『僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。』東京公開記念舞台挨拶

©AX-ON (左より)宮川元和、金児憲史、酒井大地、原 愛音、泉谷しげる、本多繁勝監督

 富山県射水市で撮影された『僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。』(通称「僕ラー」)。
 5月26日(金)からの東京公開を記念し、27日(土)に劇場舞台挨拶を行い、酒井大地、原 愛音、宮川元和、金児憲史、泉谷しげる、本多繁勝監督が登壇した。

 はじめに、生まれが富山のMC・市來玲奈より「この映画は富山県でかなりバズってまして、おじいちゃんもおばあちゃんもとても喜んでいて、とても嬉しく思います。この面白さを東京、関東で広められたらと思います」と挨拶後、本作の登壇者を呼び込んだ。
 最初に、本間重勝監督より「『人生の約束』という僕の師匠の石橋 冠が監督した映画を富山県射水市で撮影した時の現場がすごく楽しかった。町にも友人が多くでき、もう1回ここで何かやりたいなと話しているうちに何年か経ち、2、3年前からやっぱり映画をやろうと。映画のなかで「出来ないこと考えるのではなく、やれることを考えろ」というセリフがありますが、やれることは何だろうと言っているうちに完成しました」。

 主人公のトオルを演じる酒井大地は「東京でも公開されて素直に嬉しい。アゲル役の宮川くんとヨシキ役の長徳くんとは、初めて会って2時間ぐらいで監督に銭湯(撮影で使われた「さんがの湯」)に連れて行ってもらい、それからすぐに仲良くなりました」と語った。
 続いて、トオルの幼なじみの同級生の花凛を演じた原 愛音は「(花凛は)3人がずっとワチャワチャしてる中で少し引いて見ているちょっと大人な印象があり、東京に出たいという将来を考えていて何か意志を持った心の強い子なんだろうなと感じていました。現場に入ってからも、この3人のリアルなワチャワチャがずっとあったので、本当に一歩引いた形でやることでリアルに見えるのではないかと思って演じていました」と話した。
 地元オーディションで抜擢されたアゲル役の宮川元和は「オーディションを受けてから監督から2週間ぐらいで、返事があると聞いていたのですが、オーディション最終日までに家族のもとへ一向に連絡がなく、正直落ちたのかなってずっと思ってたんです。最終日、僕の両親に電話がきて、実は僕、ちょうどコロナウイルスにかかってしまっていて自宅療養中だったんですけど、嬉しさで一気に回復しました」。
 生まれながらの射水の男、トオルの父・俊也を演じた金児憲史は「『人生の約束』から僕も参加させていただいてまして、富山は非常に良い縁を感じている場所なんですが、富山弁は難しくて、習得するために毎晩、町の人が集まる盛り場に行ったりして、皆さんの普段のお言葉を聞いてました」と話す。
 トオルの祖父・松蔵役の泉谷しげるは出演のきっかけに関して「温泉興味ないし、猫舌なんでラーメン興味ないし、まずこの映画には向いてないな、なんの冷やかしか、と(笑)。監督と会い、丁度、そのとき仕事がコロナで落ち着いていたし、富山にも行ってみたいし、未だにタイトルも覚えられない映画でびっくりしてしまってますが、それでも監督のこの笑顔でね、いけるかなと。ただまさか、あんなひどい目に遭うとは。途中で死ぬし、しかもね、あの町の笑いものになってるんですよ。みんな笑ってたじゃないですか、もう。一生の不覚でしたね。でも映画が完成してみるとね、“いいね”となってんだよね。目の肥えたお客さんの前でこのいいものを発表したいですね。そこで、皆さんから合格もらちゃったら、天狗になるんじゃねぞ!」と監督に向けて、茶目っ気たっぷりに話した。

 また本作では、主人公たちが「あなたの町の宝はなんですか?」と町の人たちにインタビューするシーンがあり、登壇者全員がそれぞれのご出身地の町の宝についてどう思うかを尋ねられた。
 酒井「地元が福井県でして、鯖江市で有名な眼鏡が町の宝ですね」。
 原「私は地元が福岡なのですが、皆さんご飯が美味しいっておっしゃってくださるんです。その中でもやっぱり屋台ですね。屋台が発祥した焼きラーメンも初めて食べたときに美味しかったです」。
 本作の撮影地富山県射水市在住の宮川は「景色と曳山祭だと思います。曳山祭は僕が生まれるもっともっと前から長い歴史を誇っているもので、この映画で見るのもいいんですけど、実際に見たらやっぱりその迫力だったり、町の男たちが、イヤサーイヤサーと活気がすごいので、ぜひ富山県に来て、生で曳山を見ていただきたいと思います」。
 金児は「役者をやっていますといろいろな土地に行く機会があり、第2の故郷と思える場所があって、それは射水市ももちろんそうですし、僕の地元の広島の福山もそうなんですけれど、やっぱり“おかえり”って言ってくれる人たちが宝かなって思います。自分が生まれたところだけじゃなく、そこに行って“おかえり”って言ってくれる人がいたらそこが故郷でいいのかなってと思ってます」。
 泉谷は「3歳までしか青森にいなくて、以降はずっと東京だったんです。地方に行きたいと思うのは、おそらく水が美味しいからじゃないかな。東京は水が美味しくないんですね(苦笑)。でも、だんだん良くなったんですよ。最近、ペットボトルの水を買わないで済むようになったんです。それくらい、レベルが上がったんです。馬鹿にされても、それを受けて努力してることが一番美しい宝物かな。そんな努力している東京が大好きですね」。
 本多監督は「僕は神奈川県小田原市が出身で、お城とか海も山もあってみんな宝なんですが、自分の宝って何だろうと思うと、やっぱり地元の仲間になっちゃうんですよ」とそれぞれに考える町の宝を語った。

 最後に本多監督より「この映画は、実際に出演している方も、作ってる方も、本当に地元の半分素人さんです。この映画を作るときに、何か懐かしい感じの画が撮りたい、また作るだけではなく、作る楽しさをもう1度味わいたいなと思ってスタートしました。それはいろいろな町の人たちの優しさから成り立ったものでした。例えば、うちに泊まればいいとか、ロケ場所で使用料としてお金を払っても受け取らず、無理やり置いていっても、クラウドファンディングにそのまま全額寄付してくれたり。またスタッフもみんな、全然映画を撮ったことのない人たちだったのに、最終的にはマイクの竿を振れるようになっていたり……。みんなの笑顔で作り終えた作品でした。それをやっと皆さんに観てもらえたこともすごく幸せです。そして映画は観て終わりではなく、それをみんなに語り継ぐのが、映画の楽しみ方だなと思っています。ぜひ、映画を観た後にみんなで話してくれたら嬉しいです」と語った。

 登壇者:酒井大地、原 愛音、宮川元和、金児憲史、泉谷しげる、本多繁勝監督
 MC:市來玲奈(日本テレビ アナウンサー)

公開表記

 配給:アークエンタテインメント
 5/19(金)~富山3館先行公開(TOHO シネマズ 高岡、TOHO シネマズ ファボーレ富山、J MAX THEATER とやま)
 5/26(金)~ユーロスペース、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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