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『市子』謎に包まれていた川辺市子の真実に迫る場面写真を一挙解禁

©2023 映画「市子」製作委員会

 杉咲 花主演の映画『市子』が2023年12月8日(金)に公開されることになった。
 本作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市⼦のために」が原作。観客から熱い支持を受け2度再演された⼈気の舞台を映画化する。
また本作は、10月4日から開催される第28回釜山国際映画祭のコンペティション部門のひとつ、ジソク部門に正式出品が決定、ワールドプレミア上映を予定している。

 痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲 花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を、凄まじい熱量で体現。「ものすごくシンパシーを抱いて、脚本を読み終えてすぐ『絶対にやりたい』と思いました」と出演を決めた意欲作。これまでも演技力に定評があった杉咲だが、その期待を遥かに超え、鑑賞したマスコミ関係者を圧倒。「女優としての本領発揮」「本作が代表作となるのは間違いない」と言わしめるほど圧巻の演技を披露、芝居を超えて役を生き抜く姿がスクリーンに映し出される。
 市子が3年間一緒に暮らしていた恋人の長谷川を演じるのは、若葉竜也。この重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知る過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切る。さらには、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉 悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳が名を連ね、彼女の知られざる人物像や過去を第三者の目線からも描き出していく。

 この度、謎に包まれていた川辺市子の真実に迫る、本作の場面写真を一挙解禁。
 ひとり残された恋人・長谷川が、刑事・後藤と市子の行方を追っていくと、彼女に関わってきた人物たちの数々の証言から、彼女の知られざる一面が次々と見えてゆき……。

 解禁された場面写真は、空虚な視線を宙に浮かべ、捉えどころない表情を見せる川辺市子(杉咲 花)の姿と、高校時代の北(森永悠希)が市子を意味深に見つめる表情、プロポーズの翌日に失踪した彼女の行方を追い、恋人の長谷川(若葉竜也)と刑事の後藤(宇野祥平)がこれまで市子に関わってきた人物たちを訪ね、聞き込みをしていく様子を捉えた7点。

 3年間一緒に暮らしてきた恋人・長谷川からのプロポーズに、涙をこぼし喜ぶ市子。しかし、誰の目にも幸せに見えた彼女は、その翌日に忽然と姿を消す。途方に暮れる長谷川が失踪届を出すと、現れた刑事・後藤から思いもよらぬ事実を聞かされる。「川辺市子さん。この女性、存在せえへんのですよ」――。

困惑する長谷川は、後藤とともに市子の行方を追っていくうちに、彼女の半生を辿っていくことに。
同じ団地で育った幼馴染・さつき(大浦千佳)、市子に好意を寄せていた高校時代の同級生・北(森永悠希)、新聞配達をしながら同じ下宿で生活していたかつての同僚・キキ(中田青渚)など、これまで彼女と関わりのあった人物たちを訪ねてゆくと、知られざる彼女の過去が徐々に明らかになってゆく。
「同い年だと思っていたのに違ったみたいで。年齢、嘘付いてたと思うんですよね」と語るさつきは、鮮烈に焼き付いた幼少の記憶を手繰り寄せる。市子を新聞配達に誘ったキキは、彼女に声をかけた時のことを思い出し「市子ちゃん、ホームレスみたいに夜中に毎日ウロウロしてたんです」と打ち明ける。「川辺、突然いなくなってしまって…。」高校時代、市子に片思いをしていた北の自宅に押しかけると、彼は何か隠している様子も…。数々の証言を組み合わせることで浮かび上がってきたのは、彼女の底知れない人物象と誰も想像し得なかった切なくも衝撃的な真実だった。

名前を変え、年齢を偽り、社会から逃れるように生きてきた川辺市子は、なぜそのような人生を歩まなければならなかったのか。そして、幸せな暮らしを捨てででも、彼女が手に入れたかったものとは――。
観客は、恋人の長谷川とともに、次々に明かされる彼女の真実に思わず息を呑む。
「すべては、生き抜くために。」――ひとりの女性の生き様と魂の叫びが心に突き刺さる、唯一無二の衝撃作をぜひ
スクリーンで味わってほしい。

公開表記

 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
 12月8日(金) テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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