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映画『月』第28回釜山国際映画祭オープニングセレモニー レッドカーペット

©2023『月』製作委員会

 辺見 庸の小説「月」を原作に、脚本・監督に石井裕也、主演に宮沢りえ、共演にはオダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった布陣で製作した映画『月』。この度、10月4日~13日で開催される第28回釜山国際映画祭、ジソク部門(Jiseok部門)にて出品が決定し、10月4日(水)に実施されたオープニングレッドカーペットイベントに、宮沢りえ、石井裕也監督が参加した。

 10月4日(水)、釜山国際映画祭のオープニングイベントが行われた。会場は5,000人のアジア最大規模の会場のキャパシティを埋め尽くす人々で埋まり、大盛況のオープニングとなった。
 コロナ明けからは2回目の開催となる今年は、日本からのゲストも多く来韓しており、宮沢りえ、杉咲 花、田中麗奈ほか華やかな女優陣たちが参加。

 映画祭のナビゲーターとして韓国のスター、『パラサイト半地下の家族』『ベイビー・ブローカー』のソン・ガンホが登壇し、レッドカーペット上では石井裕也監督、宮沢りえらとも握手を交わし、観客に大きくアピールをした。他、中国の至宝ファン・ビンビン、そして中国のスター俳優、チョウ・ユンファらも参加し、華やかな映画祭のスタートとなった。

 初めて釜山国際映画祭に参加した宮沢りえは、レッドカーペットを歩く前に「まだホテルの周りしか見られておりませんが、空港からホテルに着くまで文化的な伝統ある風景と、近代的なビルが混在していてとてもエネルギッシュな街だと思いました。あと、参鶏湯が美味しかったです(笑)」と初の映画祭への期待を覗かせた。さらに、釜山映画祭は10年ぶりという石井裕也監督は「釜山に来るときはいつも気分が高揚するので、今回も楽しみにしています」とコメント。

 また、主人公を演じる上で宮沢は、「洋子(宮沢が演じた役)が持っているさまざまな葛藤から逃げ出さずに、向き合い続けるということにとてもエネルギーが必要でしたし、時々逃げ出したくなることもありましたが、精神力を保つことが一番大変でした。でも監督のエネルギー、スタッフの誠実さ、そして頼もしいキャストの皆さんに支えられて逃げ出さずにこられたと思います」と作品に対する道のりを語った。

 さらに、石井監督はこの題材を映画化することについて「チャレンジングな題材だということは分かっていたので、怖いという思いが先行しましたが、同時にこれはどうしても自分がやらなければならない映画だということは確信しました」と覚悟を持って作品に挑んだことを明かした。

 さらに、出演した俳優に関しても監督は、「名実ともにトップの俳優の方々が覚悟を持って集まってくださいましたし、その上この映画をやり遂げるという強い思いと覚悟を持って挑んでくださったので、爽雨方々の競演はとても見応えがありましたし、現場では幸せな思いをずっと持っていました」と語った。

 登壇者:宮沢りえ、石井裕也監督

ジソク部門とは

 本作がノミネートされたジソク部門(Jiseok部門)は、2017年から設定されていたキム・ジソク賞を独立させ昨年新設された部門で、新人をのぞけば唯一のコンペティション部門となる。本年は10本の作品の中から最大2作品にキム・ジソク賞が送られる。『羊の木』(吉田大八監督)『義足のボクサー』(ブリランテ・メンドーサ監督)がキム・ジソク賞を受賞している。授賞式は10月13日を予定している。

公開表記

 配給:スターサンズ
 10/13(金) 新宿バルト9、ユーロスペース他全国公開決定!

(オフィシャル素材提供)

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