作品紹介

『コット、はじまりの夏』

© Inscéal 2022

イントロダクション

 第72回ベルリン国際映画祭でグランプリ受賞(国際ジェネレーション部門 Kplus)、第95回アカデミー賞🄬でアイルランド語映画としては初の国際長編映画賞ノミネートをはじめ、世界の映画賞で42受賞、60超ノミネートの快挙を果たした『コット、はじまりの夏』。1981年、アイルランドの田舎を舞台に、9歳の少女コットの成長とはじまりを描いた本作は、アイルランド語映画としては歴代最高の興行収入を記録したほか、海外最大の映画評サイトRotten Tomatoesでは97%フレッシュ(※2023.11.9時点)という高い評価を記録し、多くの映画人や映画ファンを魅了。さらに『わたしは最悪』、『燃ゆる女の肖像』、『パラサイト 半地下の家族』など若く作家性の強い才能をいくつも世に送り出して来た、今最も注目の新進気鋭のスタジオ、NEONが北米配給権を獲得し、世界中に深い感動を与えている。
 監督を務めるのは、これが長編劇映画デビューとなるコルム・バレード。これまでドキュメンタリー作品を中心に子どもの視点や家族の絆を誠実に映し出し、数々の賞を受賞してきた。本作でもその手腕を十分に発揮しており、大家族に生まれ学校でも家族の中でも孤独に過ごすコットが、キンセラ夫婦との生活の中で初めて触れた深い愛情、自己を解放し成長していく姿を静かながらも丁寧に描き切っている。

 少女の心情に寄り添うことで、希望で満たされると同時に、私たちの胸を強く打つ感動の物語として誕生したこのデビュー作は、IFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)で10ノミネート7部門受賞に輝いたほか、監督自身も各国で14の賞を受賞、33ノミネートの快挙を果たした。
 主人公で9歳の少女・コットを演じるのは、観る人の心をつかんで離さない存在感と、圧倒的透明感を放つキャサリン・クリンチ。主人公コットが抱えてきた諦観と、生きる喜びにあふれていくさまを、本作が映画デビューとは思えない繊細な演技で見事に表現しきっている。

 さらにすべてのカットが完璧に計算された緑豊かな田舎の美しさ、木々の間からのぞく陽の光のあたたかさ。少女を優しく包み込むような、それらすべての映像美が彼女の心象風景を絶妙に表現しており、スクリーンでの彼女から一瞬も目が離すことのできない、宝物のような時間を私たちに体験させてくれる。

© Inscéal 2022

ストーリー

 1981年、アイルランドの田舎町。
 大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、夏休みを親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと一緒に子牛の世話をしたり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごすうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場で、本当の家族のようにかけがえのない時間を重ねていく中で、コットはこれまで経験したことのなかった生きる喜びを実感し、やがて自分の居場所を見つけていく――。

 (原題:An Cailín Ciúin/英題:The Quiet Girl、2022年、アイルランド、上映時間:95分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:コルム・バレード
 プロデューサー:クリオナ・ニ・クルーリー
 撮影:ケイト・マッカラ
 音楽:スティーブン・レニックス
 出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック

 後援:駐日アイルランド大使館

ギャラリー

予告編

 公式X:https://twitter.com/cait_movie(外部サイト)
 ハッシュタグ:#コットはじまりの夏
 公式Instagram:https://www.instagram.com/cait_movie(外部サイト)

公開表記

 配給:フラッグ
 2024年1月26日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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