『６５８ｋｍ、陽子の旅』第17回アジア・フィルム・アワード菊地凛子主演女優賞ノミネート

　昨年６月に開催された第25回上海国際映画祭コンペティション部門で最優秀作品賞、最優秀女優賞、最優秀脚本賞に輝き、７月28日に日本公開された熊切和嘉監督による菊地凛子初の邦画単独主演作である、『６５８ｋｍ、陽子の旅』が、本年３月10日(日)に、香港で開催されるアジア・フィルム・アワードで主演女優賞にノミネートされることが決定した。
　アジア・フィルム・アワード（AFAAFA）は、東京国際映画祭（TIFFTIFF）が香港国際映画祭、釜山国際映画祭と、ともに共催するアジア全域版アカデミー賞で、AFAの授賞式は、2020年、2021年と、コロナ禍の２年、オンラインそしてリアルで韓国・釜山で開催されていたが、昨年４年ぶりに香港に戻り、トニー・レオンやサモ・ハンが参加し、大規模で豪華なレッドカーペットと授賞式が開催され、『ドライブ・マイ・カー』（濱口竜介監督）が、最優秀作品賞、編集賞、音楽賞を受賞。『エゴイスト』で宮沢氷魚が最優秀助演男優賞、是枝裕和監督が韓国作品『ベイビー・ブローカー』で最優秀監督賞、主演女優賞は『別れる決心』のタン・ウェイが受賞した。
　３月10日(日)に香港で行われる授賞式には菊地凛子本人の渡航を予定している。