イベント・舞台挨拶

『ある閉ざされた雪の山荘で』大ヒット御礼舞台挨拶

©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社

 著作の国内累計発行部数が1億部を突破した東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が重岡大毅主演で実写映画化。1月12日(金)より大ヒット公開中!
 2月1日(木)時点で、興行収入は611,570,250円、動員数は436,203名を記録している。

 2月2日(金)、大ヒット御礼舞台挨拶が実施された。本作で主人公を演じた重岡大毅の他、岡山天音、西野七瀬、戸塚純貴、飯塚 健監督が登壇。当初登壇予定だった間宮祥太朗は体調不良のため残念ながら欠席となったが、公開から間もなく1ヵ月を迎える中、大ヒットを受けての心境やそれぞれの周りの反響、更に、二重三重にトリックが張り巡らされた本作の見どころや、撮影から足掛け1年以上共に過ごしてきた今だからこそ言えることや直してほしいことなど、ここでしか聞くことのできない話をたっぷり語った。

 1月12日(金)に公開され、既に興行収入は6億円を突破している本作だが、重岡は“大ヒット”と冠した舞台挨拶が行われることに「嬉しいわぁ。本当に皆さんのおかげです。ありがとうございます。この仕事をさせてもらっていると“大ヒット”という言葉はムッチャ嬉しいです」と満面の笑みを浮かべ、観客への感謝の言葉を口にする。
 「WEST.」のメンバーも既に劇場で鑑賞してくれたそうで、重岡は「濱ちゃん(濵田崇裕)と小瀧(望)が一緒に(劇場に)行ってくれたみたいで、最近、あの人らはインスタを始めて、インスタラブみたいなことをして(映画のことを)話してくれたみたいです。僕は見てないんですけど…」と照れくさそうに明かしてくれた。

 この日は、登壇予定だった間宮祥太朗が体調不良で残念ながら欠席となったが、間宮からはメッセージが届いており、MCが代読。欠席を詫びると共に「この映画をたくさんの方が観てくださり、話題にしてくださり、ヒットしていること、とても嬉しく思います。これからもさらに多くの人に広がることを祈っております!!」とコメントを寄せ、重岡は「粋なヤツやなぁ。カッコいいなぁ」と微笑み「祥太朗、ありがとう!」と嬉しそう。

 周囲の反響については、西野も「友達から連絡があって『最近観た映画で一番面白かった。映像とお芝居がすごかった』という言葉をいただいたし、いま、撮影している現場のスタッフさんも撮休の日に観に行ってくれたみたいです」と語る。

 岡山は「僕は日常、あまり人から話しかけられないので……」と漏らしつつ「母親が大絶賛です」とニヤリ。重岡の「友達は?」という問いに再び「母親が大絶賛です(笑)」と返し、既に母親が3回も劇場に足を運び、絶賛していたと明かした。

 戸塚も「メイクさんとか、いつも仕事で一緒の方々が『すっごく面白かった』と言ってたし『(観客が)たくさんいた』とも言ってて、すごく嬉しかったです」と笑顔を見せた。

 ちなみに、キャスト陣の中では、いつもは間宮が全体をしっかりとまとめる役となっていたようで、その間宮が不在とあって、重岡、岡山、戸塚らの自由奔放な振る舞いがいつもよりも増しているよう……? 特に岡山と戸塚は、壇上でキャッキャとイチャついたり、マイクを通さずにボソッと小声で重岡の言葉につっこむなど、やりたい放題。「祥太朗がいないからキャパオーバー(苦笑)」(重岡)、「間宮さんがいないから空気がゆるい(笑)」(西野)という声も……。

 また、本作を一度のみならず、二度、三度と重ねて鑑賞する現象は“追い閉ざ雪”と呼ばれ、じわじわと広まっているが、このネーミングについて、重岡は「たくさん観てくれる方がすごく多いので、宣伝部の方と話してて、“追い閉ざ雪”と言うか、“おかわり閉ざ雪”と言うか、どうしましょう?というプチ会議がありまして、“追い閉ざ雪”になりました」と舞台裏を明かす。
 この日の客席にも、5回以上、10回以上、さらには15回以上も“追い閉ざ雪”をしたというツワモノの存在もおり、これには重岡も驚嘆! 「すごいやん! もうこっち(=舞台上)に上がってきなよ(笑)!」と驚きながら称えていた。

 そんな、“追い閉ざ雪”を重ねるコアなファンのために、2度目、3度目だからこそ楽しめるマニアックな鑑賞ポイントについて尋ねると、飯塚監督は「位置ですかね。皆さんの配置は、例えば最初にごはんを食べる前にダイニング・テーブルに着くところがありますが、その(席の)順番などは、そのあとに起こることを考えつつ、作っています」と明かす。

 西野も席順に関して、自身が演じる由梨江が「(岡山さんが演じた田所に)隣に座ってこられて、ちょっと嫌がる……みたいなのはありましたね」と細かい演技をニュアンスとして挿入していることを明かす。これに重岡がすかさず「劇中の話だからね」と岡山を慰めはじめ、西野は慌てて「役の中で、(田所に)好意を抱かれているという設定だったので(笑)!」と説明。さらに「バスを降りた後も、由梨江がガラガラ(キャリーバッグ)を持っているのを実は田所が『ちょっと手伝ってあげようか?』って。その『ちょっと』が私は好きでした」とニッコリ。この西野の言葉と笑顔に岡山は「“好き”と言われると、それはそれで……」と照れくさそうに体をくねらせて喜びを表現し(?)、すかさず重岡から「クネクネすな!」とツッコミが飛び、会場は笑いに包まれていた。


 岡山は、2度目以降の鑑賞ポイントとして、ある人物の名前を挙げつつ「後から観ると、芝居の印象が変わってくるし、いろんなミスリードが散りばめられているので、改めて観ると、全然違った味がする作品になっていると思います」と指摘。戸塚も「(登場人物たちの)関係性を知った上で観ると、一回目よりもセリフの意味合いとかが、変わって聴こえてきたりすると思います」とうなずいていた。

 この日の舞台挨拶をもって、本作の宣伝活動はひと区切りとなるが、この機会にお互いに対して「いまだから言えること」「直してほしいところ」「意外なところ」などを尋ねると、飯塚監督はこの場にいない間宮の名を上げて「すごく真面目なんだけど、最初はすごく怖い人かと思ってて……。(第一印象が)怖そうだよね?」と間宮が怖かったと告白。そこから、でも実際に会って話してみると良い人だったというギャップ萌えの言葉が続くかと思いきや、飯塚監督は「とっつきづらいので、そこ(第一印象)は直してくれたら嬉しい」とストレートに「直してほしいポイント」を語り、会場は爆笑。重岡はそんな監督の言葉に笑いつつ「(間宮は)しゃべったら、メッチャ優しいですもんね」とフォロー。

 西野は、その間宮が「私が撮影アップの時、もう(自身の)撮影は終わって、ホテルに帰っていたのに、わざわざ『おつかれ』と戻って来てくれたんです。それはびっくりしました。間宮さんとは初めてで、そこまでの関係性がなかったのに、優しいお方!と思いました」とギャップに魅せられたと告白する。
 ちなみに、その西野のクランクアップの瞬間には戸塚も同様に現場に駆け付けたそうだが、西野はイマイチうろ覚えのようで……。重岡は「(戸塚は)いたのか、いなかったのか定かではないということでよろしいですか(笑)?」とイジりつつ「純貴は入口から優しそうだから!」と戸塚のことも優しくフォロー。西野も重岡の言葉に乗っかり「そうそう! ギャップというより、やっぱり来てくれたんだなって(笑)。優しそうだなと思ってたら、(実際に)優しかったということです!」と激しくうなずいていたが、戸塚は「ズルくない(笑)? 同じ優しさなのに、祥太朗のほうが優しいみたいになってる……(苦笑)」とボヤき、会場はまたも笑いに包まれていた。

 舞台挨拶の最後に重岡は、登壇陣を代表してマイクを握り「本当にこの仕事をさせていただいていて、“大ヒット”というのは、みんな幸せに感じています。自分たちがやったことが、何かにつながっていくと思うので、そんなきっかけをくれた作品だったし、大事な未来をつくってくださった、いま、目の前にいる皆さん、カメラの向こうの皆さん、関係者の皆さん、本当にたくさんの方に感謝しております。“追い閉ざ雪”という言葉も出ましたが、何回観ても楽しめる作品だと思います。この作品を機に、たくさんの素敵な仲間とも出会えて幸せな限りです。今日、来られてよかったし、来られていない祥太朗や、他のメンバーにも話しておきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」と呼びかけ、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

 『ある閉ざされた雪の山荘で』は全国大ヒット公開中。

 登壇者:重岡大毅、岡山天音、西野七瀬、戸塚純貴、飯塚 健監督

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 大ヒット公開中!

(オフィシャル素材提供)

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