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侯孝賢プロデュース『オールド・フォックス 11歳の選択』6/14(金)日本公開&邦題決定、本ポスター・本予告編解禁!

©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED

 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)プロデュース、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『OLD FOX(原題)』の邦題が『オールド・フォックス 11歳の選択』に決定、6月14日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となる。あわせて監督、日本から参加した門脇 麦のコメント、本ポスター、本予告篇が解禁された。

台湾ニューシネマの旗手・侯孝賢が次世代を託したシャオ・ヤーチュエン監督最新作!
台北金馬映画祭で4冠達成の感動のヒューマン・ドラマ、待望の日本公開決定!

 バブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と二人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)だった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか……。

 1989年『悲情城市』でヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞。2015年『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。小津安二郎への敬愛から『珈琲時光』を製作し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢。そんな侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成。新たな台湾映画の傑作が誕生した。

 主演のリャオジエには『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュ・ヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ。そして、門脇 麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。

 この度解禁された本ポスターは、オールド・フォックスの横顔のシルエットの中に父の働くレストランの厨房で宿題をするリャオジエと働く父の姿、そして2人並んで自転車に乗る父子の慎ましやかな日常の姿が収められており、オールド・フォックスという存在に翻弄される父子が表現されている。そして、「ただ、夢をかなえたかった――」というコピーが見るものの胸をざわつかせる。
 また、予告編では、1989年バブルに揺れる台湾を舞台に父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエ。彼の夢は父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開くこと。しかし、時代の波は父子に無情な現実を突きつける。家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰、少年は残酷な現実を知る。貧しさ故にいじめにも遭った、不公平を知ったリャオジエはついにオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックス(腹黒いキツネ)はリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えた。リャオジエはオールド・フォックスの高級車でいじめっ子たちをギャフンと言わせ、力を知った。同時に「君の父は負け組だ」と人のいい父を蔑まれた。リャオジエには全てが刺激的だった。オールド・フォックスへの憧れと、父を馬鹿にされた悔しさに挟まれ、リャオジエは初めて父に反抗的な態度を取り「どんな大人になりたい?」という疑問を突きつけられる。「知るもんか!」と泣きながら自転車を走らせるリャオジエ。果たして彼が選ぶ未来とは……? そして、リャオジエの父と門脇演じるヤンジュンメイの大人のキス・シーンやリャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が描かれる。予告のみで心に深く刺さる映像となっている。

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 また以下に、出演の門脇 麦、監督のシャオ・ヤーチュエンよりコメントが到着した。

コメント

門脇 麦/ヤンジュンメイ役
 台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまでたくさんの台湾の作品に触れてきました。
 台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。
 その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。
 日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。

プロフィール
 1992年8月10日生まれ。
 2011年、TVドラマ「美咲ナンバーワン!!」(NTV)でデビューし、12年に『リアル鬼ごっこ3』(安里麻里監督)でスクリーン・デビューする。14年に出演した三浦大輔監督作品『愛の渦』などで第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。TVドラマでは連続テレビ小説「まれ」(15/NHK)、大河ドラマ「麒麟がくる」(20-21/NHK)、「ミステリと言う勿れ」(22/CX)などで存在感を放つ。
 主な映画主演作品に、『二重生活』(16/岸 善幸監督)、『世界は今日から君のもの』(17/尾崎将也監督)、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)、『チワワちゃん』(二宮 健監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『あのこは貴族』(21/岨手由貴子監督)、『ほつれる』(23/加藤拓也監督)など多数。
 24年は1月から放送の新日曜ドラマ「厨房のありす」(NTV)で主演を務める。

監督:シャオ・ヤーチュエン
 他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子どもにどう説明したものでしょうか? 「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子どもから十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子どもたちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。

©金馬執委會提供_蕭雅全

プロフィール
 1967年12月20日生まれ。
 国立芸術学院在学中より精力的に制作を始める。97年にホウ・シャオシェンの「One Night in Taipei」のミュージックビデオを手がけ、翌98年に『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(ホウ・シャオシェン監督)で助監督を務める。
 00年に長編映画初監督作品“Mirror Image”で第54回カンヌ国際映画祭監督週間に参加、第3回台北映画祭で最優秀映画賞、新人監督賞、第19回トリノ映画祭新人監督賞など多数受賞。03年に積木影像製作公司を設立、映画制作以外に短編やCM撮影を多数手がける。10年に2作目となる“第36個故事”で第12回台北映画祭観客賞、第47回台北金馬映画祭最優秀映画音楽賞を受賞する。18年に監督した“Father to Son”は第20回台北映画祭のオープニングを飾り、最優秀監督賞を受賞した。長編4作目となる本作で第60回台北金馬映画祭最優秀監督賞に輝いた。

公開表記

 配給:東映ビデオ
 6月14日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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