イベント・舞台挨拶

『映画 ギヴン 柊mix』公開御礼舞台挨拶

©キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

 『映画 ギヴン 柊mix』の公開御礼舞台挨拶が2月10日(土)に新宿バルト9で行われ、鹿島 柊役の今井文也と、劇中歌「ストレイト」「パレイド」の作詞・作曲・編曲のほか、主題歌「スーパーウルトラ I LOVE YOU」を担当したセンチミリメンタルが参加した。

 1月27日の公開から2週間。SNS上では多くの反響を受けている本作について、今井は「ありがたいことにたくさんの方に観ていただいて。不安に思うこともありましたが、SNSのコメントを読んで、ホッとひと安心しています」と喜びを語った。
 本作の主題歌「スーパーウルトラ I LOVE YOU」を始め、『ギヴン』シリーズの楽曲を担当しているセンチミリメンタル・温詞は劇場での舞台挨拶が今回が初めて。観客を前に「こういったことは人生で初めてでございまして。緊張しています。ライブで喋ることはあるのですが、また違う空気なので」と語ると大きな拍手が送られた。


 『映画 ギヴン 柊mix』ではバンド「syh」の鹿島 柊(CV.今井文也)と玄純(CV.坂 泰斗)の物語が展開する。初めて原作を読んだ感想について聞かれると、今井は「6巻ぐらいの時に、柊たちのストーリーが始まったのですが、いずれはアニメ化してもらえたりするのかな?と思っていましたが、一方であまり柊のハードルを上げないでほしいなと思っていました(自らが演じるハードルも上がるので)」と吐露。さらに「原作に『柊には華がある』って書かれていて、『華か〜(笑)!』と思っていました」と振り返り、「でも今回の映画では、うまく柊の魅力も詰め込まれていますし、玄純との関係性や、高校生らしからぬ人生観が語られていたので、納得いただける作品になったと思います」と胸を張った。

 シリーズを通して「ギヴン」「syh」の楽曲に関わっている温詞は、「作品の持つテーマ性の深さに感銘しつつ、音楽モノの作品の怖さ、そしてそれに自分が応えられるのか?、そしてデビュー作だったので、(ファンの皆さんに)受け入れてもらえるか不安に感じていました」と『ギヴン』シリーズに参加した時のことを振り返り、「予想以上に皆さん優しく迎え入れてくださいました」と話すと、今井も「(ファンの皆さんは)優しいですよね」と頷き、温詞は「めちゃくちゃ優しい! 楽曲も含め、愛してくださって、本当にファンの皆さんを含め、あたたかい世界なんだと感じました」と語った。

 さらに今井が「『パレイド』の楽曲も深掘りしてくださっているファンの方もいて」というと温詞は、「『ストレイト』と『パレイド』は全然歌い方が違うと言ってくださっている方もいて……でも、正直僕たちが収録している時、歌い方をめちゃくちゃ変えましょうって話してなかったよね」と明かすと、会場から「えぇ〜」と驚く声も。完成版を観て、周りの反応から気づくこともあったという。
 続いてレコーディングのウラ話に話が及ぶ。今井はレコーディングで温詞から受けたアドバイスについて「息(吐息)の多さ!」ときっぱり。「センチミリメンタルといえば息の多さ。『もっと囁いて』『もっと息で』」とアドバイスをもらっていたことを明かすと、温詞は「それは言いましたね」と頷きながら答えた。今井は、歌う時はあまりキャラクターを意識しなかったそうで「キャラクター・ソングではなく、バンドのヴォーカルとしてとして考えて収録しようと思って歌いました。アーティストの楽曲になるように意識しました」と振り返ると、温詞は「『ギヴン』シリーズ全体的に、一つのバントとして、アーティストとして世に出てきた感じにしたいというモットーのもとに音楽を作っていました。なので息を多く入れてというのもその一つなんですけど」と説明すると「酸欠になるかと思いましたよ!」と今井が突っ込む。息の入れ方については体力を使うそうで「声優として出す発声とは、また別モノでした。それに柊の10代の多感な時期のエネルギー、根拠のない自信で怖いものがないような、そんな感じを表現しつつ年相応にしようと意識しながらやっていました」と明かした。

 そんな柊役について、今井は「僕自身は(柊というキャラクターに自分が)近しいと思っていなくて。アニメのアフレコに臨んだ時も、演じづらい、読み返さないと分からないところもありました。でも周りの人からは『そういうところが柊っぽいね』と言われていました」というと、温詞は「圧倒的な自信というか、土台の強さかも?」と返すと「もっと言って! 褒められたい!(笑)」と今井。「こういう感じ!」と温詞がいうと、会場からは笑いが。「初めましての現場で、しかも音楽ディレクターが(結構な)強面だったのですけど……ビビらず飛び込んで行けるところに強さを感じましたし、こういう人がフロントマンとしてバンドを引っ張ってくれたら、すごくかっこいいアーティストになるのだろうと思いましたね」と魅力を語った。
 劇中で「ストレイト」はインディーズ時代の曲、「パレイド」はsyhのデビュー曲という位置付けで描かれている。この2曲の違いについて温詞は、「『ストレイト』はライブ・オーディションで勝ち上がった、ライブ映えする曲。ビジネス的な側面を一切考えないで、入れたいもの、若さみたいなものを詰め込みました。『パレイド』は、それを大人向けにブラッシュアップして、違いを出そうと思って作りました」と明かすと今井は、「映画の冒頭の『ストレイト』のシーンの音響が、ライブに重きを置いて作られていて、びっくりしました」と圧倒されたことを明かすと、「『ギヴン』はライブ・シーンの迫力が、本当にライブハウスにいるみたいになるし、とくに『ストレイト』のような引っ張っていく楽曲だと、没入感あるよね」と述べた。
 続いて担当した主題歌「スーパーウルトラ I LOVE YOU」について「タイトルはチーム内でも賛否両論だったんです(笑)」と明かすと、驚きの声が。「主題歌をやらせていただくにあたって、今回の映画じゃないと切り取れないところを出していきたいと思って。人を好きになった時、好きな人と過ごす時ってまともなIQの人っていないと思うんです。語彙力がなくなって、綺麗な言葉って使わないよね?」というと今井も「バカになりますよね! 恋愛のことしか頭になくなる」と頷き「タイトルを見て攻めたな〜と思いました。タイトルもそうですが、収まりがすごくよかったですし、柊だけでなく玄純の思いも込められている。お風呂で鼻歌歌ってます!」というと温詞は「ボイスメモを送ってほしい!」と嬉しそうに語っていた。
 舞台挨拶では『ギヴン』の作品の中でオリジナルで新しく楽曲を作れるとしたら、誰にどんな楽曲を作ってみたい?という問いも。すかさず温詞が「雨月(CV.浅沼晋太郎)」というと今井が「ヴァイオリンの弾き語り?」と被せ、笑いと拍手が起きていた。
もし「ギヴン」「syh」のメンバーとバンドを結成できるとしたら誰と組んでみたいかという質問には、春樹(CV.中澤まさとも)が好きと語る今井は「春樹がいたら安泰でしょ!」と言いつつ「ヴォーカルで秋彦(CV.江口拓也)はどうですか?」というと「えっ秋彦?めちゃくちゃ低くない……?」と温詞。「その後ろで雨月がヴァイオリンとコーラスで……」と妄想トークを繰り広げると、会場は笑いに包まれていた。対する温詞は「僕は『ギヴン』のメンバーは誰と組んでもうまくいかないと思うんです。才能がすごいじゃないですか。言いたいことが言えなくて、病んじゃうかも(笑)?」と言いつつ、「せっかくやるなら、立夏(CV.内田雄馬)みたいな才能がある人とバチバチに喧嘩してみたい!けど、1〜2年で解散しそう(笑)」と予想していた。

©キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

 舞台挨拶の最後には、「パレイド」のMusicVideo ショートver.が上映された。大音響でのMV上映に会場では涙する人も。舞台袖から観ていた二人は「劇場で聞くとこんな感じなんですね! 音すごっ! かっこいいですね」(今井)、「映画のいろいろなシーンが使われていて、振り返りながら見られるし、あと個人的に歌詞入れしているのが好きなんです。しっかりとまた飲み込める感じがするので、感じながら観られました」(温詞)とそれぞれ感想を語り、二人の軽快なトークで会場を沸かせた舞台挨拶は、温かい拍手と共に幕を閉じた。

 主題歌となっているセンチミリメンタル「スーパーウルトラ I LOVE YOU」は2月14日(水)に、劇中歌のsyh「ストレイト/パレイド」は2月21日(水)に、それどれシングルCDとして発売となり、3月1日(金)には、この2アーティストが出演するイベント「syh -映画 ギヴン 柊mix-」が開催される。既にチケットは完売しているが、どんなステージとなるか期待が寄せられる。今後も両アーティストの活動に注目したい。

 登壇者:今井文也、センチミリメンタル

公開表記

 配給:アニプレックス
 絶賛公開中

(オフィシャル素材提供)

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