作品紹介

『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』

© 1992 JAN CHAPMAN PRODUCTIONS&CIBY 2000

イントロダクション

 第66回アカデミー賞® 主演女優賞・助演女優賞・脚本賞受賞、第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞をはじめ、世界中の数々の映画祭を席巻し多くの喝采を浴びた映画『ピアノ・レッスン』。この度、日本での公開から30年の時を経て4Kデジタルリマスターとして蘇り、3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開する。
 監督は世界屈指の女性監督ジェーン・カンピオン。「私」らしい生き方と幸せを探すヒロイン像の原点である本作は、第46回カンヌ国際映画祭でヴィム・ヴェンダース、ケン・ローチ、マイク・リー、ホウ・シャオシェン、スティーヴン・ソダーバーグと錚々たる巨匠&奇才の新作が競い合う中、女性監督で初のパルム・ドールを受賞し、彼女の名前は一夜で映画史に刻まれた。また本作では第66回アカデミー賞®脚本賞を受賞した後、2021年には『パワー・オブ・ザ・ドック』でアカデミー賞®史上初となる<2度の監督賞にノミネートされた女性監督>となり、見事受賞を果たした。世界的に注目される女性監督が少なかった時代から現在に至るまで第一線で活躍を続けるパイオニア的な存在として後進の女性監督に影響を与え続けている。
 エイダを演じたホリー・ハンターは、言葉を発しない難解な役柄を見事に演じた上に自らピアノ演奏をこなし、カンヌ国際映画祭女優賞、アカデミー賞®主演女優賞を獲得。また、娘フロラを演じた当時11歳だったアンナ・パキンも映画初出演ながらアカデミー賞®助演女優賞を獲得するなど、数々の映画賞を受賞した本作。そんな本作を語るには外せないべインズを演じるのは『タクシードライバー』『レザボア・ドックス』、近年では『アイリッシュマン』などの名作に出演するハーヴェイ・カイテル。夫のいるエイダに惹かれていくさまを見事に演じきった。他には『ジュラシック・パーク』の大ヒットで世界的スターに登りつめたサム・ニールがエイダの夫スチュアートを演じる。
 音楽を担当するのは、本作で世界的名声を決定的なものにしたマイケル・ナイマン。中でもメイン・テーマ曲「楽しみを希(こいねが)う心」は、映画ファン以外にも広く愛され、今なお根強い人気を誇っている。

ストーリー

 19世紀半ば、ニュージーランドの孤島。エイダは父親の決めた相手と結婚するために、娘のフロラと1台のピアノと共にスコットランドからやって来る。「6歳で話すことをやめた」エイダにとって、ピアノは声の代わりだった。ところが、夫になるスチュアートはピアノを重すぎると海辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズの土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは、ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤を1つ返すと提案する。渋々受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちに彼女も思わぬ感情を抱き始める――。

 (原題:THE PIANO、1993年、オーストラリア・ニュージーランド・フランス、上映時間:121分、R15+)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:ジェーン・カンピオン
 音楽:マイケル・ナイマン
 出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

公開30周年 映画『ピアノ・レッスン』4Kデジタルリマスター公式サイト
3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

 公式X @piano_lesson4k

公開表記

 配給:カルチュア・パブリッシャーズ
 3月22日(金) TOHOシネマズ シャンテ 他、全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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