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山田尚子監督作品『きみの色』、3度目のアヌシー国際アニメーション映画祭2024長編コンペティション部門への出品が正式決定!

©2024「きみの色」製作委員会

 2011年に公開され興行収入19億円の大ヒットとなり、社会現象を巻き起こした『映画けいおん!』(11年)、第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞のほか、2017年アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門に入選、国内外問わず高い評価を受け、興行としても23億円の異例のヒットを記録した名作『映画 聲の形』(16年)。両作品の監督を務めた山田尚子は、些細な日常を瑞々しく鮮やかに描く稀有な映像センスと、小さな心の揺れ動きさえ表現していく繊細な演出で、世界から脚光を浴びるアニメーション監督の一人となった。そんな山田尚子監督の待望の最新作となる完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』が8月30日(金)に全国公開する!
 今作で脚本を務めるのは、スタジオジブリや、京都アニメーションの数々の大ヒット作品を手掛け、山田監督とは「けいおん!」シリーズ以降、幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽は『映画 聲の形」『リズと青い鳥』(18年)など山田監督作品のほか、話題作「チェンソーマン」(22年 テレビ東京系)のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。主演声優を務めるのは、日暮トツ子役・鈴川紗由、作永きみ役・髙石あかり、影平ルイ役・木戸大聖の3人。1600人に及ぶオーディションから選ばれたいま注目の若手俳優たちが『きみの色』に魂を吹き込む。そして3人を導くシスター日吉子役を新垣結衣が務めている。

この度、本作がアヌシー国際アニメーション映画祭2024の長編コンペティション部門への出品が決定!

 世界最大規模のアニメーション映画祭として知られ、フランス南東部の都市アヌシーで現地時間6月9日(日)~6月15日(土)に開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭において、山田尚子監督最新作『きみの色』が長編コンペティション部門に出品されることが決定した! 山田監督にとって同映画祭への出品は2017年の『聲の形』、2018年の『リズの青い鳥』での長編部門への出品に続いて、今作が3度目の出品作品。2023年には短編アニメ映画『Garden of Remembrance』の特別上映も実施された。今回の出品決定を受けて山田監督も「ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです」と喜びのコメントを寄せている。世界中のファンが待ち望む山田監督最新作であり、日本を含む210の国と地域で配給が決定している本作にますます注目が集まる。

色鮮やかで瑞々しい“音楽×青春”の日々を映し出す、場面写真11点を一挙解禁!

 あわせて、“音楽×青春”をテーマとして描かれた本作の、山田尚子監督による繊細な表現力が惜しみなく詰まった場面写真も一挙に解禁となった。子供の頃から人が「色」で見えるトツ子が、綺麗な「色」を見てうっとりしているカット。トツ子と同じ学校に通っていたが突然中退してしまったきみがギターを弾いている姿。音楽好きで物静かな少年のルイがレコードを手にした姿。そしてとあるきっかけでバンドを組むこととなった3人が並んでアイスを食べている一幕など、物語の中心となる3人の性格が見えてくるような画像ばかり。そのほかにも、3人を導く物語のキーパーソン・シスター日吉子が聖堂でトツ子と話しているカットや朗らかな表情で踊るトツ子。色とりどりに花が咲く庭の中、軽やかな足元だけを写した山田監督作品らしい、繊細な色遣いへのこだわりを感じさせる印象的なカットも。青春の日々を色彩豊かに、そして瑞々しいタッチで映し出している。
 3月に実施された本作の製作報告会において、劇場で観てもらえるための映画づくりをしたかったという山田監督は、「映像で観ていただくために言語化するということをしないようにと。時間と色と動きと、何か感覚的なものを受け取っていただける映画にしたかったんです」と製作に込めた想いを明かしていたが、まさにその言葉通り、写真からでもさまざまな情報を受け取れるカットの数々にますます本編公開が楽しみになる。
 年代を問わず、あらゆる人々の心の琴線に触れる普遍的なテーマと嘗てない映像表現、そして、物語にシンクロする音楽。その三者が織りなす青春タペストリー、映画『きみの色』。世界中が注目する山田尚子監督の最新作にぜひご期待いただきたい!

山田尚子監督 コメント全文

 きみの色は「好きなものを好きと言えるつよさ」を3人の少年少女がそれぞれの想いで歩いていくお話です。
 この思いは、私自身も作品を作っていく上でとても大切にしたいことだと改めてつよく感じたことでした。
 ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです。
 どうぞ『きみの色』をよろしくお願いします!

公開表記

 配給:東宝
 8月30日(金) 全国東宝系公開

(オフィシャル素材提供)

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