イベント・舞台挨拶

『好きでも嫌いなあまのじゃく』公開記念舞台挨拶

Ⓒコロリド・ツインエンジン

 登壇者:小野賢章、富田美憂、柴山智隆監督

 新進気鋭のクリエイターが集まるスタジオとして注目を集めている「スタジオコロリド」の長編第4弾となる本作は、“少年”と“鬼の少女”が紡ぐ青春ファンタジー。“みんなに嫌われたくない”という想いから、気づけば頼まれごとを断れない性格になってしまった高校1年生の柊と、天真爛漫な鬼の少女・ツムギの出会いから始まる物語を描く。
 5月25日(土)、本作の公開記念舞台挨拶が行われ、柊役の小野賢章、ツムギ役の富田美憂、監督の柴山智隆が上映終了後に登壇した。

 “みんなに嫌われたくない”という想いから、気がついたら“断れない性格”になってしまっていた主人公・柊を演じた小野は黄色のジャケットにメガネ姿、母親を探しに人間の世界にやってきた鬼の少女・ツムギを演じた富田はパステル・カラーのワンピース姿と、演じたキャラクターをイメージしたカラーのコーディネートで登壇。小野は「嫌わないでください!」、富田も「お母さんを探しています!」とキャラクターの気持ちになって声を大にするなど、冒頭から笑顔にあふれた舞台挨拶となった。

 本作はNetflix世界独占配信、そして日本劇場公開が同時に展開されている。監督を務めたのは、『泣きたい私は猫をかぶる』で長編監督デビューを飾った柴山智隆。柴山監督は「前作の『泣きたい私は猫をかぶる』から4年が経ちました。なかなか大変ではあったので、感無量です」としみじみ。「配信で世界中の方々に楽しんでいただいていて。さまざまな言語で感想が届き、とてもうれしい」と喜びを噛み締めていた。

 「柊とツムギが成長していく姿に胸を打たれた」という感想も上がっている本作。この日のステージには、名場面のセリフをつづったバック・パネルが飾られていた。本作に感じた魅力について小野は、「ロードムービーということもあって、柊とツムギがたくさんの人と出会って、いろいろな人の考え方や人生が見えてくる中で、心境に変化が生まれていく。それがすごく丁寧に描かれている」と語り、「どの世代、どの立場から見ても、共感できるポイントがある点が魅力」だと力を込めた。お気に入りのシーンは「柊が、旅館の人たちに『ここで働かせてください!』と言うシーン」だと続け、「柊にも頑固な一面があるんだなと思った瞬間です。そう言ったのはツムギのためでもあるので、柊も『誰かのために』となるとカッコよくなるんだと思った」と惚れ惚れとしていた。

 また富田も「柊やツムギと同年代の方が観ても共感できると思いますし、親世代の皆さんも、柊とツムギの両親に感情移入できるのかなと思います」と幅広い世代の胸を打つ映画だと述べ、「エンドロールの流れる前のシーンは、台本を見た瞬間にキュンキュンしました。ドキッとした方も多いのでは」と好きなシーンを口にしていた。

 主題歌「嘘じゃない」と挿入歌「Blues in the Closet」の2曲は、「ずっと真夜中でいいのに。」が本作のために書き下ろした。登壇者の3人とも、普段から“ずとまよ”の楽曲をよく聴いていたのだという。小野は「この作品では出会いを大事にしていて、未来にも繋がっていくんだと思わせるような出会いがある。主題歌の『嘘じゃない』に、『“さよなら”は言わないで』という歌詞があるんですが、映画の描く出会いとリンクしているなと思いました」と主題歌に魅了されたと話す。「先日ライブにご招待いただいて。観に行ってきました」と笑顔を弾けさせた富田に対して、小野は仕事の都合上参加できなかったそうで、「うらやましすぎるよ!」と肩を落とした。富田は「賢章さんの分まで楽しんでくるぞと思いました。本当にいいライブでした。作品を観てから曲を聴くと、こういう解釈をするんだと思える。ぜひ繰り返し観て、聴いてほしいなと思います」と本編、そして楽曲のリピート鑑賞を呼びかけていた。

 また「ずっと真夜中でいいのに。」から登壇者にはサプライズで音声メッセージが到着。スタジオコロリドによる『雨を告げる漂流団地』でも主題歌と挿入歌を担当していた「ずっと真夜中でいいのに。」は、再タッグとなるオファーに「本当にうれしかったです。感謝です」とコメント。柴山監督との打ち合わせの中では「繊細な方が行きつく場所」というワードが印象に残ったと言い、「もともと自分が作っていた欠片とシンクロする部分が多くて、想いを並走して作れたことがすごくよかったです。ラフの映像を見ていて、最初のほうに逃げたふたりがトンネルの下で話しているシーンがずっと印象的で。そこで『ツムギは学校に行くという習慣がなくて、知らないんだ』とはっとして。“当たり前に思っていても違う習慣があるふたり”というのも、曲作りのキーになっていました」と曲作りの過程を振り返った。さらに「“ずとまよ”のライブに柴山監督と富田さんも来てくださって、その時にこの曲を初披露したんですが、そのあとに柴山監督から感想をまた別で頂きまして。『とっっっっっても楽しかった』と言っていただけてうれしかったですし、富田さんとも初めてお会いできて『はっ……ツムギだ』って、本当に興奮していました。小野さんともいつかまたお会いできる機会があればご挨拶をしたいです」という願いの言葉で締めくくられていた。

 改めて膝を叩いてライブに参戦できなかったことを悔しがった小野に、会場も大笑い。しかし自分宛てにもメッセージがあったことに「認識していただいていた! こんなにうれしいことがあるんですね。ありがとうございます。とてもすてきなメッセージをいただいた」と感謝した小野は、「トンネルの下で話しているシーンは、今のメッセージを聞いて『確かにそうだ』と思いました。そうやっていろいろなものを集めて曲を作っていくんだ、すばらしいなと思いました」とその感性や着眼点に感心しきり。富田は「ライブに行かせていただいた時のMCでも、一つひとつの曲に対して、細かくいろいろなピースを集めて作っているとおっしゃっていた。『嘘じゃない』もそういう気持ちで作ってくださったんだなと思いました」と目を細め、柴山監督も「“ずとまよ”さんでしか届かないような、遠くへこの作品を届けてくれるような大事な曲」と唯一無二の楽曲だと感謝していた。

▼「ずっと真夜中でいいのに。」コメント

 今回、主題歌と挿入歌を担当しました「ずっと真夜中でいいのに。」です。
 実はコロリドさんの作品は前作の『雨を告げる漂流団地』でも担当させていただき、今回もお声がけいただけるとは本当に、本当に嬉しかったです。感謝です。
 柴山監督と事前にお話をする機会があってその中で「繊細な方が行きつく場所」っていうワードがすごい残っていて元々自分が作っていた欠片とシンクロする部分が多くて、想いを並走して作れたのがすごい良かったです。
 ラフの映像を見ていて、最初のほうで逃げたふたりがトンネルの下で話しているシーンがずっと印象的でそこでツムギは学校に行くっていう習慣がなくて、知らないんだってはっとして当たり前に思っていても違う習慣があるふたりっていうのも曲作りのキーになっていました。
 ずとまよのライブに柴山監督と富田さんも来てくださってその時にこの曲を初披露したんですけど、そのあと柴山監督から感想をまた別で頂きまして「とっっっっっても楽しかった」と言っていただけて嬉しかったですし、富田さんとも初めてお会いできて「はっ……ツムギだ」って、本当に興奮していました。小野さんともいつかまたお会いできる機会があればご挨拶をしたいです。では「ずっと真夜中でいいのに。」でした。

公開表記

 配給:ツインエンジン・ギグリーボックス
 Netflixにて世界独占配信中&日本劇場公開中

(オフィシャル素材提供)

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