

ストーリー
1995年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。
偶然出会ったふたりの想いが、夜の街にあふれ出す――。
子どもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。
(2010年、日本、上映時間:83分)
キャスト&スタッフ
監督:井上 剛
脚本:渡辺あや
音楽:大友良英
テーマ曲:阿部芙蓉美「その街のこども」
出演:森山未來、佐藤江梨子、津田寛治、白木利周
ギャラリー












公開表記
配給:トランスフォーマー
2025年1月、阪神・淡路大震災30年特別再上映中
(オフィシャル素材提供)