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芳根京子×髙橋海人 初共演で紡ぐ『君の顔では泣けない』実写映画化・キャストほか公開情報解禁

© 2025「君の顔では泣けない」製作委員会

 君嶋彼方による小説『君の顔では泣けない』(発行:KADOKAWA)が、主演:芳根京子×共演:髙橋海人にて実写映画化、2025年11月より全国公開することが決定した。併せて、キャスト・監督・原作者・プロデューサーのコメントが到着。

 2021年9月に発売され、瞬く間に話題となった君嶋彼方によるデビュー作『君の顔では泣けない』。第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど、大きな注目を集めた。
 物語の始まりは、高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平 陸(さかひら・りく)と水村まなみ。これは何かの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走する。しかし、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻らなかった。進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ……人生の転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。

 主演には、『累ーかさねー』(19)、『散り椿』(19)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、現在放送中のドラマ「波うららかに、めおと日和」(CX)でも主演を務め、数々の作品で芯のある演技を見せてきた芳根京子。本作について、「もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました」と語るように、入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平 陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じ切った。

 そして、陸と入れ替わってしまう水村まなみ役には、『アキラとあきら』(22)、『Dr.コトー診療所』(22)など注目作に続々出演、ドラマ「だが、情熱はある」での演技も大きな話題となり、アーティストとしてだけでなく俳優としても進化を続ける髙橋海人。「僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました」と語る通り、心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難しい役どころを、柔らかな眼差しと感情で体現した。

 監督は『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎。初めて原作を手に取った時、【15年間入れ替わったまま生きていく】という設定に、「こんなにもさまざまな解釈が可能で豊かな物語を作れるのか、と発明を発見したかのように驚いたことを覚えています」と振り返る。「困難な設定をどのように映像化するのか非常に悩んだ」と明かすが、リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの15年を切なく、そして瑞々しく描き出す。

 本作のプロデューサー・小西啓介は、芳根と髙橋の演技について「他人の人生を生きている役を演じるという複雑で困難なミッションを見事にクリアしていただきました」と絶賛。更に、「お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います」と語る。
 そして、一足先に完成した作品を鑑賞したという原作者・君嶋彼方。「全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました」と素直な気持ちを明かし、「原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません」と太鼓判を押す。

 これまで辿ってきた時間、出来事、“自分”を作ってきた大切なものもすべて、入れ替わってしまったまま生きるふたり。進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ――。嬉しいことも悲しいこともあった15年。でも“僕”が生きるこの人生は、本当は“君”の人生だったから、「君の顔では泣けない」――。

コメント

■芳根京子:坂平 陸(さかひら・りく)役

<コメント>
 水村まなみとして生きてきた15年。
 ある日突然始まった、坂平 陸としての人生。
 どうやったら自分らしく生きていけるのか。
 どうすれば、相手らしく生きることができるのか。
 どうやって自分を受け入れていくのか。
 どうすれば相手を受け入れられるのか。

 入れ替わって15年。
 大学、仕事、恋愛、出産。

 さまざまな経験を経て、30歳になった二人は、果たして元に戻ることができるのか?
 そもそも、戻りたいと思うのか?

 もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました。
 この物語を、ぜひ映画館で見届けていただけたら嬉しいです。

<プロフィール>
 1997年2月28日生まれ、東京都出身。
 2013年、ドラマ「ラスト・シンデレラ」で女優デビュー。2015年には1000人以上のオーディションから選出され、TBS「表参道高校合唱部!」でドラマ初主演を務める。2016年NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にヒロインの坂東すみれ役で出演。2019年映画「累ーかさねー」、「散り椿」で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
 主な出演作に、映画『記憶屋 あなたを忘れない』(20)、『Arc アーク』(21)、『峠 最後のサムライ』(22)、『カラオケ行こ!』(24)、『雪の花 -ともに在りて-』(25)、ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(25)など。ドラマ「波うららかに、めおと日和」がフジテレビ系にて放送中。6月に舞台「先生の背中 ~ある映画監督の幻影的回想録~」(PARCO劇場)の公演が控える。

■髙橋海人:水村まなみ(みずむら・まなみ)役

<コメント>
 入れ替わってから15年。
 静かな痛みを、長い間抱えてきたふたり。
 未来が見えない怖さと二人で戦いながら、でも同時に、だからこそ日々の痛みも大切に感じられる。

 まなみと陸のあいだに流れる、リアルとファンタジーの狭間みたいな時間を、そんなふうに思い描きながら。僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました。

 観てくださる方は、いつの誰に、どんなふうに心を投影するんだろう。皆さんに観ていただけるのが、すごく楽しみです。映画館でご覧いただけると嬉しいです。
 ぜひお楽しみください!

<プロフィール>
 1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。
 2018年、King & PrinceのメンバーとしてCDデビュー。同年のドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」で初主演を務める。23年のドラマ「だが、情熱はある」では、第116回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞を受賞。
 主な出演作に、映画・ドラマ『ブラック校則』(19)、映画『アキラとあきら』(22)、『Dr.コトー診療所』(22)、ドラマ「姉ちゃんの恋人」(20)、「ドラゴン桜」(21)、「未来への10カウント」(22)、「ボーイフレンド降臨!」(22)、「95」(24)、「わが家は楽し」(25)などがある。ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」が7月よりTBS系にて放送開始。

■監督・脚本:坂下雄一郎

<コメント>
 初めて原作を読んだ時、15年入れ替わったままという設定に、こんなにもさまざまな解釈が可能で豊かな物語を作れるのか、と発明を発見したかのように驚いたことを覚えています。

 そしてこの困難な設定をいかに映像化すればいいのかとても悩みました。

 解決してくれたのは芳根さんと髙橋さんでした。

 15年入れ替わったままの陸とまなみという人間を、芳根さんは葛藤し、もがき続ける陸というキャラクターを誠実さで、髙橋さんは軽やかさの中に痛みを感じさせる繊細さで演じてくださいました。

 間違いなくこの映画の見どころはこのふたりです。ぜひ劇場でご覧ください。

© 岡本英理

<プロフィール>
 1986年6月10日生まれ、広島県出身。
 2012年、監督作品「ビートルズ」が、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012」にて北海道知事賞を受賞する。2013年、オムニバス映画「らくごえいが」の一編「猿後家はつらいよ」を監督。2013年、映画「神奈川芸術大学映像学科研究室」が「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013」にて長編部門の審査員特別賞を受賞。また松竹ブロードキャスティングのプロジェクトで、第三弾の作品「東京ウィンドオーケストラ」(2017年)を手掛けている。主な監督作品に「エキストランド」(17)、「ピンカートンに会いにいく」(18)、『決戦は日曜日』(22)がある。

■プロデューサー:ハピネットファントム・スタジオ 小西啓介

<コメント>
 芳根さん、髙橋さんのお二人については、過去の出演作をいくつか拝見し、監督とも相談し、このお二人しかこの役は出来ないと思いオファーさせていただきました。15年の積み重ねを表現するために、入れ替わる前の15年、入れ替わった後の15年、合計30年分の人生を想像しながら、他人の人生を生きている役を演じるという複雑で困難なミッションを見事にクリアしていただきました。あまりにも自然で見落としてしまいそうな細かな動きやしぐさまで陸とまなみという役をただただ生きて頂きました。お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います。

原作:『君の顔では泣けない』 君嶋彼方

<コメント>
 映画が好きです。けれどあくまで自分が楽しむもので、その世界に携わることなんてないと思っていました。
 それがなんと、自分の書いた小説が映画化。しかも思い入れの強いデビュー作。嬉しくないわけがありません。
 出来上がった作品を観て、喜びは感動に変わりました。監督、スタッフの皆さん、役者の皆さん。全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました。
 映画『君の顔では泣けない』、とても面白いです。原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません。ぜひご覧になってみてください。

<君嶋彼方(きみじま かなた)プロフィール>
 1989年生まれ。東京都出身。
 2021年、「水平線は回転する」で第12回 小説 野性時代 新人賞を受賞。同作を改題した『君の顔では泣けない』でデビュー。他の著書に『夜がうたた寝してる間に』『一番の恋人』(以上KADOKAWA)『春のほとりで』(講談社)などがある。

ストーリー

 高校1年生の坂平陸と水村まなみは、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決めた二人だったが、“坂平 陸”としてそつなく生きるまなみとは異なり、陸はうまく“水村まなみ”になりきれず戸惑ううちに時が流れていく。
 もう元には戻れないのだろうか。“自分”として生きることを諦め、新たな人生を歩み出すべきか――。迷いを抱えながらも二人は、高校卒業と進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れと、人生の転機を経験していく。
 しかし入れ替わったまま15年が過ぎた30歳の夏、まなみは「元に戻る方法が分かったかも」と陸に告げる……。

 (2025年、日本)

キャスト&スタッフ

 出演:芳根京子、髙橋海人
 原作:君嶋彼方『君の顔では泣けない』(角川文庫/KADOKAWA 刊)
 監督・脚本:坂下雄一郎
 音楽:Inyoung Park
 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://happinet-phantom.com/kiminake/

 公式X(旧Twitter)/公式Instagram:@kiminake_movie #きみなけ

公開表記

 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
 2025年11月 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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