イベント・舞台挨拶

『リライト』3年4組舞台挨拶

© 2025『リライト』製作委員会

 登壇者:倉 悠貴(茂役)、山谷花純(敦子役)、大関れいか(亜由美役)、森田 想(唯役)、福永朱梨(晴子役)、尾美としのり(細田先生役)、松居大悟(監督)

 『ちょっと思い出しただけ』など数々の青春映画で若い世代から圧倒的支持を集める監督・松居大悟と、“時間もの”で高い評価を獲得している脚本・上田 誠。両者が初タッグを組んだ〈タイムリープ✕青春ミステリ〉、映画『リライト』が大ヒット上映中。

 6月25日(水)に、クラスメイト役で出演するメンバーが集合。3年4組 舞台挨拶がTOHOシネマズ新宿で行なわれ、倉 悠貴(茂役)、山谷花純(敦子役)、大関れいか(亜由美役)、森田 想(唯役)、福永朱梨(晴子役)、尾美としのり(細田先生役)、松居大悟(監督)が登壇した。倉と監督以外は、本イベントが初参加となった。

 会場から大きな拍手が鳴り響く中、仲の良い雰囲気で登場し、和やかにイベントがスタートした。

 今回、高校生役と、10年後の大人役を演じたことについて質問を受けると、倉はまず「(高校生役、)大丈夫でしたか?」と客席に問いかけ、客席からは拍手が。続けて、「みんなで綱渡りをしている気分で高校生を演じました。高校生と10年後を演じることはなかなかないので役作りも面白かったです」と話し、松居は「前半高校生パートを撮影して、だんだん大人パートを撮っていったのでみんなでちょっとずつ歳をとっていくみたいな感じだった」と当時を振り返り、大関は「前半は、まだ仲良くなりきれていなくて少しよそよそしかったんです。もっと後にも高校生パートを撮れたらという欲はありました」と明かした。

 出演者の仲の良さについて、山谷は「個々に共演があったりはしたので、最初はグループが分かれていた」と振り返り、森田も「元々仲の良い人だけ近くにいたり、座る席も分かれていたよね」と同調。

 大関も「学生時代みたいに、自分の席に誰かが座っていることがあって、あれを私が保彦役の阿達さんにやっちゃって、“あ、ごめん”ってなりました」と打ち明け、笑いを誘っていた。

 謎の転校生、未来人の保彦を演じた阿達 慶の話題に話が進むと皆口々に「一人だけ10代だったから、本当に未来人というか、肌感がちがった」「メイクもほとんど要らないし」「流石だなと思ったのは、顔に汗かかなかったの」と阿達の凄さを誉めあった。松居監督も「ここにいるみんな、それぞれが(阿達と)2人のシーンがあるんですけど、相手によって阿達くんの雰囲気が違っていた。大関さんと一緒の時はなぜかリラックスして結構話していました」と明かし、これを受けて大関は「普段何してるの?とか普通に話していました。私は松居組に育てていただいたところがあるので、アドリブをめちゃくちゃかましちゃうんです。阿達くんは戸惑っていたけど巻き込んでガンガンやっていたら途中から目が合わなくなりました(笑)」と撮影中のエピソードを披露した。

 それぞれの演出について、松居監督は「茂以外のみんなは演出を変えました。でも関係性はわりとお任せしていた」と解説し、これに茂役の倉も同意。「僕と松居さんだけみんなが何週目か知っているので」と得意気な表情をみせた。撮影を振り返った倉は「僕は保彦とのシーンが多かったので、僕のときは阿達くんからアドリブをかましてきた」と改めて阿達との思い出を語った。

 茂が重大な秘密を打ち明けるシーンの撮影について、松居監督は「同級生全員がひと夏をしっかり過ごしている背景もあり、茂が打ち明けるシーンは、崩れ落ちる人、泣く人、怒る人、反省する人がいたりで、今の演技を10倍でやってくださいと言ったりしました。あのシーンはきつかったです」と当時の想いを吐露した。すると倉はすかさず「あの夏は地獄だった……」と劇中の台詞を語り、会場を笑いに包んでいた。続けて倉は同シーンについて「前日にみんなをホテルのロビーに呼んで台詞回しの練習をしました」と裏話を語ると、女性陣から「覚えがない!」と指摘され男子メンバーだけだったことが明かされ、撮影現場での仲の良さが垣間見えた。

 イベントの中盤、3年4組の担任・細田先生を演じた尾美としのりが登場し、会場がさらに盛り上がった。明るく挨拶し場を和ませた尾美の代表作は、尾道で撮影された名作『時をかける少女』。撮影当時、17~18歳だった尾美が、『リライト』の撮影当時17歳だった阿達や他の生徒役の印象聞かれ「皆さんすごくお上手で、個人的に楽しませていただきました」と語り、今回の撮影で、尾美から提案した演出として「『時をかける少女』に出演した時に先生役を岸部一徳さんが演じていて、ネクタイをいじる、というお芝居をしていたので、それを真似しても良いか監督にお話しして取り入れました」と裏話を明かしてくれた。

 松居監督からみた現場での尾美は「『バイプレイヤーズ』でもご一緒しているんですけど、それとは別で、尾道で尾美さんと話すとすごく緊張しました。飲食店にもすごく詳しかったので教えていただいたりしました」と明かした。

 また、尾美と初共演の倉は「今回初めましてだったのですが、とても柔らかい方なのでいるだけで安心感がありました。そのまま先生としていてくれました」と緊張の面持ちで語り、森田も「同窓会のシーンは尾美さんもいてくれて、私は先生に近いところにいたので、アドリブを入れてリードをしていただきました」と尾美とのエピソードを披露した。

 最後に尾美は「もう2回ぐらい観ても楽しめる作品だと思います」とアピールした。それを受けてMCが「2回以上観た方いらっしゃいますか?」と問いかけると、客席からは2回以上観た観客の手が多く挙がった。それを見て嬉しそうに福永は「誰に注目して観るかで感じ方が変わってくる映画なので面白いと思います。何度も楽しんでいただけると嬉しいです」とコメント。

 森田は「撮影しているときから、みんなと仲良くなって、実際に舞台挨拶に出たいねと話していたので、先生も一緒に今日この場に立てて嬉しい、またおかわりしてください」。大関は「私ももう一回来週あたり観に行きたいです。後ろにいる私たちも面白い動きしていると思うのでそこに注目してまた観ていただけたら」とコメント。山谷は「この作品は大人の層が観て楽しめる映画だと思います。帰り道、自分が主人公だった時の学生時代を思い出して帰路についてほしい」、倉は「2度3度目でもおいしい映画なので、次観るときは茂目線で観ていただけたら嬉しいです」と自身が演じた役をアピールした。監督は「ここにいるメンバーに注目して観ていただけたら嬉しい。映画の2年後を描いたRin音さんの曲もあるのでぜひ聞いてみてほしい」と呼び掛け、大団円で舞台挨拶は幕を閉じた。

公開表記

 配給:バンダイナムコフィルムワークス
 大ヒット上映中!

(オフィシャル素材提供)

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