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『パルテノペ ナポリの宝石』アルコール中毒者ゲイリー・オールドマンが意味深なアドバイス!?本編映像解禁

© 2024 The Apartment Srl – Numero 10 Srl – Pathé Films – Piperfilm Srl

 イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督最新作で、イタリア国内で監督史上最大のヒットを記録した『PARTHENOPE』(原題)の邦題を『パルテノペ ナポリの宝石』とし、8月22日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほかにて全国公開となる。

神秘的な美しさと悲劇を背負う女性“パルテノペ”
巨匠が絶景のナポリを舞台に描く、果てしない愛と自由の人生讃歌

 第86回アカデミー賞®外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)をはじめ、圧倒的な映像美で<21世紀の映像の魔術師>と呼ばれ、人生の悲哀と幸福を表現し、最新作『La grazia(原題)」で本年度の第82回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にも選出、オープニング上映が決定したイタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督。時は1950年、人魚伝説が根付く南イタリア・ナポリに生を受け、街を意味する“パルテノペ”と名付けられた美しいひとりの女性の生涯を描く。ソレンティーノ監督が初めて女性を主人公に据えた本作は、第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、大きな話題に。その後公開を迎えたイタリア国内では、なんと監督作史上最大のヒットを記録! 監督の新境地かつ真骨頂といえる渾身の傑作が誕生した。
 製作は、世界屈指のラグジュアリーブランド・サンローランが、異なる分野の先鋭的なアーティストたちとコラボレーションするという、サンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロの継続的な取り組みを反映して映画界へ参入したサンローラン プロダクションが手掛けた。本作ではアンソニー・ヴァカレロ自らが衣装のアート・ディレクションを担当し、50年代から80年代までの時代の変遷とともに生きるさまざまな人々を彩る色彩豊かなファッションの数々を作り上げた。さらに北米配給権を今世界の映画ファンに最も愛される気鋭の配給会社A24が獲得! パオロ・ソレンティーノ監督×サンローラン プロダクション×A24。新たなコラボレーションでスクリーンに映し出される贅沢な映画体験をお楽しみに。

新星セレステ・ダッラ・ポルタ×名優ゲイリー・オールドマン
運命の出会いを描く本編映像解禁!

 南イタリア・ナポリに生を受け、街を意味する“パルテノペ”と名付けられた美しいひとりの女性の73年の人生を描く『パルテノペ ナポリの宝石』。この度、本作で銀幕デビューを飾った新星セレステ・ダッラ・ポルタ演じるパルテノペと、先月、英国ナイトの称号を授与されたことでも話題をさらった名優ゲイリー・オールドマン演じる実在のアメリカ人作家ジョン・チーヴァーの運命的な出会いを描いた本編映像を解禁!

 ほぼ無一文で、カプリ島へひと夏の思い出づくりにやってきたパルテノペは、プールサイドで憧れの作家、ジョン・チーヴァーと運命的な出会いを果たし、ランチを共にする。酒に溺れて朦朧としているチーヴァーが憂いの表情で「あなたの美がもたらす破壊にお気づきかな?」と問いかけると、パルテノペは周りの人々の好奇の視線を感じながら、「最近少しずつ……そんな気が」と答える。隣の席にいた女性から「大女優の素質があるわ」とスカウトを受ければ「お礼を考えておきます」と受け流し、ヘリコプターに乗って待つ富豪からのデートの誘いをゲームと言ってはぐらかす。自身の美しさによる力に無頓着だったパルテノペが、チーヴァーとの会話の中で、“美しさ”の持つ力を自覚し、周囲の視線すらも奔放に楽しむことで、その魅力を最大限に花咲かせるきっかけとなる瞬間を描いたシーンになっている。

 アメリカ文学の偉人ジョン・チーヴァーを演じるのは名優ゲイリー・オールドマン。かねてよりソレンティーノ監督の大ファンだったというオールドマンは「彼の映画には哲学、ウィット、驚きがあり、いつも豪華に撮影されていて、欠点がありながらも魅力的なキャラクターたちを描く柔軟性がある。インタビューで『誰と一緒に仕事がしたいか』と聞かれ彼の名前を挙げたことが監督にまで伝わったようで、彼から連絡がきて、『君が僕のファンだと聞いたが、僕も君の作品がとても好きなんだ。脇役だけど素敵な役があって、ぜひ来てくれないか?』と言われたんだ。僕は『壁の影の役でも演じるよ! 脚本を読む必要もなく、やります』と返事をした。そうして私たちは結ばれ、撮影初日には自分自身をつねってこれが現実かを確認したよ」とお互いのラブコールによって出演が実現したことを明かす。

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 オールドマンが演じるに相応しいキャラクターを切り拓かねばならないと考えたソレンティーノ監督は、1950年代を中心にJ・D・サリンジャーやアーウィン・ショーらと同時代に活躍し、ピュリッツァー賞も受賞した著名なアメリカ人作家のジョン・チーヴァーを“架空のチーヴァー”としてパルテノペの前に登場させることを決意。代表作の「泳ぐ人」は1968年に映画化され、日本でも彼の短篇集は村上春樹訳で刊行されているチーヴァーだが、そんな彼の小説や日記を読み感銘を受けたというソレンティーノ監督は「彼は同性愛とアルコールの問題で不安を抱えていて、彼が記した日記は、表に出したくない感情に囚われていた。人生の旅を始めたばかりのパルテノペが、自分自身を解放できないために自由への旅路を歩めずにいる大人と出会うことに面白みがあると思ったのです」とチーヴァーを登場させた理由を説明している。

 パルテノペを演じたセレステ・ダッラ・ポルタはオールドマンとの共演を楽しんだと言い、「二人が出会った瞬間はとても特別です。パルテノペは、彼の本から感じるのと同じ磁力を感じ、彼の魂が見えるような気がしているのです。彼女は、チーヴァーの中に自分自身や自分の兄を見ているのかもしれません。彼らはみな、周囲の世界に馴染むことができない人々なのです」とパルテノペとチーヴァーの精神的な結びつきについて語っている。

 主人公パルテノペの運命を拓く役どころを、圧倒的な存在感と円熟の魅力で体現したゲイリー・オールドマンの好演をぜひ劇場で堪能してほしい。

© 2024 The Apartment Srl – Numero 10 Srl – Pathé Films – Piperfilm Srl
公開表記

 配給:ギャガ
 8月22日(金) 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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