
20世紀のイタリア文学の巨匠チェーザレ・パヴェーゼ原作、第77回ロカルノ国際映画祭ピアッツァ・グランデ部門出品作、『La Bella Estate(原題)』が邦題『美しい夏』(提供:日本イタリア映画社、配給:ミモザフィルムズ)として、2025年8月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となる。この度、本編映像とインタビュー動画が解禁となった。
ストレーガ賞受賞作・パヴェーゼの名作、待望の映画化
思春期から大人へ 繊細な感情が交差する瑞々しい青春ドラマ
ストレーガ賞を受賞した、イタリア文学界の巨匠チェーザレ・パヴェーゼの同名小説が、現代的な感性で映画化。アリーチェ・ロルヴァケル作品の常連イーレ・ヴィアネッロと、モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルを両親に持つ新星ディーヴァ・カッセルが共演。第77回ロカルノ国際映画祭や「イタリア映画祭2024」でも上映され、観客を魅了した。戦争の影が静かに迫る中、少女が少しずつ大人になる姿を繊細に描く。文学、アート、ファッションが交差する不朽の名作がスクリーンに蘇る。
ディーヴァ・カッセル、ランジェリー姿で湖に飛び込む──
映画『美しい夏』より本編映像が解禁
この度、戦争の影が忍び寄る1930年代のイタリア・トリノが舞台の青春ドラマ『美しい夏』より、本編映像が解禁された。舞台は1938年、戦争の影がじわりと迫るイタリア・トリノ。田舎から出てきた16歳の少女ジーニアが、3歳年上で美しく、自由奔放な女性・アメーリアと出会い、友情や恋、憧れと戸惑いの中で初めて向き合う心の揺らぎが、繊細な筆致で描かれていく。
今回解禁されたのは、ジーニアの前にアメーリアが初めて姿を現す印象的なシーン。ジーニアが兄やその友人たちと湖畔でピクニックをしていると、ボートに乗ったアメーリアが現れ、突然ランジェリー姿で湖に飛び込み、彼らの元へ泳いでくる。華麗で大胆な登場に場が沸き立つなか、ジーニアはアメーリアの存在に目を奪われる。アメーリアから「タバコ、持ってる?」と問われたジーニアは「吸わないの」と精一杯答えるのだった……。
アメーリアを演じたのは、俳優モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルを両親に持つディーヴァ・カッセル。パリで育ち、14歳でドルチェ&ガッバーナのキャンペーン・モデルに抜擢されて以降、ディオールのアンバサダーや「Vogue Italia」60周年号の表紙を飾るなど、世界的ブランドの顔を務めてきた。幼少期から演技のレッスンを重ね、本作で満を持してスクリーン・デビュー。現在、ルキノ・ヴィスコンティの名作映画のリメイクで、クラウディア・カルディナーレが演じた役を再演したNetflixリミテッドシリーズ『山猫』(25)が配信中のほか、『オペラ座の怪人』リメイクへの出演も発表されており、女優としての今後の活躍に大きな注目が集まっている。
「夢のキャストです!」
ラウラ・ルケッティ監督&主演二人のインタビュー映像が到着!
さらに、本作の監督ラウラ・ルケッティと、主演のイーレ・ヴィアネッロ、ディーヴァ・カッセルによるインタビュー映像が到着。主演の二人について問われると、ルケッティ監督は「夢のキャストです!」と語り、「若く、知的で、活発で、好奇心があって。もっと知りたい、もっとやってみたいという気概に満ちていた」と二人の魅力を振り返る。登場人物たちと年齢の近い俳優を起用したことで、「彼女たちのおかげでキャラクターを深く理解することができた」語り、「イーレとディーヴァのおかげで、監督として一番大切なものを受け取ることができた」、深い信頼を寄せている。ジーニア役のイーレ・ヴィアネッロは、「物語を通じて、自分自身が大きく変わりました」と語り、「あんなに遠い時代の人物が私を変えてくれたし、私も物語の中に自分の何かを持ち込んでいた」と、役との共鳴を明かす。アメーリアを演じたディーヴァ・カッセルも、「本当に幸せな経験でした。撮影現場が何よりも楽しくて人としても俳優としても、素晴らしい経験になりました」と振り返っている。
公開表記
配給:ミモザフィルムズ
8月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)