イベント・舞台挨拶

『夏の砂の上』トークイベント

© 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

 登壇者:オダギリジョー、森山直太朗

 映画『夏の砂の上』のトークイベントが8月7日(木)にテアトル新宿にて開催され、本作の主演・プロデューサーの務めているオダギリジョー、共演の森山直太朗が登壇。公開約1ヵ月を経て、キャスト稼働するイベントが最後となるため、オダギリと森山がステージ上で乾杯! 本イベントのためテアトル新宿へ駆けつけた皆さんと一緒に打ち上げを行っているような和やかな雰囲気の中での珍しいティーチインイベントとなった。

 オダギリジョーが「森山直太朗さんなら、陣野という役柄に説得力をもたせられる」と確信してオファーした経緯について質問されると、オダギリは「陣野という役柄は、プロの俳優さんにはない佇まいや魅⼒を持った方がいいと思っていました。また森山さんと共演してみたかったんです」と話し、それを受けて森山は「最初はなぜ私なのかとビックリしましたが、ちょうど音楽活動がクールダウンしていた時期だったので、ほかでもないオダギリさんからのオファーでもありますし、断る理由がないと思いました」と回答。ただ、森山は1つだけ気になっていたことがあったようで「オダギリさんは信念をもって映画に関わってきた方というイメージがあって『映画とは?芝居とは?なんなのか?』というようなお話を振られたらどうしようかと思っていました」と本人を前に暴露。ただ、その点は誤解だったことが判明。撮影現場のホテルロビーで毎夜開店していた「スナックジョー」で楽しく飲むオダギリを「ジョーママ」と呼ぶなど、撮影中に親睦を深めた様子に、終始笑いが耐えないトークが展開。

 ティーチインになると、「本日5回目」という方からの質問が続く。オダギリと森山の仲の良さをさらに聞きたくなった観客から「森山の好きなところ」を問われたオダギリは、「森山さんが17時以降はご飯を食べないと決めている日があったり、空いた時間にジョギングなどをしているところ」と回答。その理由として「自分に厳しく、甘えのない生活が自分にはできないから」だと説明すると、森山は「ジョギングは、走るというより長崎の坂道を歩きながら、長崎弁のセリフの音声を聴いていた」ことを明かし、長崎弁のセリフを誰にも知られず習得していたことが初めてあきらかになった。

 続いて「二人で今後一緒にやりたいことがあるか?」という質問にオダギリは、「森山さんの隠れ家に行ってみたい」と話すと森山は「ぜひ、来てもらって一緒にDIYをやりましょう」と提案。オダギリが「DIYはやりたくないです(笑)」と返しつつ、「じゃあ、詩を1節ずつ交互に出し合い、書き上げますか」と話すと、会場からは感嘆のような声が。森山は「いま、お客さんから悲鳴が(笑)!」とつっこむと、オダギリが「おじさん二人で詩を考えながら飲むのは気持ち悪いですよね」と大笑い、最終的には森山も賛同し、オダギリと森山の共作による詩が生まれる可能性も残された。さらに、森山の演じたシーンで好きな場面を聞かれたオダギリは「松さん演じる恵⼦と自分が演じる治が離婚について話した後に、治の家の外で待っている森⼭さんの佇まいがとても好きですね。家の中の緊張感とかけ離れたなんともいえない雰囲気を出していて、あれは森⼭さんだからこそだと思う」と話すと森山は恐縮しながらも嬉しそうだった。

 イベントの終わりを告げられると、オダギリが「まだ皆さんの質問に答えていないのに」と続行したい意志を伝えると、森山が「このまま皆さんと劇場ロビーでティーチインを続けましょう」と提案すると観客からは大きな拍手がおこった。最後の挨拶を無しにして「その時間にもう1つ質問を聞きましょう」とオダギリが提案。映画のラスト・シーンに言及する深い質問が飛び出し、大盛り上がりの中、イベントは終了。オダギリと森山と一緒に打ち上げをしたようなアットホームな雰囲気のティーインイベントとなった。

 映画『夏の砂の上』は絶賛公開中。

公開表記

 配給:アスミック・エース
 全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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