イベント・舞台挨拶

『君の声を聴かせて』ジャパンプレミア

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 登壇者:ホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュ、チョ・ソンホ監督
 MC:奥浜レイラ

 台湾制作の名作青春ラブ・ストーリー『聴説』を韓国でリメイクした映画『君の声を聴かせて』(9月26日公開)。8月28日(木)にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて来日ジャパンプレミアが実施され、主演のホン・ギョン、共演のノ・ユンソ、キム・ミンジュ、そしてチョ・ソンホ監督が参加した。

 大学卒業後、夢を見つけられずにいるヨンジュンを演じたホン・ギョンは「僕は日本映画が大好きで、大好きな監督・俳優がいるここ日本で自分の主演作を引っ提げて来日することができて嬉しいです。しかも大好きな都市・東京に来られて嬉しいです」と喜色満面で、思わず叫ぶ一幕も。「テンションが上がり過ぎて叫んでしまい、すみませんでした」と無邪気な笑みを浮かべ、登壇者も笑いにつつまれた。

 水泳の国家代表を目指す妹を支える姉ヨルムを演じたノ・ユンソは「実は私は最近、衝動的に福岡を旅行して、それから1週間後にこうして出演作と共に仕事で東京に来られて嬉しいです。本作がたくさんの皆さんに愛されますように」と期待を込めた。

 オリンピック国家代表も有力視される聴覚障害の水泳選手ガウルを演じたキム・ミンジュは「私はIZ*ONEのメンバーとしてよく日本に来ていましたが、今回久しぶりに来ることができてうれしいです。いつも待っていてくれる日本のファンの皆さんの気持ちに毎回感謝しています」と日本のファンの歓迎ぶりに感激していた。

 7年ぶりの新作となるチョ・ソンホ監督は、本作を手掛けた狙いをこう説明した。「オリジナルは素晴らしい映画で、どのように作っていこうかと考えているうちに、ヨンジュンと同じ世代の頃の自分の姿や感情が蘇りました。その感情を本作に活かしたいと思いました」。 今回のキャスティングについては、まさに理想通りだと述べた。「映画を観ていただければ分かりますが、誰がどう見ても彼らでしかありえなかったと思ってもらえるはずです。僕自身、3人に会ってそう確信しましたから」。

 一方、ホン・ギョンは「誰もが自分の人生において一度くらいは一目惚れの経験はあるはずで、そのトキメキや緊張感を刻みたいと思いました」と明かし、手話については「撮影開始の3ヵ月くらい前から3人で手話を学び、それはとても楽しい学びになりました。手話は全神経を集中させて相手と目を合わせる必要があります。それによって相手の心を理解するのはどういうことなのか、相手の心を感じるとはどういうことなのかを改めて考えさせられました」と今後の人生の大きな糧になったと明かした。

 ノ・ユンソは「手話を学んだ期間は、お互いを知りながら距離を縮めていく時間でもありました。最初は覚えられるか不安でしたが、いざやってみたら想像以上に面白くて楽しかった。手話は非言語的なので相手の表情や体の動きを読み取る必要があって、それは演技面においても手話を通した学びがありました。手話が美しい言語であることも知れて、本作を通して手話という財産を得ることができました」としみじみ語った。

 水泳にもチャレンジしたキム・ミンジュは「私は水泳が苦手なので、自分の出来うる限りの練習を重ねて、ガウルが夢に向かって進む気持ちと同じ感覚で頑張りました」と熱演報告。手話については「手話はお互いの目を見てコミュニケーションを重ねるものなので、目を見つめて演技をする上でも助けになりました。手話を学ぶ機会をいただけて嬉しかったです」と充実した表情を浮かべた。

 最後に主演のホン・ギョンは満員御礼の会場に向けて「僕は本作のシナリオを読んで、恋に落ちるということは当たり前のようであって、今の時代では難しいことなのではないかと思いました。いろいろな要素、いろいろな壁が立ちはだかる中で、映画では現在の状況や人が恋に落ちることがしっかりと描かれています。私たちは音のあることが当たり前になっていますが、本作では音がないという状況によって相手の心を深く覗き込むことができるということが描かれています。とにかくひたすら楽しんで鑑賞してほしいです。ありがとうございます」とメッセージを含めて呼び掛けていた。

公開表記

 配給:日活/KDDI
 9月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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