イベント・舞台挨拶

『アハーン』公開記念トークイベント

© Will Finds Way Films

 登壇者:吉田 葵(俳優・ダンサー/ダウン症当事者)
 MC:秋元麦踏(「生活の医療社」代表・『アハーン』配給担当)

 ヒンディー映画で初めてダウン症当事者が主役を務めることで話題の映画『アハーン』の公開記念トークイベントが9月6日(土)に新宿シネマカリテにて開催された。

 上映後のトークイベントでは、生活の医療社代表であり本作の配給担当である秋元 麦踏の司会により進行。ゲストには俳優 吉田 葵が登壇した。吉田は、NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』において、ダウン症当事者として日本で初めて連続ドラマのメインキャストを務めるなど、現在活躍の場を広げている。

 トークは、まず吉田 葵の『アハーン』への感想が語られた。今後俳優と接客の仕事を頑張っていきたい、将来家族を作り、家を買いたいという夢を抱く吉田は、「自分の夢とアハーンの夢が一緒で嬉しかった」とコメント。さらに、劇中でアハーンが“自分の人生を作りたい”と自分の人生を切り拓いていこうとする姿に触発され、「僕も目標に向かって努力するのが本当に好きだから、これからも頑張りたい」と吉田自身の熱い想いを話した。

 続いて、吉田 葵の俳優活動についての話題へ。出演作である映画『PERFECT DAYS』やNHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』撮影時のエピソードが語られた。
 質疑応答では、吉田が会場からの質問に答える中、なんと吉田からも「僕からも秋元さんに質問してよいですか」と投げかけられた。秋元に対して、「『アハーン』の中で一番好きなシーンは何ですか?」「普段お休みの日は何をしていますか?」と吉田からの逆インタビューの時間がスタートし、会場は笑いに包まれた。

 最後、「これからやりたい役柄は何ですか?」という質問に対し、劇中の“素敵な女性と結婚したい”というアハーンの想いに重ねながら、「僕も、彼氏役をやりたい!」と答え、会場を沸かせた。

 トークは終始温かい雰囲気の中で終了。退場後には吉田の口から「楽しかったなあ」との言葉がこぼれた。

 なお、本上映は、「場内を真っ暗にしない、音量を控えめにする、声を出してもOK、動き回ってもOK」 という“フレンドリー上映”の形式で実施。障がいやさまざまな特性により映画館での鑑賞にハードルを感じる方にも、安心して映画を楽しんでいただけるための環境が整えられた。
 映画『アハーン』は新宿シネマカリテほか全国順次公開中。

公開表記

 配給:生活の医療社
 配給協力:ラビットハウス

 新宿シネマカリテほか全国順次公開中

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました