

イントロダクション
アヌシー国際アニメーション映画祭でも話題を呼び、映画音楽で評価を得たストップモーションアニメ『リビング・ラージ!』。
13年前に出合った一冊の小説から構想を重ね、12年の歳月を経て、ひとつの映画が形になった。
娘の成長に寄り添うように生まれたこの物語には、チェコのアニメーション作家クリスティーナ・ドゥフコヴァのまなざしと、繊細な手仕事が息づいている。料理と音楽に夢中な少年ベンをめぐるストーリーは、丁寧に作られた人形たち、夢想や想いをすくい上げるストップモーションアニメーション、そして胸に残るラップやメロディによって、揺れ動く感情や言葉にならない想いをやわらかく受けとめてくれる。自分を少しだけ好きになれた瞬間を映す。
そんな心の変化の芽吹きを、そっとすくい上げるように描かれた本作は、ポップであたたかなユーモアとともに、自分らしく生きる歓びを奏でてゆく。世界にたったひとつ。そんなアニメーション映画が、ここに誕生した。

ストーリー
ベンは、音楽と料理が大好きな、ちょっとシャイな男の子。気の合う友だちとバンドを組んで、ラップを書いて、料理を楽しむ毎日を送っている。学校ではあまり目立たないけれど、キッチンに立つときと歌っているときだけは、少しだけ自分を好きになれる。そんなある日、クラスメイトのクララのことをふと意識しはじめたベンは、自分の見た目や気持ちが少しずつ気になりはじめ、ダイエットにも挑戦してみる。けれど、思うようにはいかず、歌詞にもならないモヤモヤが胸の奥でざわめき出す。うまく言えない気持ちも、整理のつかない想いも、音楽にのせて。ベンは、まだ知らない自分に少しずつ出会っていく。
(原題:ŽIVOT K SEŽRÁNÍ|英題:LIVING LARGE、2024年、チェコ=スロバキア=フランス、上映時間:79分、PG12)
キャスト&スタッフ
監督:クリスティーナ・ドゥフコヴァ
声の出演:タイラー・ゲイ、フィオン・キンセラ、アレクサンドラ・ハーマンズ
ギャラリー










予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
https://klockworx.com/movies/livinglarge/
公開表記
配給:クロックワークス
10月3日(金) 新宿武蔵野館ほかロードショー
(オフィシャル素材提供)