作品紹介

『旅人の必需品』

©2024Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

イントロダクション

 1996年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』から30年。これまで30本以上の監督作を発表し、近年はさらなるハイペースで自身のフィルモグラフィを更新し続けるホン・サンス。韓国のソウルに生まれ、アメリカで美術を学んだホン・サンスは、大作商業映画からは距離を置いた映画の製作体制を築き、ベルリン国際映画祭での5度の受賞をはじめ、カンヌ、ヴェネツィア、ロカルノなど数々の国際映画祭で活躍し唯一無二の存在感を示してきた。
 ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して、2025年11月から2026年3月までの5ヵ月間、最新作を含む新作5本を月替わりで公開する「月刊ホン・サンス」を開催。幕開けを飾るのは、イザベル・ユペールがソウルにやってきたミステリアスな旅人を演じる『旅人の必需品』。
 ホン・サンス監督の31作目となる『旅人の必需品』は、第74回ベルリン国際映画祭で5度目の受賞となる銀熊賞(審査員賞)を受賞。『3人のアンヌ』(12)、『クレアのカメラ』(17)に続き、3度目となるイザベル・ユペールとのコラボレーションは、「現代映画界屈指の独創的で刺激的な俳優×監督コンビが生んだ傑作!」(IndieWire)と絶賛。詩とマッコリと愛する旅人の足取りを通して出会う、ミステリアスでユーモラスなソウルの街と人々。これまで以上に軽やかでロマンチックなコメディドラマとなっている。

©2024Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

ストーリー

 ソウルを旅する謎めいたフランス人女性イリス(イザベル・ユペール)。フランス語の個人レッスンをしている彼女は、生徒たちの家を渡り歩くが、あまりに風変わりな教え方に、人々はみな戸惑うばかり。レッスンが終わると、彼女は年下のボーイフレンドの家へと帰っていく。イリスは何をしに韓国へやってきたのか。なぜフランス語を教えているのか。韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩に触れるなかで、徐々に彼女の謎に満ちた日常が浮かび上がっていく。

 (原題:여행자의 필요|英題:A Traveler’s Needs、2024年、韓国、上映時間:90分)

キャスト&スタッフ

 脚本・監督・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
 出演:イザベル・ユペール、イ・ヘヨン、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、ハ・ソングク、キム・スンユン

ギャラリー

予告編

©2024Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://mimosafilms.com/gekkan-hongsangsoo/

公開表記

 配給:ミモザフィルムズ
 2025年11月1日(土)より、ユーロスペースほかにて新作を5カ月連続で順次公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました