イベント・舞台挨拶

『じっちゃ!』初日舞台舞拶

©つがる市フィルムコミッション

 登壇者:中村静香、小野武彦、しゅはまはるみ、佐々木駿(Apollogic)、鈴原ゆりあ、千村利光監督

 四季折々の青森・つがる市の風景を舞台に、東京からIターン移住した孫娘と、市内でメロン農家を営む祖父の絆を描くヒューマン・コメディ『じっちゃ!』。
 10月31日(金)、初日舞台挨拶を開催し、中村静香、小野武彦、しゅはまはるみ、佐々木駿(Apollogic)、鈴原ゆりあ、千村利光監督が登壇した。

 会場満席のなか、キャスト・監督が登壇。最初に簡単な挨拶後、トークが展開された。

 最初に物語の着想について聞かれた千村監督は、「つがる市は10年来、お世話になっている街なのですが、映画を作らないかというお話をいただいて、家族の物語を作ろうと思いました。僕自身、田舎に帰ると言えるところがなく、子どもの頃、友達が「田舎に帰る」とか「新潟に行く」「名古屋に帰る」とか言っているのを羨ましいなと思ったことがありました。僕がつがる市に対して感じていたこと、戻れるような場所が出来たなぁっていう感じを投影したような作品になっています」。
 主人公・三上ゆきを演じた中村静香は、ゆきという女性について「身近な存在。皆さんの周りにもいるような、親しみやすい女性だと思います」と話した。そして、ゆきの祖父・三上泰助を演じた小野武彦と共演した感想を聞かれると「現場でも、みんなのおじいちゃんという感じでした。小野さんがいると和むんです。撮影中は余裕がなかったのであまりお話し出来なかったのですが、先日の青森先行公開時にご一緒させていただいて、ずっと小野さんとおしゃべりしてました」というと、小野は「撮影中は交流が少なかったよね。孫娘とね、おじいちゃんの関係を表現しなきゃいけないんだけど、俳優の前に人間なんだから、クランクイン前に日本酒とか飲んで関係をつくってやりたかったよね」と会場を笑わせた。
 また何度も仕事で行ったことのある青森について改めてどう感じたのかを尋ねられた小野は「弘前から見る岩木山とつがるから見る岩木山の風景が違うんですよね。そういうところが故郷に帰ってきたと感じる部分なんでしょうね」と答えた。
 ゆきの母・三上春⼦を演じたしゅはまはるみは、ゆきと泰助二人の絆の物語について「すごい嫉妬してましたね(笑)。私とじっちゃは仲良しの親子だったと思うんですけれど、シーンとしては描かれているわけではないので、(ゆきとじっちゃについて)羨ましいなと思って見てました」。
 ゆきの祖母の若い頃を演じた鈴原ゆりあは、撮影中の印象的なエピソードを聞かれると「真っ白な銀世界の中での撮影でした。粉雪がほしいなって時には降るし、静かになってほしいなって時はスッと風が止むみたいな感じで、自然が味方してくれたような印象でした」。
 芝居自体は初めてという、ゆきの東京時代の同僚・渡辺を演じた佐々木駿は、「普段、アーティストとして活動しているので、人間模様を演じている皆様のことを改めてすごいなと尊敬させていただきつつ、こうやって自分が俳優側の立場に立たせていただいたことで、また違った景色でいろんな映画を観られるだろうなということと、こういう映画にきちんと名前を残して親孝行ができたかなという気持ちです」と話した。
 また、本作は観る方の故郷や思い出を振り返ることのできる作品ということで、「故郷(ふるさと)」と聞いて何を想うかを問われた中村は「この映画を通して、生まれ育った場所だけが故郷ではないなというのを感じました。皆さんにとって心の故郷がどこなのかというのを感じながら観ていただけたら嬉しいです」と話した。

 最後に千村監督が「映画はハートのこもった家族の話です。心に響くところがあったら、いっぱい宣伝してください」と話して、舞台挨拶が終了した。

 『じっちゃ!』は10月17日(金)より青森にて先行公開、10月31日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次ほか全国順次公開。

公開表記

 配給:S・D・P
 10月17日(金) 青森にて先行公開、10月31日(金)より 池袋シネマ・ロサ ほか全国順次ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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