
登壇者:市原隼人、武田玲奈、栄信、小堺一機
市原隼人主演 映画『おいしい給食 炎の修学旅行』が10月24日(金)より新宿ピカデリーほか絶賛公開中。
映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の大ヒットを記念して11月8日(土)、新宿ピカデリー(東京・新宿)にて舞台挨拶が行われ、市原隼人、武田玲奈、栄信、小堺一機が登壇した。サプライズで映画の中で忍川中学の生徒を演じた子どもたちも来場し、市原さんに寄せ書きをプレゼント! 会場は大きな盛り上がりを見せた。
朝早くからの上映会にもかかわらず、劇場は満席で、キャスト陣は口々に感謝を口にする。この日は、市原が田んぼアートに携わった青森県田舎館村で収穫されたお米が来場者にプレゼントされた。ちなみに、この日の舞台挨拶には粒来ケン役の田澤泰粋は欠席となったが、田澤は現在、リアルな修学旅行中とのこと。市原ら登壇陣からは「うらやましい!」という声が上がっていた。
シリーズで初めて週末興行ランキングのトップ10入りを果たすなど、大ヒットを記録している本作だが、出演者の元にもさまざまな反響が届いているよう。舞台挨拶で全国を回っている市原は「(シリーズを開始した)6年前からすると夢を見させてもらっています。この作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物です。感謝の気持ちを直接、お客様に伝えたくて『全国を回らせてください』とお願いしましたが、温かな言葉や拍手、笑顔をいただき、涙を流してくださるお客様の姿からエンタテインメントの根源、役者の醍醐味、本当にかけがえのない大切なものいただいています。本当にこれ以上ない感謝を申し上げます」と深々と頭を下げる。

武田は「私も地元の福島とか、東北の舞台挨拶に参加させていただいたんですが、本当にたくさんの温かい『おい給』ファンの方が来てくれて、本当に愛があふれるファンの方たちが多いんだなって感じました。この前、地元の消防署でお仕事をしたんですけど、消防署長さんも見てくださっていて『めちゃくちゃ面白かった』とおっしゃっていて嬉しかったです!」と笑顔を見せる。
栄信は「私は普段、バイオレンスな作品をやることが多くて、基本的に男の人しか見ていない作品が多いんですが(笑)、『おいしい給食』の場合は小さい子から大人のお年を召した方まで、皆さん楽しんでいただける作品なので、いろんな方に感想を言っていただけるのが新鮮で、ありがたいです!」と嬉しそう。
小堺は「道を歩いていると通りすがりに『校長先生』と言っていただけることがあって嬉しいです」とニッコリ。「ラジオを一緒にやっている関根 勤さんが感慨深そうに『小堺くんが校長先生やるようになったんだね』って言っていて『教頭をやりたい』って言ってました」と明かし会場は笑いに包まれた。
この日は、公式Xに寄せられた質問に登壇陣がそれぞれ答えたが、「せんべい汁は本当に熱々のまま食べていたのか? 湯気が出ていたけどCGではなく実際に食べていたのか?」との質問には、市原が「熱かったです」と実際に現場で熱々のまま食べていたと明かし、さらに「基本的に長回しなんですけど、甘利田が憑依して、自分でも何をするか分かんないんです。気づいたらイスから転げ落ちていて『何をやってるんだろう……?』と思いました(苦笑)」と明かし、隣の栄信も「気づいたら倒れてました(笑)」と証言する。
また「甘利田の顔が触れそうな“ゼロ距離”のアドリブにびっくりしたり、思わず笑いそうになったりしたことは?」との質問に、武田は「慣れました(笑)」と語り「最初は驚きました。シーズン1で(市原さんが)突然、クッキーをいっぱい食べ出して、笑いが止まらなくなってご迷惑をおかけしたことがありました(苦笑)」と述懐。市原はその時の様子を「目の前にクッキーがあったのでバーッと口に入れたら、しゃべれなくなりました」とふり返り、さらに「監督が笑ってしまってNGになったこともありました。録音部さんが『(ノイズの声が)なんか聴こえるな。こんなの使えないよ。誰だ?』と思ったら監督で……」と驚きのエピソードを明かしてくれた。
また、実際に給食づくりに携わっているという方からの「こんな給食があったらいいな」と思う給食は?との質問に、武田は「アジア料理とかあったらいいですね。タイ料理のカオマンガイとか新しいんじゃないかと思います」と提案し、栄信も「トムヤムクンとか、子どもたちが(その国に)興味を持つきっかけになって、世界に見聞を広げるためにもいいのかなと思います」と同意する。
小堺は「食材を(子どもたちの前に)置いて、これをどう組み合わせますか?というのをやってみたら面白いんじゃないかと思います」と提案。市原は「給食(のメニュー)じゃないけど、とにかくジャンケンがしたいので、一度、配り終わってからのジャンケン専用のデザートをつくってほしいです。ジャンケンをするために学校に行きたい! 『学校ってやっぱり楽しいんだよ』と。そのために学校に行こうよと言いたいです」と給食を楽しみに学校に来てもらえたらという思いを口にした。
舞台挨拶の最後に市原は「幼い頃、映画を囲んで家族で過ごす一家団欒の時間が大好きでした。いまでも、あの日、あのとき、あの場所に戻りたいと思えるような時間です。そんなことを思いながらこの作品を制作してまいりました。お子様が観ても、人生のキャリアを積まれた方が観てもしっかりと楽しめる作品――表面的にはコメディですけど、社会派であり、地に足のついた本質に訴えかけるメッセージを6年間、ひたむきに投げかけ続けてきました。ご家族でもひとりでも、恋人と見ても、仲間と見てもしっかりと楽しめる、王道でありながら、唯一無二の骨太のエンターテイメントを目指してまいりました。この作品が人と人の絆の架け橋となることを心から願っております。そして全国を回って、改めて我々だけでは作品は成立しないと感じさせていただきました。映画館で懸命に汗を流して働かれている皆様がいるからこそ、お客様に映画をご覧いただけます。映画が終わってお掃除に入ってくださる方、もぎりの方、ポップコーンを売ってくださる方――しっかりと映画館を守ろうとする方たちがいるからこそ、我々役者は生きていけるんだということを改めて感じさせていただきました。この場を借りて、全国の映画館や劇場で奮闘するみなさまに心から感謝申し上げます」と感謝の思いを熱く語り、会場は温かい拍手に包まれた。
そして、この後、サプライズで忍川中の生徒を演じた子どもたち22名が登場! 一人ひとり、挨拶をしたが、中にはこの日が17歳の誕生日だという生徒も! 市原の音頭により会場全体でバースデー・ソングを歌うなど、会場は熱い盛り上がりを見せる。そして最後に生徒たちから市原に寄せ書きをプレゼント。

市原は「すごく嬉しいです。本当は(このシリーズは)子どもたちが主役だと思っています。僕も13~14歳の頃から仕事をしていて現場が大好きだったので、(今回の現場でも)とにかくみんなが『仕事して!』とか『お芝居しなさい!』とかじゃなく、現場に行きたくなるような、芝居が好きになるような、そんな環境作りを心がけていました。皆さんが楽しそうにしている姿が僕の幸せでした。本当にありがとうございます。大事にします!」と満面の笑みを浮かべていた。

『おいしい給食 炎の修学旅行』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。
公開表記
配給:AMGエンタテインメント
いい食、旅立ち。全国公開中🔥
(オフィシャル素材提供)





