
登壇者:竹内涼真、町田啓太、大友啓史監督
W主演の竹内涼真と町田啓太、メガホンを取った大友啓史監督がNetflix映画『10DANCE』配信記念イベントに登壇。撮影秘話や作品について熱いクロストークを繰り広げた。
本作は、男性2人のダンスに懸ける情熱、闘志、苦悩、嫉妬、愛が描かれた井上佐藤による大ヒット漫画「10DANCE」(講談社「ヤングマガジン」連載)が原作。「このBLがやばい!2019」を受賞した甘く刺激的な男性同士の愛とダンスの物語。Netflixで世界独占配信。
真っ赤なバラを背景に豪華なステージが作られ、竹内、町田と大友監督が登壇した。


ラテンダンスの日本王者・鈴木信也役を演じた竹内は、ダンス初体験で大役に挑戦した。18日からの配信を迎え、「いよいよ来たか!という気持ちです「心と体がリンクして出来た作品です」と力強くコメント。「心がザワザワして、嬉しい気持ちとドキドキした気持ちで、“翔んでけ―!”と言う感じ」と高ぶる気持ちを抑えきれない様子。

ボールルーム日本王者・世界2位の杉本信也役を演じた町田も「“翔んでけ―!”です」と笑顔で同調。「全員ですべてを出し尽くして作った作品です。絶対に楽しんでもらえると思います」と興奮しながら話す。竹内、町田の共演は8年ぶりとなる。

大友監督は2人を見ながら「すごく難しい題材なのに全身全霊で演じてくれました。社交ダンスの世界は奥深く、覚悟を決めてみんなが本気モードで向かいました。愛に満ちた作品です。僕らの思いがどのように皆さんに届くのか楽しみでしょうがない」とコメント。

出演オファー時を振り返り、竹内は「オファーが来て、31歳の誕生日前後に決めました。『32歳になるまでの1年間を捧げてみようかな』って。相当なリスクを背負うことになっても自分の人生をかけて、自分の可能性にかけてみようと思いました」と強い決意を明かす。当時はまだ他のキャスト陣が決っていなかったため、竹内は「『やります』とはいったものの誰が一緒にやってくれるんだろうとドキドキしていました」と話す。相手が町田と決まり、「イロイロあったんですよ(苦笑)」と前置きして、「まず、『よし!』と思いました。町田くんしかいないなって。真正面から『やる!』と言ってくれたのが嬉しかった。町田くんと大友監督で奇跡が起きるんじゃないかなと思いました」と心境を吐露した。

町田は「熱量たっぷりのスタッフの方がオファーに来てくれました。嬉しかった。かなり前にプロのパフォーマーを目指していたときに、ダンサーへの道を諦めたことがあって、その時に消化し切れなかったものを極めたいと言う気持ち、前に向かう気持ちで、自分のために“やろう!”と決めました」と打ち明けた。
肉体も精神も極限まで追い詰められるゴージャスなトライアスロンとも言われる“10ダンス”の世界を見学したことを告白した竹内は、「最初に世界のダンサーたちが集まる大会でダンス披露のシーンを見て絶望してしまって、“イヤ~”しか出てこなかった」と弱音を吐く。そんな絶望と興奮の中、町田は「コレをやれたらすごいことが起きるかもしれないという期待と興奮があった」と話す。プロのダンスを見て、大きな刺激を受けたという2人。

そんな2人のキャスティングについて、大友監督は「これまで、たくさんの俳優たちが奇跡を起こす瞬間を見てきました。2ショットになったときの魅力、鮮度。自分に刺激を与えてくれることも大事なんです。今回の役は簡単に“やります!”とは言えない役なのに、“やる!”と言ってくれた人を信じたかった。すごくインスピレーションを与えてくれた。2人の不安と絶望とは別にして僕には勝算がありました(笑)。俳優が踊るアクターズ・ダンスの最高峰を目指そうと鼓舞しました」と話す。

会場にメイキング映像も映し出される中、熱いトークは続いた。


過酷なダンス練習の話になると、竹内は「初めてラテン・ダンスに触れたのが2024年2月7日で、1年後に撮影が終わりました。みんなを信じることが難しかったけれど、最後に奇跡が起きて、お互いに“信じる”を超えた瞬間があった。最後に全員を信じ切れて、本当に良かった……」と感慨深げに話す。
また、楽しかったシーンについて聞かれると「触れて、一緒に踊っていると、『俺たち、今繋がって、ノってきているなと分かる瞬間があるんです』。楽しかった」と笑顔で話す。
町田も「生まれてくるものがたくさんあって、楽しかった。社交ダンスや競技ダンスは1人では成立しない。心と身体の距離も近くて、情熱や愛、人間関係を純粋に投影しないと何も起きない。怖がっていても何も起きない。だからこそ、怖がらずに飛び込んでいくことが大事だった」としみじみ。

鈴木(竹内)のダンス・パートナーの、情熱的なダンサー・田嶋アキに土居志央梨、杉木(町田)のダンスパートナーの、冷静で気品のあるダンサー・矢上房子を石井杏奈が演じている。
土居について、竹内は「土居さんは僕より強い。よく食べます(笑)。振り付けも僕より早く覚えて、それが悔しかった。彼女は僕の心が折れそうなときに『できる!』と言い続けてくれて、前に進むことができました」と感謝を述べた。
町田は石井について「僕が考え込んでいる時に、先生に『町田さんが踊りやすくなるにはどうしたらいいですか?』と聞いてくれたんです。彼女は一切弱音も吐かなかった。一緒じゃなければ乗り越えられなかったですね」と、強い信頼関係を明かした。

ラテン5種、スタンダード5種、全10種目で競い合う“10ダンス”。「肉体も精神も極限まで追い詰められるが、ゴージャスなトライアスロン」と言われる〈10ダンス〉の世界を、ダイナミックかつ繊細に、豪華絢爛に映し出す。西尾浩一・下田 藍(スタンダード)、高木 隆・高嶋聖美(ラテン)という国内トップクラスのプロダンサー陣から、約半年から1年にわたる徹底指導を受けて撮影に臨んだ。
自分の中に無いものを持っている相手、お互いを必要としていた2人の姿を体現。お互いをリスペクトしあう竹内と町田が息のあった華麗なダンス・シーンを披露。指先の繊細な表情まで必見!!
最後に世界配信を控えた心境について、大友監督は「嘘のない作品になっていると思います」と自信たっぷり。町田は「苦しみながらも楽しんで作った作品です。愛に飢えているなと思った方は、ぜひ観てください!」。竹内は「本当の愛が詰まったこの『10DANCE』が世界中に届いて、どんどん羽ばたいていってくれたら嬉しいです」と熱い想いを込めてメッセージを送った。

(取材・文・写真:福住佐知子)
Netflix映画『10DANCE』

出演:竹内涼真、町田啓太
土居志央梨 石井杏奈 / 浜田信也 前田旺志郎
Nadiya Bychkova Susie Trayling Pasquale La Rocca
原作:井上佐藤「10DANCE」(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:大友啓史
脚本:吉田智子・大友啓史
撮影:佐々木達之介
照明:鈴木 岳
録音:川俣武史
美術:佐久嶋依里・加藤たく郎
音楽:横山 克
エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤善宏
プロデューサー:宮内貴子・石塚紘太
制作会社:エピスコープ株式会社
製作:Netflix
配信:2025年、Netflixにて世界独占配信
Netflix作品ページ:https://www.netflix.com/10DANCE(外部サイト)
作品ハッシュタグ:#10DANCE #テンダンス
Netflix(ネットフリックス)について
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