イベント・舞台挨拶

『TAR/ター』公開記念イベント

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 本年度アカデミー賞®で《作品賞》《監督賞》《主演女優賞》など主要6部門にノミネートされた映画『TAR/ター』(5月12日公開)の公開記念PRイベントが5月7日に都内で行われ、お笑いコンビANZEN漫才のみやぞんと元AKB48の西野未姫が参加した。

 オスカー女優のケイト・ブランシェットが天才にして、ストイック、傲慢、そして繊細! 圧倒的な天才指揮者を演じた本作に影響されたみやぞんと西野は、作品にリスペクトを込めてマエストロのようなフォーマル・ファッションで登場。即席の指揮台に立ってトークをスタートさせた。

 リーゼント・ヘア前面に映画タイトルの「ター」の文字を貼り付けたみやぞんは「ケイトの演技が上手いので演技に見えない。まるでドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』を観ているようだった。カメラもドッキリ・カメラの画角と配置みたいだった」とリアルな作りに脱帽。西野も「まるでホラー映画を観ているような気分になって、怖すぎて目をつぶりたくなるシーンもあったけれど、展開も面白くてドキドキワクワクした。ターがサイコパスに見えるような狂気的シーンもあったけれど、人は誰しもそういうものを心の奥底に隠し持っているのではないかと考えさせられた」と大興奮していた。

 音楽の道にストイックゆえ、狂気的な要素を挺していく主人公リディア・ター(ケイト)についてみやぞんは「あまり寝ていないときのロケ中は僕もターのような気持ちになる。やはり人は余裕があったほうがいい」と共感。一方、人気競争の激しいAKB48に所属していた過去を持つ西野は「総選挙で順位をつけられたりして間近でポジションの差を感じるグループだったので、私も狂気チックなところが食欲に出て15キロくらい太った。悲しみやプレッシャーが全て食欲に出た。当時は痩せている子のお弁当も食べていました。『TAR/ター』を観てその頃を思い出した」と告白していた。

 そのAKBといえば、チーム制&リーダー制を廃止することが決定したばかり。西野は「若い子も増えてメンバーも入れ替わっているので新たなAKBが見られるのが楽しみ。チーム制ではなくなったことで今後どのように劇場公演をするのか? ファンの方は楽しみな部分もあるのかも」と新スタイルに期待していた。

 また作品の内容にちなみ、「強いリーダー」の話題になると、みやぞんは「自分の中には強いみやぞんリーダーがいて、年に2回くらい出てくる。車やスマホやソファーなど5万円以上の買い物をするときに出てくるあいつがリーダー」と独自のリーダー論を熱弁。夫で極楽とんぼ・山本圭壱(55)と昨年結婚したばかりの西野が「山本さんは55歳で私とは歳が離れているけれど、精神年齢は小学生。歳が離れていてもリーダーとしての立場は逆転するかも。昨日も歯磨きをしないで寝ようとしたので叱りました」と夫婦関係のパワー・バランスを語ると、独身のみやぞんは「男性はそういう人に痺れる。僕だって女性から怒られるとドキッとしますから」と好みのタイプを明かしていた。

 さらにイベントでは、会場に流れる音楽をピアニカで耳コピする「目指せター!音当てクイズ」に挑戦。審議やフライングがありつつも、自称「絶対音感の持ち主」というみやぞんが優勝。主席PRマエストロの座をゲットして、自作の『TAR/ター』PRソングをギターで弾き語り。即興でタクトを振る西野とも息ピッタリで、みやぞんは「やっと一つになれた」と名コンビ誕生に満面の笑みを浮かべていた。

 最後に西野は「ホラーのような怖さもありつつ、展開が気になってついつい見入ってしまう面白さがある映画。映画を観た後に1、2時間しゃべっていられるはず」とPR。みやぞんも「クラシック音楽を知らなくても興味深く観られる映画です。ワインとビター・チョコのセットで観てほしい。僕はラッキョウとビールをお供に観ました」と、驚愕のラスト・シーンを必見!と呼び掛けていた。

 登壇者:みやぞん、西野未姫

公開表記

 配給:ギャガ
 5月12日(金) TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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