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監督:呉 美保×脚本:高田 亮『ふつうの子ども』本予告&場面写真一挙解禁!

Ⓒ2025「ふつうの子ども」製作委員会

 第38回モントリオール国際映画祭・最優秀監督賞をはじめとして多数の映画賞に輝いた『そこのみにて光輝く』(14)、第37回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に出品された『きみはいい子』(15)の黄金コンビ再び! 監督:呉 美保×脚本:高田 亮による完全オリジナル新作映画『ふつうの子ども』が9月5日(金)全国公開!(配給:murmur)
 この度、5月29日(現地時間)から開催される世界最古の子ども映画祭“ズリーン国際映画祭”でのワールドプレミアを前に、待望の本予告ならびに場面写真が一挙解禁!

いつだって、世界は「好き」で、まわって

 上田唯士(うえだ・ゆいし)、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛(みやけ・ここあ)が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスの問題児、橋本陽斗(はしもと・はると)に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。

 国内外で高い評価を得た『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)の監督・呉美保と脚本・高田亮の黄金コンビが三たび手を組んだ。その最新作『ふつうの子ども』は、シリアスなサスペンスからラブ・コメディまで幅広く手がける高田が、「ずっと前から書きたいと思っていた」という子ども同士の人間ドラマ。自身のまわりで目にする生身の子どもたちの姿に魅了され、小学校への取材を重ね、オリジナルのストーリーを書き上げた。
 一方、呉監督も「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という思いを長年温めていた。昨年『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で9年ぶりとなる長編映画を発表し、国内外で高く評価された呉監督だが、出産・育児を経てブランクを経験したことも事実。仕事や子育てに追われる中で、「子どもも大人も、共に楽しめる映画」を作ることへの情熱を強くしていた。自らも親となった監督と脚本家の二人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカスした本作は、「ありそうでなかった子ども映画」となって誕生した。

 主人公の唯士を演じるのは、映画『LOVE LIFE』(22/深田晃司監督)や『アンダーカレント』(23/今泉力哉監督)、ドラマ「それでも俺は、妻としたい」(25/足立紳監督)など、気鋭の監督たちに愛されてきた嶋田鉄太(しまだ・てった)。呉監督の作品には『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に続く出演となり、平凡な小学生の日常に訪れた刺激的な冒険の日々をまっすぐに演じきった。唯士が恋心のようなものを抱く、大人びた同級生の心愛に抜擢された瑠璃(るり)は、本作で初めての本格的な芝居ながらも、物語を牽引する強い存在感を披露している。二人と一緒に“環境活動”を始める陽斗は、土曜ドラマ「3000万」(NHK)や日曜劇場「VIVANT」(TBS)に出演し、映画の公開待機作も多く控える味元耀大(みもと・ようた)が演じ、場の空気を惹きつける華やかさと秘められた繊細さの両面から訴えかける。メインの3人に加え、彼らのクラスメイト役は全てオーディションで選ばれ、ワークショップを通して共通の時を過ごしながら、呉監督と共にそれぞれのキャラクターを創り上げていった。
 さらに、今を全力で生きる子どもたちと時に衝突し、寄り添う大人たちには実力派キャストが勢ぞろい! 唯士の母親・恵子を演じるのは、蒼井 優。育児に悩みながらも、我が子を信じ、褒めて伸ばそうとする母親を、丁寧に、そして温かく演じる。唯士の担任教師・浅井役には風間俊介。確かな演技力に定評のある風間が、30人の児童たちと日々向き合う小学校教師という役柄を、自然体で演じた。また心愛の母親・冬役を演じたのは瀧内公美。登場シーンは限られていながらも、強烈な印象を残し、それぞれの大人たちもまた答えのない人生と相対する様を体現する。

そして今回待望の本予告が解禁!

 「ウンチをしたら流す! 紙で拭くのを忘れずに」と教室で元気よく作文を発表する唯士10才。友だちとワイワイ登校し、家では母と楽しく笑い合う、ふつうの小学生。そんな唯士が“好き”を知る! 相手は同級生の心愛。「私たち子どもが生まれる前から二酸化炭素を出し続けているのは大人たちです」と発表し、先生に「大人が悪いとか誰が悪いとか言わないほうが……」と言われても「じゃあ子どもが悪いんですか」と物怖じすることなく自分の意見を口にする女の子。そんな心愛に惹かれた唯士は、図書館では偶然を装って環境問題の本を熱心に読む心愛に近づき、教室では「いいよね、カーボンニュートラル」と心愛に近づきたい一心で勉強した知識で声をかけるが、どうも心愛はそっけない。そこに、クラスのちょっと問題児の陽斗が絡んできて、何やら三角関係の様相に……。そして心愛の提案で「大人の意識を変えるには行動を起こさなきゃいけないんだよ」と“環境活動”を始める三人。しかし、子どもたちの一途な思いがエスカレートし、親たちも巻き込んだ大騒動へと向かってしまう。“好き”という思いを巡る嬉しさ、楽しさ、そして戸惑い。「10才になったら半分大人になるって言われました」という言葉が胸に残る本予告となっている。

Ⓒ2025「ふつうの子ども」製作委員会

また、あわせて場面写真9点も一挙解禁!


今回解禁した場面写真は、唯士、心愛、陽斗たちのイキイキとした日常、そして子どもたちを取り巻く大人たちの事情をビビッドに切り取ったもの。子どもたちと一緒に出会い直す私たちの世界は、こんなにも明るくて、スリリングで、ドラマチック!そんな物語を予感させる場面写真となっている。

公開表記

 製作幹事・配給:murmur
 2025年9月5日(金) テアトル新宿ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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