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「連続ドラマW 1972 渚の螢火」完成報告会

ⒸWOWOW

 登壇者:高橋一生、青木崇高、平山秀幸(監督)

 本土復帰を目前にした1972年の沖縄を舞台に繰り広げられるクライム・サスペンス「連続ドラマW 1972 渚の螢火」(10月19日[日]放送&配信開始)。
 その完成報告会が10月6日(月)に実施され、主演の高橋一生、青木崇高、平山秀幸監督が登壇した。

 本土復帰が目前に迫った中、現金を輸送していた銀行の車両が何者かに襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生する。本土復帰までの期限は18日。琉球警察・特別対策室は事件解決に奔走する。
 捜査に当たる特別対策室の班長・真栄田太一を演じるのは高橋一生。同じく特別対策室の刑事で真栄田に嫌悪をむき出しにする与那覇を青木崇高が演じる。監督は、『愛を乞うひと』(98)、『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(19)の平山秀幸。高橋とは『よい子と遊ぼう』(94)、「連続ドラマW ヒトリシズカ」(12)以来、3度目のタッグとなる。

 本作で主演を務めた高橋は「原作と脚本には当時の社会的背景が緻密に描かれていて、それをどう映像に変換するのか考えなければいけませんでした。演じる上では真栄田太一が1972年の沖縄で生活していたことをいかに落とし込めるのか、そこを意識して現場に入りました」と回想した。

 青木は「この顔なので8割くらいは仕上がっているのかな……」と笑わせつつ「沖縄の時代背景をセリフで言うので、さまざまな事件を調べて自分の言葉として言えるようにしなければいけませんでした。与那覇清徳はキャラクター的に熱量の高い人間なので、熱を持って突っ走って時に空回りしながら演じました」と述べた。

 平山監督は「沖縄が舞台の作品は、それがホームドラマでもコメディであっても意識せずとも社会的問題が描かれるもの。今回は娯楽要素が沢山詰まっている原作だったので、問題作というよりもエンターテインメントとしてアクションを作ろうという気持ちがありました」と狙いを明かした。

 沖縄ロケについて高橋は「沖縄は好きで旅行でよく行く場所ですが、今回の作品のフィルターを通して見る沖縄は、今までとは違う景色に映りました。当時を知る現地の方にお話しを聞くと物語が身近になっていきましたし、当時の情勢や当時に思うことはそれぞれ千差万別。当時をどのように捉えて生きていかれたのかをいろいろな人に聞くことで、リアリティを持って伝わってきました。それが役に活かせたと思います」と実感。青木も沖縄に知り合いが多いそうで「沖縄の知り合いは痛快キャラが多いので、そんな彼らのエッセンスを抽出してキャラクターを作っていきました」と沖縄のリアルな雰囲気を取り入れて役に活かしたことを明かした。

 沖縄での撮影は今年の1月~2月に行われたが、まさかの寒波到来。青木が「沖縄が極寒だった。こんなに寒いわけないだろと思うくらいに寒かった。ホテルでストーブを用意してもらうくらいでした」と驚きを持って振り返れば、高橋も「衣装合わせの時は話が違かった。使い物にならないくらい薄手を用意してしまって……。空港を降りた瞬間に寒いのではないか!?と。現地の方も何年振りかの寒波だとおっしゃっていました」と苦笑いを浮かべていた。

 そんな沖縄で高橋&青木はすっかり仲良しに。高橋が「僕はずっと常に青木さんと一緒にいました。撮影後も沖縄を回っていました」と懐かしがると、青木も「美味しいしゃぶしゃぶにも足しげく通いましたし、ステーキも行きましたね! 楽しい時間を過ごさせていただきました」と沖縄をエンジョイしたようだった。

 さらに琉球警察・特別対策室の新里愛子を演じた清島千楓(きよしまちか)から、本作出演及び高橋&青木との初共演を喜ぶビデオレターが到着。VTR内で抜擢理由を問われた平山監督は「一生秘密にしておきましょう!」とニヤリとし、高橋は「真面目に作品に取り組まれている方で緊張しているように見えなかった。本当に緊張していた?と思う」と絶賛。青木も「純度の高さが、まさに愛子ちゃんだった。堂々としたお芝居を見せてくれて素晴らしかった」とエールを送った。

 最後に平山監督は「肩ひじ張らずに全話観ていただけると嬉しいです」と呼びかけ、青木も「個人的なことになりますが、祖父が1972年当時の沖縄にいました。そう考えると自分も縁があったのかなと思いつつ、本作に携われて嬉しいです」と運命的な出会いだと述べた。主演の高橋は「1972年当時の沖縄の背景が描き出される物語ですが、作品としては娯楽です。楽しんで観ていただければそれが何よりです」と語り、完成報告会は幕を閉じた。

 イベントではYouTube WOWOWオフィシャルチャンネルでの第1話無料配信決定の情報を解禁! また、高橋一生&坂上泉(原作)&プロデューサーによる鼎談をYouTube WOWOWオフィシャルチャンネルにて、高橋の現場インタビューをWOWOW公式noteにて公開中。

「連続ドラマW 1972 渚の螢火」ストーリー

 1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。円ドル交換が完全な形で遂行できなければ日米外交紛争に発展しかねないと、琉球警察はこれを秘密裏に解決する特別捜査班を編成した。班長に任命されたのは警視庁派遣から沖縄に戻ってきた真栄田(高橋一生)。そのほか、同級生でありながら真栄田をライバル視する捜査一課班長・与那覇、そして定年を控えたベテランの玉城をはじめとするたった5人のメンバー。事件解決のタイムリミットは本土復帰まで18日間。捜査を進めるうちに、事態は沖縄財界や地元ギャング、さらには米軍関係者を巻き込み、二転三転していく……。
真栄田らは期限までに100万ドルを取り戻し、犯人を捕らえることができるのか――。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる!

キャラクター写真

「連続ドラマW 1972 渚の螢火」

 放送・配信:10月19日(日)スタート
       毎週日曜午後10:00放送・配信(全5話)【第1話無料放送】

 出演:高橋一生
    青木崇高 城田 優
    清島千楓 嘉島 陸 久本 宝 広田亮平 MAAKIII 北 香那    Jeffrey Rowe 藤木志ぃさー ベンガル
    沢村一樹 小林 薫

 原作:坂上 泉『渚の螢火』(双葉文庫刊)
 脚本:常盤司郎、倉田健次
 監督:平山秀幸
 音楽:安川午朗
 撮影:藤石修 照明:鈴木康介 録音:中里崇
 美術:中澤克巳 装飾:小山大次郎 小道具:持田千鶴
 スタイリスト:森本裕治 メイク:東村忠明
 スクリプター:川野恵美 編集:洲崎千恵子
 助監督:村上秀晃、野本史生 制作担当:宿崎恵造
 プロデューサー:高江洲義貴 廣瀬雄
 制作プロダクション:東北新社
 製作著作:WOWOW

 公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/1972nagisanokeika/(外部サイト)

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