イベント・舞台挨拶

『ストロベリームーン』初日舞台挨拶

© 2025「ストロベリームーン」製作委員会

 登壇者:當真あみ、齋藤 潤、池端杏慈、中条あやみ、伊藤健太郎、田中麗奈、酒井麻衣監督

 映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』の初日舞台挨拶が都内で行われ、主演の當真あみ、共演者の、齋藤 潤、池端杏慈、中条あやみ、伊藤健太郎、田中麗奈と本作を手掛けた酒井麻衣監督が登壇してクロストークが行われた。

 本作は、TikTokで「令和イチ泣ける」と話題を集めた芥川なお原作のベストセラー純愛小説を映画化。ヒットメーカー・岡田惠和の脚本、酒井監督の演出によって実写化され、純愛ドラマでありながらヒューマン・ドラマに仕上がっている。昨年7、8、9月に撮影された。

 公開前に試写会が何度も行われており、全国で既に約2万人が鑑賞。ステージの上には、鑑賞後の感想コメントがズラリと並んだボードが設置されていた。

 本作が長編映画初主演となった當真は、主人公の桜井 萌を演じている「撮影から1年、初日を迎えることができて、とても嬉しいです」と緊張気味に挨拶。子どもの頃から病弱で家の中だけで過ごし、15歳の冬に「余命半年」と医師から宣告される少女役を演じている。

 続けて「(完成後から)いろんな取材をさせていただいたりして、だんだん公開が迫っているなという気持ちでワクワクしていましたが、昨日の夜は緊張し過ぎて全く寝られませんでした……。今日、観に来てくださった皆様を前にして、嬉しい気持ちが一気に跳ね上がって、幸せな気持ちでいっぱいです」と封切り前の心情を興奮気味に吐露した。

 萌に突然告白され、恋人関係になる佐藤日向役を演じた齋藤は「原作を読んだ時からこの作品が大好きだったので、日向くんの成長を演じさせていただけるのがとにかく幸せでした。純粋なビュアな作品が出来ました」と伝える。そして、「あみちゃんや監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆さんに日向として現場で支えていただいたおかげで、幸せでした」と撮影の日々を振り返った。

 萌と日向を支える存在で、萌の親友・麗役を演じた池端は「2人とも本当に優しくて、一緒に現場にいると心強くて――。同年代なので、本当のクラスメイトのように一緒に楽しく撮影できたと思います」と話す。

 池端を加えた3人は劇中同じシーンが多く、楽しく撮影ができたという。現場でどんな話をしたのか聞かれると、「好きな色とか……?」と當真と池端は顔を見合わせた。ちなみに當真は赤、齋藤はピンク、池端は紫が好きな色だという。3人の初々しい答えに、思わず「可愛い……」と中条から声が漏れた。中条は紫と答え、池端に「一緒だね」とにっこり。伊藤は青と答えていた。

 萌の母親役を演じた田中は「あみちゃんが編み物をやっていたので、『私もやる』って始めて、編み物屋さんの情報交換とか、一緒に編み物をして教えてもらいました。それと、あみちゃんが病気の役で、減量をしていたので、体調が気になって、毎日『体調は大丈夫?』とか、そんな話をしていました」と當真との撮影時エピソードを話した。

 13年後の麗を演じた中条は「(高校生役の)みんなを見ていると楽しそうで、こんな青春っていいなって……。夢を見られるようでした。見ていて、私も青春を過ごした気分になれて……。みんなの演技が本当に素敵でした」と、後輩たちの演技を称賛した。

 日向の親友・カワケンの13年後を演じた伊藤は、試写を観て「ボロボロに泣きました」と告白。「純粋な、心が洗われるようなステキな映画。参加させてもらえて光栄でした」としみじみ。

「見ると、恋がかなう」という6月の満月“ストロベリームーン”を見たいと願うシーンがあることにちなんで、2025年の残り約2ヵ月で叶えたい願いは?と言う質問に、伊藤は「空を飛びたい。スカイダイビング」と答えた。しかし、伊藤の後は本作のヒットを願い、アピールするコメントが続いたので、伊藤が「ズルいですよ、皆さん……(苦笑)」とちょっとスネる場面もあった。

 齋藤は「僕も空を飛んでみたい。でも1番の願いはこの映画がロングランになることです」。當真は「萌みたいに何かに恋ができる期間が欲しいなと思います。好きなものを見つけて、何かに熱中できる時間がほしいなと思います。あとはこの映画を1人でも多くの方に観ていただけるように、宣伝だったり、いろんなことをしっかり頑張っていきたいと思います」と力強く話した。

 公開を記念しストロベリームーンの形をしたくす玉割りが行われた。當真と齋藤が「映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』!」と掛け声で紐を引き、みんなでストロベリームーン・ポーズて決めると、会場からは「公開おめでとう〜!」と祝福の声と大きな拍手が送られた。

 最後に、當真が「この作品はピュアな初恋、友情、家族の愛などいろんな形の愛が詰め込まれた作品です。それにこの作品づくりに携わった皆さんの愛もこもっている作品なので、温かさに溢れていて、心が癒されるような作品になっていると思います」と心からのメッセージを送った。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:松竹
 大ヒット上映中

(オフィシャル素材提供)

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