
登壇者:行平あい佳、青柳 翔、片山萌美、山谷花純、松本利夫、寺島まゆみ、竹財輝之助、城定秀夫監督
女性読者を中心にシリーズ累計540万部(紙+電子)を突破し、女性読者から圧倒的支持を集める大ヒット・シリーズ、湊よりこ「セフレの品格(プライド)」(双葉社 JOUR COMICS)。その待望の映像化最新作となる続編第3章「慟哭」は11月28日(金)より都内先行公開・全国順次公開、第4章「終恋」は12月12日(金)より全国公開が決定した!
11月20日(木)、『慟哭』そして『終恋』を一気見できる完成披露上映会が行われ、キャスト・監督が勢揃いし、舞台挨拶を行った。
前作から2年を経てつくられた待望の続編ということで、感慨深い様子のキャスト陣。まず行平が「前作を撮っている時から、すぐに続編があったらいいよねという気合で撮ってはいたんですが、まさか本当に、ここ新宿バルト9で封切りできるなんて。本当に夢のようです」と喜びを語ると、青柳も「僕も続編をやりたいなと思っていたので、お話をいただいた時はすごくうれしかった。またこのメンバーと一緒にお芝居できるのがすごくうれしくて」とコメント。そこに片山が「それこそ本当に同級生みたいな感覚で会えた感じがしますね。久しぶり!みたいな感じでした」と続けるなど、チームワークの良さをうかがわせた。


さらに城定監督も「続編もやれるといいね、という話はしていたんですけど、なかなか皆さんお忙しいし、メンバーがそろうのかな、ということもあったんですけど、本当にみんなそろってこうやって続編を作れてうれしく思っています」と感慨深い様子で付け加えた。

今回の続編では、物語に新たな深みと波乱をもたらす新キャストが登場する。抄子の元夫で、離婚後も彼女に激しい執着を見せる浩を演じた松本は「この人の痛み、弱み、みみっちさ、といったものが、一樹(青柳)に対しての、恨みやねたみ、嫉妬心でどんどん心がゆがんでいく。ここが焦点として当てられてる部分なのかなと思ったので、この歪みの部分を丁寧に受けながら演じさせていただきました」と述懐。

そんな松本と青柳は先輩後輩の仲ということで、青柳が「大先輩なので、もう緊張しちゃって。まず目を見ることもできないし」と言えば、「絶対緊張してないですよ!」と松本。さらに青柳が「先輩が弁当食べる前に弁当なんか食べたことがない」と言えば、すかさず「食べてたし!」と松本。その後も「トイレも行けない」「行ってたし!」「水も飲めない」「飲んでたし!」「ずっと正座してた」「正座なんて見たことない!」と次々とたたみかけるふたりの様子に会場も大笑い。

青柳が「昔からこういう感じでやらせてもらってますので。くだらない昔話をよくしてた記憶があります」と語れば、城定監督も「でも『慟哭』は本当に松本さんの映画みたいになってるんで。これは皆さんの心にトラウマを残してしまうかも」と期待をあおるひと幕も。行平も「お二人の空気感がすごく優しくて、アットホームな感じに出来上がっていたので。私はちょこんとそこに乗っからせていただく形なんですが、いざ撮影となると、(松本が)まあ怖くて。恐ろしくて……。本当にだから(青柳が)頼りになったんです」と語るなど、松本の怪演が強烈なインパクトを残したようだった。
一方、『終恋』に登場する作家・風吹メイを演じた山谷は、「今回、初めて城定組に参加させていただいて。かつ同性愛者という役も初めて演じさせていただきました。小説家という役も今回初めてで、本当に大人の階段をまた一つ上らせていただいたなと思ってます」とコメント。

さらにラブ・シーンなどの性的なシーンを撮影する際に、俳優たちをケアするインティマシー・コーディネーターとも、この作品で直接やり取りをしたとのことで、「こんなにケアして撮影現場に臨めるというすごくすてきな環境が広がってることも知ることができて勉強になりました。またこのような機会があった時には、この現場のことを思い出すんだろうなと思っています」としみじみと語ると、片山も「山谷さんと共演できたのがすごいうれしくて。しかも濃厚なシーンがあったので。そういう面では、そのシーンができたのが山谷さんで良かったなと本当に思いました。安心感のあるお芝居を常にされてるイメージがあったので」と振り返った。

一方、抄子が一樹と別れた後に心惹かれる同僚を演じた竹財は、その甘い雰囲気で、色気あふれる役柄を演じたことに「抄子との距離の詰め方など、ずるい男だなと思いつつ演じていました。ただ行平さんは酔っぱらった演技がめちゃくちゃかわいくて。普通に『かわいい』と思いながらお芝居させていただいておりました」と語ると、思わず照れてしまった行平。「本当に甘いんですよ、存在が。なので竹財さんはお砂糖菓子みたいな人だと思っております」と評して会場は大笑い。

そんな中、青柳に向かって「僕、映画を拝見させていただいて、青柳さんずるいなと思ってたんです。(一樹と一緒の時の)あんな抄子の顔を現場で見たことないですもん。どうやったらあの抄子の顔を引き出せるんですか?」と竹財が質問すると、意表を突かれたのか思わず咳込んでしまった青柳の姿にドッと沸いた会場内。青柳も「前作『セフレの品格 初恋』『決意』とやらせてもらってますんで。その密度もあるんですかね」と付け加えた。
また行平の実母である寺島は、「いつも娘がお世話になっております。皆さまもありがとうございます」と頭を下げて会場を沸かせると、「今回、バーのママの役なんですけど、監督が昔の私のブロマイドを見た時に『この髪型にできますか?』とおっしゃっていただいたので。80年代にはやった聖子ちゃんカットで出ております」とコメント。

そして娘との共演については「私はいつも通り。現場では監督さんの演出に集中しているので、娘だからとか、誰とかは、飛んじゃってます。でも彼女はたぶん嫌だったでしょうけど、私は大丈夫でした」とコメント。一方の行平は「私はド緊張しました」と苦笑いすることしきりだった。
そんなイベントもいよいよ終盤。まずは青柳が「本当にスタッフ、キャスト、プロデューサー、全員で力を合わせてここまで来ることができたと思っています。たくさんの方に観ていただけるとうれしいので、感想とSNS等で上げていただければ、うれしいです」と呼びかけると、行平も「大ヒットコミックスの実写化をこうやってきれいな形で完結を迎えさせてもらえたのは、本当に皆さまのおかげです。最後にもう1つお願いです。封切りの際は、この映画のことを広めていただけると、本当にうれしいです。本日は楽しんで帰ってください」とメッセージを送った。

公開表記
企画・製作・配給:日活
『セフレの品格(プライド) 慟哭』11月28日(金) 都内先行・全国順次公開
『セフレの品格(プライド) 終恋』12月12日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)






