作品紹介

『ラジオ・コバニ』

イントロダクション

 トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数ヵ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。
 そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。
 監督は、自身もクルド人のラベー・ドスキー。地雷や戦車を越えコバニに赴き戦地での撮影を敢行、クルド人兵士によるIS兵士の尋問にも立ち会った。本作を、戦死したクルド人兵士の姉に捧げている。

ストーリー

 チリ、サンティアゴ。トランスジェンダーでナイトクラブのシンガー、マリーナは歳の離れたボーイフレンドのオルランドと暮らしていた。
 マリーナの誕生日を祝った夜、自宅に戻ると突然オルランドの意識が薄れ亡くなったことで、マリーナは思いもかけないトラブルに巻き込まれていく。
 それでもマリーナは女性として生きていく権利を胸に、自分らしさを守るための闘いに挑むことを決める。

 (原題:Radio Kobanî、2016年、オランダ、上映時間:69分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:ラベー・ドスキー
 撮影監督:ニーナ・ボドゥー
 音楽:ユホ・ヌルメラ
 出演:ディロバン・キコほか

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『ラジオ・コバニ』公式サイト
ISとの戦闘で瓦礫と化したシリア北部の街「コバニ」で、大学生のディロバンは手作りのラジオ局をはじめる。

公開表記

 配給:アップリンク
 2018年5月12日(土)より、アップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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