イベント・舞台挨拶

『英国総督 最後の家』特別授業オフィシャルリポート

© PATHE PRODUCTIONS LIMITED, RELIANCE BIG ENTERTAINMENT(US) INC., BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND BEND IT FILMS LIMITED, 2016

 “歴史的な英国のインド返還”の一方で、信仰の違いから起こった“インドの分断”に最後まで諦めずに向き合った真実の人間ドラマ『英国総督 最後の家』の公開に先駆けて、インドのインターナショナルスクール「India International School in Japan」の生徒に向けて本作の上映会付き特別授業が実施された。

 上映終了後に、大妻女子大学、淑徳大学兼任講師でインド史を教えている関口真理氏が伝統衣装のサリーを身に着けて登場。生徒たちに「映画はどうでしたか?」と質問すると、大きな拍手が起こった。「ラブストーリーが良かった。総督の奥さんの働きも良かった」と本作で描かれる異教徒同士の恋に感動した生徒や、中でも一番多かったのが「インドの当時の状況を、映像として観ることでよく分かった」という感想が寄せられた。今から70年前の出来事を描いた映画ということもあってか、ほとんどの生徒が両親や祖父母からもインドの分離独立の話は聞いたことが無いと答え、生徒たちにとっては自分たちのルーツであるインドの歴史を学ぶ貴重な映像体験になったようだった。

 多くの生徒が今現在のインドの大統領官邸のことは知っていたが、「映画の中の英国総督の屋敷が今のインドの大統領の官邸です」と関口氏が明かすと、生徒たちは驚きの声を上げていた。

 トークテーマを少し変え、「日本でインド映画を観る機会はありますか?」と聞くと、「日本でも人気の『バーフバリ』を観ました」と答えた生徒が多く、続けて好きなインド人の俳優を聞かれると、シャー・ルク・カーン、アジャイ・デーヴガンなど、インドのスター俳優たちの名前を続々と挙げた。好きな映画作品を聞かれると、日本では公開されていないインド映画の作品名が多く挙げられるなど、やはり日本で生活していても、ハリウッドを凌ぐとも言われるボリウッド映画の国として知られる自国インドの映画が好きな生徒が圧倒的に多かった。

 この翌日から夏休みに入り、祖国に帰郷する生徒たちに向かって関口氏は「この映画をぜひ家族で観て、独立の時にどんなことがあったのか家族で話し合ってみてほしい。この機会にインドの歴史を学び直してみてはいかがでしょうか。皆さんの世代で学習して、また次の世代に受け継いでほしいと」とメッセージを送り、特別授業を締めくくった。

 登壇者:関口真理氏(大妻女子大学、淑徳大学兼任講師(専門はインド史、現代インド社会)
     India International School in Japanの14歳~18歳の生徒約100人

公開表記

 配給:キノフィルムズ/木下グループ
 2018年8月11日(土・祝)、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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