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『ドライブ・マイ・カー』第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門 レッドカーペット&公式上映

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

 主演に西島秀俊を迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』。現在開催中の第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に日本映画として唯一正式出品されている本作の、公式上映前のレッドカーペット(フランス現地時間7月11日 14:30-15:00/日本時間同日21:30-22:00頃)に濱口竜介監督、出演の三浦透子、霧島れいか、ソニア・ユアンが登場。その後、ワールドプレミアとなる公式上映(15:00/日本時間22:00)が行われた。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

 新型コロナウイルスの影響で去年は中止となり、2年ぶりの開催となったカンヌ国際映画祭。例年よりも2ヵ月遅れの7月開催ということもあり、7/11も夏日の晴天に恵まれた。そこへ、アクネ ストゥディオズのパンツスーツをスタイリッシュに身に纏うみさき役を演じた三浦透子と、花柄があしらわれたヴァレンティノの華やかなロングドレスを着用した家福音役の霧島れいかが登場。会場に詰めかけたマスコミからも、世界三大映画祭を席捲する濱口監督とその出演者の登場に歓声が上がった。初めてのカンヌ参加となる三浦、霧島も笑顔を振りまき映画祭を楽しんでいる様子。『寝ても覚めても』以来、2度目の参加となる濱口監督も報道陣に手を振りながら3年ぶりのカンヌを満喫している表情をみせた。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

 場内に入ると、満席の客席からは大きな拍手が巻き起こり、コンペティション部門に出品されている本作への注目度の高さがうかがえた。

 上映終了後、拍手喝采のスタンディングオベーション。場内が明るくなった時には多くの観客が監督、キャストたちへ称賛の声を投げかけた。この大きなカンヌの歓迎に、監督は目を潤ませ「こんなに大きな拍手を頂けて感動しています。ありがとうございます」とコメント。三浦、霧島もカンヌでしか味わえない空間を笑顔で堪能している様子をみせた。

 授賞式はフランス現地時間7月17日(土)19:25(日本時間7月18日午前2:15)から行われる。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

公式上映直後のコメント

濱口竜介監督
 こんなに大きな拍手を頂けて感動しています。ありがとうございます。初めて劇場で皆さんと観て、3時間近く一緒に旅をしているような気持ちで観ました。幸せな時間でした。この感激を日本に帰ったら、一緒に仕事させていただいた主演の西島さんや岡田さんたちキャスト、そして支えてもらったスタッフの皆さんと分かち合いたいと思います。
 皆さんが集中して観ていただけたという感覚があったので、すごく感激しました。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

三浦透子
 すばらしい劇場で、たくさんの人たちと大きな画面でこの映画を観ることができました。この映画を、この先の人生でもたくさん観るだろうけれど、この経験を超えるものは二度とないだろうなという、特別な空間で、特別な経験をすることができました。本当に幸せです、ありがとうございます。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

霧島れいか
 非常に感動しました。一生の思い出になりました。今日ここにいるべきキャストの方たちがいないのが残念ですが、いっぱい報告すべきこともできました。いい経験をさせていただき、ありがとうございました。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ©Kazuko WAKAYAMA

 登壇者:三浦透子、霧島れいか、ソニア・ユアン、濱口竜介監督

第74回カンヌ国際映画祭情報

 開催期間:7月6日(火)~7月17日(土)
 世界中から選りすぐりの映画、そして映画人が集結する世界最大級の国際映画祭。ベルリン、ヴェネチアと合わせ世界三大映画祭の一つとされる。濱口監督作品としては、商業デビュー作『寝ても覚めても』が2018年にコンペティション部門に出品されており、本作は2作品連続・3年ぶりの出品。最高賞パルムドールを競う同部門への出品は、日本映画では『ドライブ・マイ・カー』唯一となる。映画祭授賞式は現地時間7月17日(土)19:25から行われる予定。

公開表記

 配給:ビターズ・エンド
 8月20日(金)より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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