イベント・舞台挨拶

『マイ・ブロークン・マリコ』大ヒット御礼舞台挨拶

©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

 「親友の遺骨と旅に出る」という衝撃的な設定で大きな話題を呼んだ、漫画家・平庫ワカによる同名コミックを原作にした映画『マイ・ブロークン・マリコ』。その大ヒット御礼舞台挨拶が10月10日(月・祝)、都内劇場で行われ、主演の永野芽郁、そしてタナダユキ監督が登壇した。

 ブラック企業に勤める破天荒な主人公・シイノトモヨを演じた永野。映画公開から早くも1週間が過ぎたが「自分たちの想像以上にたくさんの方に届いていると実感することが多いです。お母さんは3回劇場で観てくれていますし、普段報告の来ない小学校時代の友達からもチケットの写真とともに連絡が来て『泣いた!』と言ってくれることが多かったです」と周囲の反響を実感。タナダ監督も「今までにないくらいの反響が届いていて嬉しいです」と喜んだ。

 SNS上では「原作読んだ人も読んでない人も楽しめる最高の映画」「今年ベストどころかオールタイムベストに食い込むほどの傑作」「10年分泣いた」「確かな生きる力を与えてくれる大傑作!」などの高評が並んでいる。

 SNSでの反応について「見ています! ファンの方のツイートとか見ちゃいます」とエゴサしているという永野は、「この作品を上手く言葉にするのは難しいかもしれないけれど、観てくださった皆さんが感じた思いを真っ直ぐに書いてくれている印象があって、響いているものがあると感じています」と手応えを得ていた。

 シイノの喫煙場面も話題だが、永野は「タバコを吸っているところカッコよかったでしょ?カッコよくない!?と自分でも思った」と自信をのぞかせ、タナダ監督も「本物のタバコを吸っていたわけではないけれど、カッコよかった。タバコを吸う姿が様になっていたのはシイノを表現する上で助かった要因」と永野の喫煙シーンを見どころに挙げていた。

 撮影は昨年2021年11月の冬の時期に行われた。ダッシュしたり、川に入ったりなどした永野だが「もっと過酷になると思っていたけれど、自分から湧き出るエネルギーで体が熱すぎて、寒いとかしんどいとかビックリするくらい感じず。楽しかったという印象しかありません」と熱演を報告。永野のダッシュにタナダ監督が「歩幅の広さといい、見ていて足の速い人の走り方だと思った。あっという間に遠くに行って小さくなっていく。それもカッコよかった」と感想を述べると、永野は得意顔で「動けるんです、私!」と満面の笑みを見せた。

 ラーメン、牛丼、お弁当などをシイノががっつくように食べる場面も象徴的。永野は「意識したのは上品に食べないこと。牛丼は掻っ込むけれど、自分の感情も含めて飲み込んでいくような気がした。全部を飲み込んで前進。そんなことを自分の中で意識しました」と舞台裏回想。タナダ監督が「ラーメンは本当にアツアツなのに、結構な量を箸で掴んでそのまま食べてた」と驚くと、永野は「あのラーメンは本当に美味しかった。私、猫舌じゃないです。なんでもいけちゃう!」と楽しげに話した。

 シイノがマリコを想って涙するシーンもある。永野は「泣く場面は全体的に綺麗に泣こうとは思わずに、計算せずに感情だけでグシャグシャになるまで泣くことを意識。今回は全部を解放。鼻水もヨダレも何もかも出す。それがこの映画にとっていいことだと分わかっていたので、思ったままに全部をさらけ出して楽しかったです」と大号泣の熱演を報告していた。

 最後にタナダ監督は「シイノちゃんは答えのない旅に出たけれど、答えがなくても旅に出ないよりは旅に出た方が良かった」とシイノの心境を代弁しながら「パンフレットを買わなかった後悔は買った後悔よりも大きいはず。物販係としてそれを言いに来ました!」と本作の映画パンフレットをPR。主演の永野は「皆さんのもとにこの映画が届いたときに、希望や生きる力、エネルギーになったりする作品になればいいと頑張って作りました。これからも皆さんの力で大切な人へとこの作品を繋げていってもらえたら嬉しいです」とさらなる大ヒットを願っていた。

登壇者:永野芽郁、タナダユキ監督

配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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