イベント・舞台挨拶

『LAMB/ラム』来日記念上映&トークショー

©2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

 全国公開中の映画『LAMB/ラム』のヴァルディミール・ヨハンソン監督が、日本での大ヒットを受けて緊急初来日した!
 本作は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を“アダ”と名付け、育てていく禁断のネイチャー・スリラー。『ミッドサマー』『MEN 同じ顔の男たち』などを手掛け、話題作を次々と世に送り出す気鋭の映画スタジオ「A24」が北米配給権を獲得した衝撃作だ。
 その形容しづらい極めて独創的な作風にSNS上では各人各様の感想が飛び交い、宣伝キャラクター“アダちゃん”人気も相まって、なんと全国36館でのスタートながら公開から20日目に興収1億円を突破、11月28日時点では1億4千万円越えを記録するなど、公開から3ヵ月以上が経った現在も全国各地でロングラン上映中。
 ヨハンソン監督は11月28日(月)に新宿ピカデリーで開催された来日記念上映&トークショーへ出演し、本編上映後にQ&A付きのトークショーを実施した。

 本作は2021年のカンヌ国際映画祭で上映され、ある視点部門の<プライズ・オブ・オリジナリティ賞>を受賞し話題が沸騰。日本でも今年9月23日より公開し、たった36館からのスタートで、今や興行収入は1.4億円を記録し、大ヒット。この度、かねてより来日を切望していたヴァルディミール・ヨハンソン監督の来日が実現し、記念上映&トークショーが行われた。
 本作のアイコンである“羊から産まれた羊ではない存在”アダちゃんを抱いて登場した監督。まずは「映画を観てくださってありがとうございます。心から嬉しく思います」と挨拶。今回が初めての来日だと言う監督は、「娘と一緒に来て、いろいろな所に足を運んで楽しんでいます。早くもまた来日したいと思っています」と早くも次回の来日を希望していること明かしつつ、今朝訪れた浅草について「たくさん人がいるけれど穏やかで平和な感じがしましたね」と印象を語った。また、好きな日本の作品について「たくさんありますが、ジブリや黒澤監督の作品。あとは、『裸の島』(1960)がとても好きで、最近も新藤兼人監督の『鬼婆』(1964)を観たところでした」とコメント。


 続いて本題の『LAMB/ラム』に関するトークへ。先ずは映画の着想について「長編を作りたい気持ちが元々あり、自分にインスピレーションを与えてくれるようなビジュアルを集めることから着手しました。絵画やドローイング等を集めたムードブックを作るところから始め、自分でも絵を描いていく中で、アダが出来上がりました。プロデューサーがショーン(脚本家)を紹介してくれて、彼にムードブックを見せたら気に入ってもらえて、そこから1週間に1度のミーティングを重ね、どのような映画にしていくかを話し合っていきました」と語った。また、本作のもう一人の主人公と言っても過言ではないアダについては「実は初稿ではアダの台詞が少しありました。しかし、猫や犬そして羊など他の動物が出てくる中で、観客が“動物たちは何を考えているのだろう”とそれぞれで解釈できたほうが良いと思ったんです」と明かした。


 さらに、映画を観終えたばかりの観客からの質問に監督が答える、Q&Aコーナーも実施。映画のラストに関する疑問や、解釈についてへの質問には「観客の方それぞれの解釈に委ねたい」としながらも、「私は本作をホラーというよりシュールなファミリー・ドラマだと思っています。世の中には血の繋がりではないさまざまな家族の形がありますが、皆さんもぜひそれについて考えていただけたら嬉しいです」と話した。
 最後に、日本のファンへ向けて「今日は来てくださってありがとうございました。多くの方に観ていただけて大変嬉しく思います」とメッセージで締めくくった。

ヴァルディミール・ヨハンソン(監督・脚本)プロフィール

 1978年、アイスランド北部生まれ。
 『父親たちの星条旗』(06)、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2(12)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)、『トゥモロー・ウォー』(21)等、数々の映画やテレビ・シリーズで美術、特殊効果、技術部門を担当し、20年以上にわたりアイスランド映画界で活躍している。
 2013年から2015年にかけては、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォ科学技術大学で開講されたタル・ベーラ監督による映画製作の博士課程に在籍、ティルダ・スウィントン、ガス・ヴァン・サント、カルロス・レイガダス、アピチャッポン・ウィーラセタクンらの指導を受け、在学中に本作の構想に着手した。
 初の長編映画である『LAMB/ラム』で第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門「Prize of Originality」を受賞した。その他監督作としては短編映画『Harmsaga(原題)』(08)、『Dawn(原題)』(12)などがある。2022年5月には米大手エージェンシーCAAとの契約締結を発表するなど、今後世界での活躍が最も期待される新鋭監督の一人。

公開表記

 配給:クロックワークス
 大ヒット公開中!

(オフィシャル素材提供)

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