『フラッグ・デイ　父を想う日』

イントロダクション

　アカデミー賞®に２度輝いた名優ショーン・ペン監督最新作『フラッグ・デイ　父を想う日』が、12月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開となる。
　本作は、大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話を映画化。『ミスティック・リバー』などで主演俳優としてアカデミー賞®を２度受賞し、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞２部門にノミネートされたショーン・ペンが、原作となる回顧録と脚本に惚れこみ構想15年をかけて監督・主演を果たした。ショーンが演じるジョンの娘ジェニファーには彼の実娘であるディラン・ペン。父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意したという。
　温かく正しいものだけが家族の絆ではなく、問題を抱えた不完全な人間を愛することができる美しさでもあると、観る者の心を激しく揺さぶる真実の物語。

ストーリー

　1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン（ショーン・ペン）が、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファー（ディラン・ペン）という娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく──「私は父が大好き」。
　史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか？　父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは？　ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていく──。

　（原題：FLAG DAY、2021年、アメリカ、上映時間：112分、PG-12）