イベント・舞台挨拶

『Sin Clock』公開直前イベント

©2022映画「Sin Clock」製作委員会

 どん底の人生を生きるタクシードライバーたちが思いもよらぬ《偶然の連鎖》に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の《人生逆転計画》へ挑む様をスリリングに描き出す、《予測不能》の犯罪活劇・映画『Sin Clock』が、2月10日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。このたび、『Sin Clock』が18年ぶりの邦画長編単独主演作となった窪塚洋介と、本作で商業映画デビューを果たす牧 賢治監督が登壇する公開直前イベントが1月24日(火)に実施された。《どん底》エピソードや、《想定外の偶然》についての質問では思わぬ答えが飛び出し、さらには予測不能のサプライズ・プレゼントも……!?

 社会からも家族からも見放され、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジを演じた窪塚。大寒波が襲う中でのイベント実施となったが、会場には多数の報道陣が詰めかけた。

 この光景を前に窪塚は「マスコミの方々がこんなに来てくれたことに対して嬉しくて……トイレの中で少し泣きました」とジョークを交えて嬉しそうに挨拶。邦画長編映画単独主演は、映画『同じ月を見ている』(2005年)以来18年ぶりとなるが「18年ぶりの単独主演と言われるけれど、この物語はシンジを含めたズッコケ3人組の話。坂口涼太郎君と葵揚君という後輩俳優に助けられて作った映画です」と才能ある共演陣にリスペクトを伝えていた。

 牧監督直々のオファーで主演を快諾したという窪塚は「彼の経歴を知らずに脚本を読んで、本当に面白くてワクワクドキドキした。最後の『そうなるんかい!』というオチも含めて、一緒にやってみたいと思った。快諾の方向で返事をさせていただきました」と出演の経緯を回想。5年ほど企画を温めていたという牧監督は俳優・窪塚洋介について「ニュートラルな状態から一気に5速まで上げられるふり幅の大きな俳優さん。劇中では、常識を持ち合わせつつもどこかバランスを崩して極論を走るさまはまさにシンジでした」と魅力と共に太鼓判を押していた。

 主人公たちが思いもよらぬ〈偶然の連鎖〉に翻弄される内容にちなんで、最近経験した〈想定外の偶然〉を聞かれた窪塚は「まさに今日です」と言い、「実は長男・愛流が出演する映画『少女は卒業しない』のイベントが今日あって……。まさにシンクロニシティだと思う」と親子同日イベント実施という奇遇なスケジュールにビックリ。ちなみに牧監督は『少女は卒業しない』の監督である中川 駿とは知らぬ仲ではなく、また牧監督は窪塚の知人とも偶然知り合いだそうで、窪塚は「広い世界、狭い世間。この映画の撮影中にもいろいろな偶然があって、それを語ろうとすると2時間くらいかかる。でも今日は寒波なのでやめておきますね」と笑わせつつも、運命的必然を噛みしめていた。

 また窪塚は、どん底の人生からの一発逆転を目指す主人公たちにちなみ、どん底から這い上がった経験を聞かれると「ご存知の方もいるかもしれませんが、僕はかつて某マンションから落っこちてしまったことがあって、その瞬間は絶望的でした」と告白しつつ「復活までの過程にあった感情や、それまでにまとっていた空気感や目の色などとはもう向き合いたくないし、体験もしたくなかった。でもそれらの経験がこの作品でシンジを演じるにあたって、とても役立った」と自身の過去と向き合ったことで俳優としての新たなフェーズに突入したと自負していた。

 さらに2人へのサプライズ・プレゼントとして、絵画強奪計画の際に登場する3億円が入ったケースを彷彿とさせるアタッシェケースが登場。二人がケースの蓋を開けてみると、なんと中には、本作のもう一つの顔であるタクシーにちなみ、3億円ならぬ《大量のタクシー・クーポン券》がぎっしり。驚く窪塚と監督だったが、想定外のサプライズに困惑した様子。すると、「もっと大きいリアクションのほうがいいよね」と、まさかの窪塚自らサプライズ2テイク目を決行! 二人でケースの蓋を開け直し、「えー! タクチケ!?」と目を見開きながら驚くという最高のリアクションを見せ、場内は笑いに包まれた。「監督と二人で山分けして大阪までタクシーで帰りたい」と、思わぬプレゼントに喜ぶ窪塚だった。

 最後に牧監督は「今までにないタイプの映画を作りたかった。アクション、サスペンス、音楽までもが一体になった新時代のサスペンス・ノワールです。窪塚さんの代表作になればいいという気持ちで魂を込めて作りました」と商業デビュー作に込めた思いを熱弁。主演の窪塚は「音楽と我々の芝居、そして関西スタッフによるオール関西ロケという特殊性も含めてとても楽しい現場でした。その楽しさが作品に集約されているので、ぜひ映画館で観ていただき、知らない人たちと作品を共有して楽しんでほしいです」と胸を張ってアピールしていた。

 登壇者:窪塚洋介、牧 賢治監督

公開表記

配給:アスミック・エース
2023年2月10日(金) 新宿ピカデリー他 公開

(オフィシャル素材提供)

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